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冬のオコタンベ湖上を歩いてみたい!

この冬に、樽前山・紋別岳・魚岳・白老岳・多峰古峰山と登り、これで今年の冬山も終わったと思っていましたが、体がいうことを聞いてくれません。
そろそろ雪崩の時期ですが、小魚岳(国土地理院の地図上は「山」になっています。)が・・・・・と思い下見がてら湖上を散歩してきました。
前日の天気予報では、下り坂で湖上を散歩するには不向きとのことでした。


ゆっくりとした朝を迎えると、晴天です。衛星の気象画像を見ても夕方頃に雲がかかるものと判断しましたが、全く支度をしていませんでした。結局自宅を出たのが昼近くになってしまいましたが、行動開始 です。  010318

  オコタンペ湖に入るのには、道々453号のオコタン分岐からですが、冬の間はゲートで通行止めとなっています。車はゲート前と支笏側の駐車場それに除雪した自転車道に乗り上げて、合計7台止めてありました。
  この辺に止めてある持ち主は、必ずしもオコタンペ湖を目的に行動しているわけでは有りません。ここからは、魚林道尾根経由・オコタンペ湖経由・オコタン分岐から尾根経由の魚岳、北尾根からの恵庭岳、オコタン経由の小魚岳・フレ岳・丹鳴岳、オコタンペ湖上散策などがあり、週末は混み合っているようです。
  これが自分の足を使ったもので有ればいいのですが、オコタンペ湖を中心とした周辺は、自然環境を保護するためスノーモービルの規制がなされているのにも関わらず、いたる所にスノーモービルの痕跡があり、残念に思いました。
右上の写真ですが、春先の暖かい午後になると、雪崩の前兆が現れてきます。表層の雪に木々に積もっていた雪が落ち、傾斜角の強い所では拳大や頭大の固まりが連続して転がり落ちてきます。やがて表層雪崩と成っていきます。道路際でも気を付けて下さい。
湖畔への降り口は、展望台の駐車場の所と、展望台を過ぎ概ね左45°に曲がる所から下りるのが適当のようでした。ここがスノーモービルの降り口となっていました。


  湖上に下りると、午後からの行動もあって雪は腐っていました。シールが幾分水分を吸って重くなっていました。登るには午前の早い時間からですね。
  オコタンペ湖には、島があります。岩の重なり合った島に、細い木々がしがみついていました。左上の写真は、その島を挟んでの恵庭岳です。
展望台の対岸には、数本の川がありますが、夏の流れとは違い細々と流れているだけでした。河口の付近の氷上に乗ってもビクともしないくらいの氷の厚さです。
右の写真は、今回下見の目標としていた小魚岳です。見る限りは、楽に登らせてくれそうにも有りませんでした。でも、楽しみです。