ブリロン内部配線のオーグライン化

オーグラインSPを内部配線に使ってみました。


私のブリロンの内部配線は、極太のテフロン銀メッキ線に交換してあります。ただ、どうも最重低音の空気を揺さぶるような豊かさが足りないことが気になっており、もともとコンパクトスピーカだから仕方がない・・と諦めていました。

スピーカケーブルは既にオーグラインSP(StageⅡ)にしてありますが、内部配線にもオーグラインSPを使えば改善されるかも・・とは以前から思っていました。


しかし、使用している1.8mmのテフロン銀メッキ線が極端に硬いケーブルで、2年前に交換作業を実施した時には危うくコーン紙に穴を開けそうになったり、スピーカターミナルを壊しそうになったりしたため、なるべく現状から動かしたくないという意識があり、これまで実施していませんでした。
11月に入ってからようやく意を決して内部配線材の交換に踏み切りました。

右の写真はツイータを外したところです。ツイストしてある配線がとても硬く、ツイータを上から押し付けるようにして取り付けていました。フレームやターミナルにテンションがかかった状態になっていました。




取り外した1.8mmテフロン銀メッキ線(手前側)と、切り出したオーグラインSPを並べて見ました。コンデンサを直列に入れた側がツィータ用で、オーグラインSPをシングルで使います。ウーハー側は二本を束ねてStageⅡにします。オーグラインSPはこれでピッタリ1mです。左右でちょうど2m使用しました。

ネットワークコンデンサはKP1832ですが、今回新たにNSFも追加しました。



スピーカターミナル部の配線の様子です。オーグラインSPが柔らかいため非常に楽に配線できました。はんだはいつもと同じワコーテクニカルの無鉛銀半田SR−4Nを使用しました。こういう太いターミナルに配線を巻きつけるように半田付けする場合は100W程度の大きな半田ごてが必要です。特に銀半田は融点が高いので、しっかり暖める必要があります。






2本束ねてStageⅡにしたオーグラインSPを、10cmウーハーの端子に配線した様子です。





試聴

音の出方がまるで変わりました。替えた直後は、「解像度は高いが各楽器間がバラバラで繋がらない感じ・・」だったのですが、エージングを続けるうちに空間密度がぐんぐん高くなっていきました。約1週間のエージングを経てようやく落ち着きました。

以前の1.8mmテフロン銀メッキ線との比較で書きますが・・・

*高音から低音まで大変なレンジの拡大が感じられる。特に重低音はこれまでに聞こえなかった(感じなかった)、空気を揺さぶるような振動が出るようになり、期待通り豊かさが出ました。
とても10cmウーハーの音とは思えません。

*ボーカルがぐんと前に来ました。以前はステージが2個のスピーカの奥に広がる感じだったのですが、現在はスピーカのかなり手前からステージが始まる感じです。その分、包まれるような空気感が拡大し、広大な音楽エリアを感じることができます。

*さらに焦点がしっかりし、各楽器の位置やボーカルの位置が3次元的に眼前に広がります。

*ボーカルの口の位置が以前より低くなりました。


スピーカケーブルをオーグラインSPに替えた時もかなりよくなりましたが、それ以上の効果がありました。