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空き缶と牛乳パックでご飯を炊いてみよう!

説明: 缶炊事.jpg

 

 空缶2つで、コンロと釜を作ります。お父さんやお母さんが飲んだ350mlのビール缶でできますよ。もちろん、発泡酒の缶でもできます。
 まず、二つの空き缶の蓋部分を缶きりで取ります。コンロの缶に太めの釘や目打ち等で空気穴を開け、カッターやナイフで炊き口を開けます。
 無風であれば、牛乳パック2枚で25分ほどで、0.8合の米が炊きあがります。ただし、煙が出ますので、屋外で試してみましょう。
 冒険家なのであえて、米1合(カップ1杯)+水200cc(カップ1杯)で炊いてみました。合計カップ2杯なので400ccなので、350mlのビール缶に入らないはずなのですが、入るのが不思議です。
 洗った米と水を缶に入れて、30分ほど浸水させ、乾燥した牛乳パックを折り線に沿って縦に4等分し、短い方向で約1cm幅で全てを切ると、いよいよ炊飯ですすが、この牛乳パックの燃やし方には少々の頭を使った方がいいかも知れません。たとえば、一度に連続して多くを燃やすと燃料の不足と焦げつきが起こります。一番いいのは、パック片を少々ねじり(空気の通り道を作る。)、数枚づつ炎を見ながら燃やすことですね。蓋には、新聞紙1/4を畳んで濡らすか、アルミホイルを二重にして使います。
 1合の米は、ゆっくり炊いて炊飯25分、蒸らし10分で完ぺきにできました。大きめのご飯茶わんに大もりと美味しいお焦げが少々できました。慌てづに炊飯することがコツのように思えます。パック片は、1/5残りました。
 水加減ですが、容量比で同量の水が基本です。災害現場で、重量を量れませんので、概ねの米を小さめの器に入れ、それと同量の水で炊くことでOKです。それほど神経を使わなくても、ゆっくり炊くことで、自然が調整してくれるように思えます。
 今回の1合炊きでは、上から2cmほど下に水位があったと思います。水量は、試してみるのが一番ですね。
 食べてみましたが、普通に炊けていて美味しく出来上がっていました。1回目でOKでした。この炊飯は、子どもと楽しめるのですが、パック片をくべるときにお釜を落とさないように注意をして下さい。炊きあがったら、子どもも大人も喜べますよ。
 これは、災害現場だけではなく、キャンプのイベントでも使えるように思えます。ぜひ、試してみて下さい!
 写真は、1合炊飯の結果です。