The space stays the same, but we make it unique.
リフォーム専門店 有限会社スペースアート
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Case1-57
『異素材で仕切るホスピタルルーム』
マンション工事

ガラスとファブリック
硬くて冷たいが透明で抜けのある素材。
柔らかいがしっかり視線を遮ってくれる素材。
ふたつの異なる素材で空間を仕切ると、こんなにも大らかな包容力があり、柔軟な住まいになる。
施主は、1ヶ月の入院生活でカーテン間仕切りによる病室の心地よさを覚えた。
座位の低いチェアは身体に負担がかかるからと、ソファやダイニングセットは置かない。
その代わりスタンディングデスクとハイチェアの組み合わせ。
キャスターによる手軽な家具の水平移動が、シーンごとに空間を様変わりさせる。
病床で閃いた施主のアイディアを具現化させた。




「美しい食事」と「心地よい眠り」と「清潔な水回り」
使い勝手の良いオープンキッチンとホテルのような癒しのベッドルーム。
そして、清々しいバスルーム。
食べる、眠る、清潔にする。これらが気持ちよく行えると生活の質も向上する。
HealthではなくWellness
「ただ健康なだけの身体に戻りたいのではないんです。
暮らしの質を健全に向上させることで、生き生きと輝くライフスタイルを実現したい」
美しさとともに、精神面でも前向きになれる機能性的な設計を心掛け、病床で学んだという施主の意識を具現化させた。
その人らしい居住空間は、そこで生きる人を支えるものだから。

オープンクローゼット
オープンクローゼット前には、天井までの高さがあるミラーを設置し、広さを増幅させる効果を狙った。
エントランスホールのカーテンを延長し玄関ドアを隠すことで、遮音性と保温性を高め、土井時にシームレスに繋がる空間の連続性を演出。
玄関ドアを開けると室内に設けたガラス窓から視線が抜ける仕掛け。

目指したのは、ホテルライクな美しさと病院のような機能性
水周りもドアの代わりにカーテンで仕切ることでフレキシビリティを持たせた。
洗濯機やストックはベネシアンブラインドの向こう側。
オープンスタイルの手洗いカウンター
人間工学に基づき、施主が腰を曲げないよう高さを1mとかなり高めに設置した。
鏡はホテルのようにアームミラーとしたため顔まわりの確認に使い勝手が良い。

照明計画
天井にあえて照明を設けず、床置きスタンドやブラケット照明でメリハリのある光と影を演出。
ホテルのような上質感とリラックス感を生み出すには、照明により明暗の使い分けは不可欠。

Before & After


完成ビデオ
芦屋市K様宅 リノベーションデータ
項目 | 内容 |
---|---|
物件形態 | 中古マンション全面改装工事 |
工事面積 | 60㎡ |
工事期間 | 30日 |
主な工事内容 | 解体工事、間取変更工事、水回り設備変更工事、内装仕上げ工事 |
備考 | カーテン、ブラインド、家具小物は施主手配 |