Case USA

米海軍横須賀基地訓練施設FORM編

Case-y-1-1
今回は弊社が改修した後の断熱FORM工事を他社に依頼したようですが、短期間でペンキがはがれてFORMがむき出しになり雨漏りもするので、雨漏りの修理と弾性があるペンキで前回我々が見積もったFORMの素材でペンキが簡単間単にはがれないように改修して欲しいとの依頼が来ました。
Case-y-1-2
こちらは今回の改修物件ではなくシューティングレンジという施設で、ショットガンの訓練をよくしています。1回2時間の訓練で3800発ほど撃ちます。一度入れてもらいましたが、ヘッドホンしていても凄い音でした。
Case-y-1-4
これが今まで弊社が改修していたFPSSです。汚くなっていますね~。
Case-y-1-5
ペンキははがれて下地のFORMが見えています。これを全部綺麗にはがしてとなると結構手間と時間がかかる工事です。
Case-y-1-6
早速屋上に上がって工事の打ち合わせです。錆びている所や傷んでいる所がかなり有りましたので、結構な量の工事になりそうです。手摺は新しい物を製作して、グレーチングは新品に取替えて、防水ドア、階段等は溶接修理することになりました。
Case-y-1-7
現場では訓練のない日でも訓練指揮官か交代でエリアの管理に来ています。今回のチーフは日産GTRがお気に入りのようです。なかながお洒落にモディファイしていました。
Case-y-1-8
基地内のレストランでランチをしながら着工前の最終確認をしました。ちなみに、基地内での支払いは全てドルで、税金は掛かりません。基地内のスーパーマーケットには日本で売っていないものが沢山有ります。
Case-y-1-9
私が頂いたのはチキンラップ。いつも思いますがでか過ぎです。
Case-y-1-10
工事初日の足場設置。基地内の出入りは厳しくてIDがないとは入れません。パスポートが有ればOKなんですが、職人さんは殆ど持っていませんので、住民票と免許書で手続きをします。
Case-y-1-11
足場設置と同時に屋上手摺、グレーチング解体。ご覧のように海の側なので結構錆びが来ています。
Case-y-1-12 Case-y-1-14
外壁FORMのはがし作業とドア周りの防水工事。
基地内は安全と環境基準意識が高く、基準は毎年見直されています。という訳で、入り口上部に落下防止安全ボードを設置。
Case-y-1-13
足場が殆ど完成です。
Case-y-1-15
飛散防止用メッシュネット。
Case-y-1-16
FORMはがし。
Case-y-1-19
天井はグレーチングを設置するために吹き付けたFORMを平らに削っています。
Case-y-1-17 Case-y-1-18
内部ドア新設工事。バリアフリーにするためドア枠は三方のみで溶接固定です。渡りのコンテナ接合部分は鉄板で溶接する事でフラットに。
新しく製作した手摺の取り付け。
Case-y-1-20
環境問題で油性塗料は使用禁止なので水性でアメリカ製のElastmericコートを2度塗り。 このコーティングは防水で、弾性が有り、厚みも有るので小さな穴も塞ぎ今回の軍の要望には最適です。 その上に同じくアメリカ製のDTMアクリルペンキを塗りました。 日本のいろんなメーカーを当たりましたが同じような性質の物はなかったです。これで割れることもなく水も浸入しないでしょう。
Case-y-1-21
Elastmericを塗装しています。
最終のグレーチングを取り付けて完成です。 今までグレーチングはピンポイント溶接をしていましたが、火花でFORMが燃えるといけないので、今回はクリップ止めにしました。
Case-y-1-23
グレーチング完成です。
Case-y-1-25
綺麗に仕上がりました。周りには訓練で滑らないようにノンスキッドペンキを塗っています。これで断熱もばっちりです。米軍のウォークスルー(立会い検査)も問題なく完了しました。
Case-y-1-26
エアコンが寿命なので、エアコン取替え工事を来年春に予定しています。

 

前のページに戻る

 

contents-bar

spaceartlogo