★入選報告 2002/07/14
入選報告の四人目は、三浦明博さん。
「第48回江戸川乱歩賞」を受賞です。
●三浦明博さんの受賞の言葉
2年前、初めて乱歩賞の最終選考に残り、落選し、呆然とネット上を放浪していた頃、和田さんのサイトを知ったのでした。
早速メールさせてもらいましたが、驚いたことに返信をいただきその激励に感激したことを憶えています。
受賞から1カ月が過ぎましたが、いまだにどこか他人事のような目で見ているもう一人の自分がいます。
編集の仕事に携わる方々の、出版にかける真摯な姿勢を目の当たりにし、なんだか体の底から「良い小説を書きたい」という気持ちが沸き上がってくるのを感じます。
私は42歳での受賞でした。
このサイトを見ておられる皆さん、遅すぎることなんてありません。
この年でも新人として入ってゆける、懐の深い場所。それが小説の世界だと思います。
厳しい荒波にもまれ、ほんのわずかずつでも腕を上げながら、読者が手に取ってくれるような小説を書いていきたいと願っています。
○和田曜介のコメントです。
三浦明博さん、おめでとうございます!
ある意味、日本で最高の新人賞です。
今後のご活躍を期待しています。
そして、三浦さんの言葉にもあるように、年齢に関係なく、実力と行動力があればデビューのチャンスが用意されている、そういう世界です。
みなさんも、是非、あとに続いてほしいと思います。