「地球の影」です。
本当はインチキかもしれませんが・・・
月食の各過程の写真を並べると月が横切った「地球の影」が浮かび上がります。
画面の右から左にかけて、地球の影の真ん中を月が動いていきました。
最後まで撮れれば対称でもっと美しかったんですが・・。
(月の位置は雑誌から確認したおおよそです。こんなもんでしょう。)
頭では判っていても、やはり不思議な思いに駆られますね・・。
この時、月面から太陽を見ると、
地球による皆既日食が起こっているわけですねー。
「地球の影」(本影)は、上記のように月の直径の3倍位あるのに、
「月の影」(本影)は本当に小さいのですね。
右は99年のヨーロッパ皆既日食の時に、
ミールから撮られた「月の影」です。
この影の中ではまさに皆既日食が起こっているのですが、
月から見える「地球食」は、
青い「満地球」の中を黒い丸い月の影が
数時間かけて動いていくのでしょうね・・・。
ちなみにこの月食の日、月面の晴れの海あたり見られた
地球による皆既日食は、太陽に対して地球が大きすぎて
きっと外部コロナしか見えなかったのでしょうね。
でも地球のフチが真っ赤に見えるのかな?
地球で美しい皆既日食や金環日食が見られるのは、
まさに奇跡のような太陽と月の見かけの大きさの
微妙な差のなせる技です。まさに神業。