風の松原を歩く これまでの足跡 05年3月

最終更新 2005/4/1

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05/3/30(水)
 このところ悪天候が続いていて、50番地点方向へ行きたいのだが、道路がぬかるんでいて、行けない。そこで今朝も55番地点から健康のみちNo.1に入ったところで吹雪になってきた。
 休養広場では入口にチップが敷かれ、案内板も完成したようだ。案内板は内側の枠の幅が6センチずつだったのだが、今日測ってみたら、横枠が両側とも1センチづつ削られていた。そのため横は文字が見えるようになったが上下の枠は削ることが出来なかったらしく、図面の方を上に上げて対応したようで文字が読めるようになった。(31日にNo.1地点の案内図を確かめたところ、ここも同様に横枠が1センチずつ削られていた)

写真1 枠木なしに木材チップをなぜ敷いたのだろうか? 写真2 横枠を削って文字は読めるようになった

 前回の書き込みで休養広場あづまやに座れる人が少ないと書いたが、その理由を書こう。あづまや内部は下の写真のようになっている。これで4人しか座れないということが分かったと思う。テーブルは横幅(南北)が150センチ、奥行き(東西)が120センチである。そのため横に座る場所を作れなかったのではないだろうか。

写真3 あづまや内部には丸太で作ったイスが4個  写真4 あづまやのテーブルが広すぎる?

 このあと30番地点からいこいの広場に戻ってきたが、途中で除伐された切り株があった(写真5)。これは昨年9月の台風で折れた木の切り株だろう。このような砕け方をするのだから、台風のエネルギーはものすごい。いこいの広場にもどってあずまやの写真を撮した(写真6)。休養広場のあずまやもテーブルの大きさやイスの作りはこんな形でよかったのではないか。

写真5 昨年9月の台風で倒されたクロマツの切り株 写真6 いこいの広場中央にある小さい方のあずまや

05/3/27(日)
 昨日はWebページに時間を要し、更新が深夜になってしまったので、今日は昨日Webページを作りながら疑問に感じたことを幾つか挙げるにとどめたい。

 一つ目は、No.1地点からNo.2地点に向かう途中で土盛りした場所があるが(同じような場所はNo.6〜No.2間にもあった)、土盛りする必要があったのか? 今日既に写真1のように土盛りが崩れ始めている箇所があった。他の場所も平坦ではないのだから、地面の高さに合わせて作ればよいのであって、土盛りして同じ高さにする必要はなかったのではないか。この土盛りした場所に、芝生を貼り付けるか、他の方法で砂が崩れないような対策を講じておいた方がよいと思う。

 二つ目は休養広場のあづまやだ。高架式にしているが、展望が開ける高さでも、場所でもない。今日、中に入ってみたが、広いテーブルがあるのに、写真2のように4人しか座れない。円い柱ではなく、四方または二方に長いすをつけてあれば、8人くらいは座れるのだが、これでは難しい。写真3の、以前からある長いすの場合、午前10時頃には7〜8人が座って談笑していることが多いのだが、新しいあづまやの場合は、屋根があるので、夏分には休憩したい人がたくさん出ると思う。これからでもテーブルの南側と北側にベンチを取り付けてはどうだろうか。今日はテーブルの大きさを測らなかったが、もう少し小さいテーブルでも良かったのではないか。

写真1 土盛りの崩れが始まっている。 写真2 あづまやの内部にはこのようなイスが東西に2本ずつ
写真3 休養広場に以前からある長いす
この方が多くの人が座れる
写真4 No.4地点の距離標識は砂に建てているだけ
ここは、来年度以降整備される予定があるからだろう

05/3/26(土)
 昨日今日と天気予報通りの雪。昨日は別な会合もあって始めから予定を組んでいなかったが、今朝は出かけるつもりで朝起きたら、西から北に掛けての空が真っ黒。まもなく吹雪になった。3月下旬のこんな天候は珍しい。
 それでも10時半頃にはおさまってきたので風の松原に出かけた。
 いこいの広場入口(大森神社入口)は掲示板にも変化がなかったので、陸上競技場側入口から入る。こちらでは入口の掲示板から工事についてのお知らせの紙2枚と工事の立て看板2枚が消えている(写真1)(1月20日の写真1と比べていただきたい)。
 そこで新設散策路を歩いてみた。敷いたチップがふかふかと柔らかく、じゅうたんの上を歩いているような感じだ。

写真1 陸上競技場側入口
(昨日朝までは工事中の白い立て看板があった)
写真2 「健康づくりのみち No.1地点」
ここの掲示板にも案内図が入っている。しかしなんか変だ。
写真3 No.1地点の案内板

 この案内板で、△印の距離標識が7箇所あることが解り、一昨日(24日)感じた「なぜNo.7まであるの?」という疑問は解消したが、逆に「なぜNo.4があるのか」という疑問が生じた。また、案内図が掲示板の枠よりも大きく、そのため左側の文字が枠の中に隠れて見えない。これは発注側のミスか、それとも単なるカンバン制作側のミスか。

写真4 No.1地点からNo.2地点方向を見る。
360mもあるので途中までしか見えない。
写真5 写真4から1分後  道幅は3m
写真6 写真5から40秒後 ここは土盛りをしている 写真7 写真6から2分後 ようやくNo.2が見えてきた

 No.2地点までは約4分。ふかふかしているため、普通の道を歩くよりも時間がかかる。

写真8 No.2地点からNo.1方面を振り返って見る
No.2からNo.6方面に進む道路(左折)との違いがハッキリ分かる
No.3地点までは380m、No.6地点までは230m。
写真9 No.3地点が見えてきた。ここでも歩道と、
標識場所のチップの色の違いがハッキリ分かる。
写真10 No.3地点で直角に曲がり、No.4地点に向かう 写真11 No.4地点には距離標識があるだけ。

 なぜNo.4地点があるのか、理解に苦しむ。No.5地点までは20mなのだ。ここから私が作成した「散歩コース略図」のF地点に向かう小径があり、来年度以降、そちらに向かう散策路が作られるのであれば理解できるが、17年度から19年度までの計画や、完成予想図などが示されていないので、よく分からない。

写真12 No.5の距離標識は休養広場前のここに立っている 写真13 休養広場のあづまや 掲示板にはまだ案内図がない

 距離標識では「No.6まで560m」と「No.4まで20m」と書かれている。 あづまやは完成しているが、案内図はまだ入っていない。もしかしたら一度はめてみたものの作り直しとなったのか?
 No.1地点の案内図では一周1800mと表示されているものの、木材チップを敷き詰めた道路で一周できるわけではない。No.5からNo.7まではこれまでのままだ。

写真14 休養広場の向かいには台風で倒れた
クロマツがまだそのままになっている
写真15 これまでの道路は工事車両が走っているため
まだぬかるんだままだ。作業で傷ついたクロマツも痛々しい。

 写真14は、9月に倒れたクロマツだ。このままでは見苦しいのだが、今回の工事側ではないためか、それとも松くい虫被害木ではないためか、今回は伐採されていない。お役所仕事の見本のように取り残されてしまった。松くい虫被害木の除伐は5月末日まで続くはずだから、切り倒してほしい。 写真15は作業用重機や雪上車などによって幹が傷ついた箇所が目立つのだが、このままにしておいても大丈夫なのだろうか。
 No.5〜No.7の区間は作業用のトラックが走るためチップ歩道にできないのかもしれないが、ここは道幅が広いのだから、東側に2m幅の歩道を作ることは可能ではないか。

写真16 ぬかるみの道を越えてようやくNo.6まできた。しかし、
標識はNo.7方面から見えるようになっていてこちらからは読めない
写真17 No.6地点からN0.2地点まで230m。道幅はここだけ2m。
この部分はチップが接着剤か何かで固定されている。

 ここまで来て、路面に手で触ってみて始めてNo.1からの3m道路との違いが分かった。路面が接着剤か何かで固定されているので、ふかふかではなく、アスファルトの上を歩いているような感じだ。これだったら西風に吹かれても飛び散る心配がない。車いすでも動きやすい。No.1〜No.3を歩いている時に、風で飛ばされる心配や、車イスでおばあさんを連れてくるのは難しいと感じていたが、この部分だったら車イスでおばあさんを連れてきてクロマツ林を見せることも可能だ。

 どのようなルートでここまで連れてくるか? 陸上競技場脇入口から入ることは可能だが、老人の場合は、大森神社鳥居から入っていこいの広場のあずまや付近や、その近くの池の付近で休んでいる人たちが多い。
 いこいの広場側から新散策路に入ることは可能だろうか。そこで、いこいの広場側に行ってみた。ところがいこいの広場前の掲示板はこれまでのままだし、「健康づくりのみち」に関する案内板や案内標識は一つもない。工事を始める時には大森神社入口に大きな看板を作ったのだが、今日はその看板も撤去されている。大森神社境内から入る道からNo.3地点に向かう道にも案内標識はない。この道が一番近道だが、狭くて坂が急で、車イスで入るのは無理。トリムランニングコース1400m地点から真っ直ぐにNo.2地点に行く小径もあるのだが、あそこの坂も車いすで上らせるのは容易ではないし、案内板も誘導標識も何もない。やはり陸上競技場脇から入るしかないのか。


05/3/24(水)
 熱中していた仕事?があって、このページを更新できなかったが、一段落したので更新を再開。以前の分(3/22日分)も作ってしまおう。

 ところで、今日は6時半に陸上競技場前から入った。入口に案内図が一つ増えていた。あと100mといった標識も何箇所か増えていたが、まだ全部が完成している様子ではなかった。新しい掲示板は0番地点のほか、A地点と休養広場にも掲示板が出来ているのだか、まだ案内図は入っていなかった。工事は25日で終了するはずだから、明日の朝にはA、B、C、休養広場、40番、42番に新標識が取り付けられるだろう。

陸上競技場付近入口に立った案内図 58番地点 「健康づくりのみち まで400m」の標識
55番地点付近三叉路 真ん中に「あと100m」の標識 A地点 ここが「健康づくりの道 NO.1」

 A地点から右に360m進むとNO.2に出ると標識に書いてあるが、NO.2とはB地点のこと。42番地点の新標識には「健康づくりのみちNO.7  NO.1まで70m」と書かれていた。私の予想では6箇所だと思ったが、もう一箇所はどこ? 40番地点の新標識には「健康づくりのみちNO.6 NO.2まで230m」とあるからNO.2とはB地点のこと。「NO.5まで560m NO.7まで190m」ともあるからNO.5とは休養広場のことだろう。休養広場前にはまだ標識はなかった。

これが、陸上競技場側入口に新たに作られた案内図

 森林セラピー(森林療法)とは、森の中を散策して、木もれ日をあび、風のざわめきや森の移ろい、香りを感じることにより、心身をリフレッシュしたり、リハビリテーションに役立てようというものです。
 区域内の歩道は、森林療法の理念を取り入れて、安らぎを感じられるように、木材のチップを敷くほか、四季折々に楽しめるように、サクラ、コマユミなど花や実のなる木を残しています。歩きやすい平坦なコースです。
 飛砂の被害から能代の街や農地を守るため、江戸時代から造成が続けられた歴史的な松原に思いをはせながら、健康増進、心のいやしに活用して下さい。
                    −−−−−−の区域は、平成16〜19年度に整備予定の区域です。

05/3/22(月)
 久しぶりに長靴ではなく、ズックで歩いた。途中いくらか雪が残っているが、足取りが軽い。写真は朝6時50分頃から撮影開始。

写真1 池には雪が消えている。 写真2 9番地点にはまだ雪が残っている。
写真3 10番地点には新標識 写真4 21番地点には除伐木の山ができている

 10番地点の標識には「松くい虫木処理中です 危険です立入禁止にご協力ください 米代西部林業共同企業体」と書かれていた。

写真5 休養広場には高架式のあずまやができている 写真6 40番地点からの入口 
後に雪の広場があるが、ここにはほとんどクロマツがない
写真7 48番地点から見た白神山地 写真8 26番地点から見えた山はこの中央部の白い三角形
だろう。  後日、この山の名前が真瀬岳(987m)であることを
ある高校の山岳部顧問の先生から教えていただきました。

05/3/14(月)
 3月12日の北羽新報2面に松くい虫の伐倒駆除のニュースが作業中の写真入りで掲載されていたが、私は12日(土)と13日(日)はエクセルを使ってデータ入力作業に没頭していたので、このページも更新しなかった。12、13は天気がよければ福寿草撮影をと予定していただけに、季節はずれ(?)の大雪で、室内でのデータ入力作業には好都合だった。
 さて、風の松原では掲示板(写真1はいこいの広場のもの)に伐倒駆除区域の「お知らせ」も掲示され(3月10日の写真1と比較を)、作業も本格化してきた。

写真1 写真2

  写真3は22番地点十字路に作業用のクルマが止まっている。いつか見た濁川の文字が入ったクルマだ。近くの数箇所で伐倒作業をしている人の姿(チェンソーの音と言った方が正確か、音のする方角を辿ると作業服姿らしいもの)が見える。写真4のクロマツは、夏から枯れ始めたので、このホームページでも何度か掲載しているクロマツがようやく切り倒された。
 写真5は23番地点だ。作業用の先端部分を交換中らしく、運転席や近くには誰もいない。いつも白神山地の写真を撮している26番地点まで来ると、立派な乗用車が見える。こんな場所を車体の低いクルマで大丈夫かな、と思いながら近づくと、動けなくなって携帯電話で連絡中だった。クルマが通れるのは北側から35番地点までで、クルマが埋まっている27番地点(クルマの右手に標識が見える)は、私たちが雪の上を歩いたのも東側の細い1本だけだったのだから、埋まったのは当然だと思う。その後、私が30番地点にさしかかった時に救援のクルマ(だと思う)が来たが、その後どうなったかは不明。

写真3 22番地点十字路 写真4 22番地点から港湾道路寄り50m左手
写真5 23番地点(標識は右手松の木の脇に見える) 写真6 いつもの26番地点からエンコしたクラウンが・・

 休養広場では、何かを作る工事が、いよいよ基礎コンクリを流す準備にかかっていた(写真7)。どんなものが出来上がるか楽しみだ。40番地点まで行くと、ここはチップ歩道の入口になるので新しい標識(ベンチか?)が立てられ、チップ歩道の両側の枠を作り始めていた(写真8)。写真9は、ここもチップ歩道の始点になるA地点だ。歩道入口の看板を立てるのだろうか。ここでも基礎工事のようなものが行われていた。工期はたしか3月25日までだったはず。例年なら3月に入れば雪はないのだが、今年はこの大雪で工事が遅れることはないだろうか。
 55番地点まで来ると、広々とした感じになった。標識の後のケヤキ?の木の周りがみごとに除伐されていた。この木はよい目印になる。

写真7 休養広場 写真8 40番地点
写真9 散歩コース略図のA地点 写真10 55番地点

05/3/10(木)
 今朝の北羽新報に 風の松原 伐倒駆除、6千本見込む 10日からスタート 松くい虫被害阻止に向け という見出しがあった。 松くい虫被害木の伐倒駆除作業が、10日(今日)から行われるという。風の松原(後谷地国有林)で、事前の被害調査で判明した約6000本を伐倒し、林外に移動処理するのだという。実際には、現在工事が行われている地区を除いて4786本が伐倒される。枝葉と直径10センチ未満のクロマツは能代バイオマス発電所で焼却し、それ以上の太さの木は粉砕処理し、チップとして活用する。米代西部森林管理署では、「作業開始にあたり『注意標識看板』を設置して、散策する人たちへ作業現場に近寄らないように呼びかけたい」と書いている。

写真1 いこいの広場の掲示板にはまだ表示なし 写真2 22番地点にはなぜか軽自動車が 
写真3 港湾道路近くでもう仕事が始まっていた 写真4 港湾道路側のゲートは片方が開いている
写真5 港湾道路付近の東側には既に除伐木が 写真6 23番地点東側(この奥)でも除伐作業が始まっていた
写真7 35番地点には被害木の丸太がたくさん置かれていた。
アカマツの幹にあけられた穴はマツノマダラカミキリが出た跡
写真8 チップを敷いた歩道
「散歩コース略図」 35番地点からC地点まで
写真9 「散歩コース略図」C地点の直角カーブ 写真10 「散歩コース略図」C地点からB地点手前まで

 まず写真を10枚並べた。今日午前9時半頃、いこいの広場の掲示板にはまだ掲示は何も出ていない(写真1)。22番付近には軽自動車が止まっている(写真2)。これは港湾道路側から入ってきたに違いない。そこで港湾道路側入口に直行。港湾道路に近づくにつれてチェンソーの音やエンジン音が高くなっていく。そして除伐した木を運ぶ重機が動いていた(写真3)。港湾道路へのゲートは半分開かれており、近くには既に運ばれた除伐木が積まれていた。このくらいの太さのものはチップに加工されるのだろう(写真4と5)。
 22番地点まで戻ると、近くでチェンソーの音が聞こえる。音は23番地点の奥から聞こえていた(写真6)。
 更に35番地点まで進むと、休養広場のベンチの隣で測量し、何かの基礎コンクリートを打ち込もうとしていた。その近くには除伐木だが丸太と言ってもいいほどのものが多数積まれていた。アカマツと思われるものが何本もある。アカマツは30番地点付近だけだと思っていたし、そこではまだ除伐作業が始まっていないのだから、いったいどこから出たものだろうか。
 35番地点からは雪上車が作業したために出来た道を通って大森稲荷神社方向に向かったが写真9の部分だけは他に道がないのでチップの上を歩いた。とてもフカフカしていて絨毯の上でも歩いているような感じだったが、風が吹けば飛ばされるのではないか? この上に接着剤か何かを掛けるのだろうか。このままだとコルク道といった印象だ。
 昨年藤里町の岳岱教育林内に設けられた同じような歩道(長さ600m)には、何か薬品を播いたはずだった。

下の写真は岳岱自然教育林に昨年作られた歩道 (2004/10/7撮影)


05/3/8(火)
 今日は朝から素晴らしい好天。気温も高い。今日は手入れをすれば雪が溶けるだろうと、家の前の道に凍り付いた氷を割っていた。11時半頃部屋に戻ったら窓から一面の青空。遠くに見える白神山地もくっきりとしている。そこで、風の松原からも白神山地がハッキリと見えるはずだと出かけた。26番地点に着いたのがちょうど正午。26番地点から27番地点に向かって坂を下りかけた途中の松の枝の間からハッキリと見える。写真1の中心部左側に三角形にとがった白い山があり、右側にはちょっと低い山並みが続くのだが・・・光線が強いためかほとんど見えない。デジカメの液晶画面は真っ白な感じだ。
 そこで今度は48番地点まで直行。雪道が滑りやすく歩きにくい。30分ほどかかって3月5日と同じ高台に立つ。3月5日のパノラマ写真の左から3枚目の左側に平らな稜線の上に三角形の白い山が見える。あの山だと思いながらシャッターを切ったが、パソコンで見てもかすかにわかる程度しか写っていない。露出を−1に補正したのだが効果は見られなかった。デジカメにはフィルターなどないし、いったいどうやれば写るのだろうか。カメラのマニュアルを読み直してみよう。

写真1 中心部左側に三角形にとがった白い山があるのだが・・・ 写真2 48番近くの高台。雪はほとんど消えている

 今日は、写真1に写っている山の名前を調べるのが目的だったが、ほかにも収穫があった。写真3は3月5日に書いた薬剤注入木の3本目。最初の2本のすぐ近くトリムランニングコース1050m付近にあった。
 写真4と5は、休養広場から大森稲荷神社方面に向かう歩道。これで完成か、あるいはこの上に薬剤をかけるのだろうか。工事期間は3月25日までのはずだからあと半月だ。
 写真6は、55番地点近くにある「チップ製造機?」。ここを通ったのは12時45分。まだ昼休みのため稼働していなかったが、近くのトラックの荷台にはチップを詰め込んだ袋がいくつも積まれていた。だが、手前に置いてある木は、先日のアカシアではなく、クロマツが混じっていた。大丈夫だろうか、松くい虫被害木ではないでしょうね。

写真3 17/3/3に薬剤を注入した3本目のクロマツ 写真4 休養広場から入る歩道の入口
写真5 雪消えで姿をあらわしたチップ敷き詰め歩道 写真6 チップ製造機?はまだ稼働中

 家に戻ってから、2時半頃に気付いて部屋の窓から外を撮した。白神山地が見えるのは中央右側松の奥だ。ちょうど幼稚園の送迎バスが通っていた。


05/3/5(土)
 今日は9:50頃に大森稲荷神社入口鳥居からスタート。鳥居すぐ後の小径を通り、13番、22番を通り、26番地点へ。残念ながら白神山地は雲で霞んでいる。10時20分過ぎに休養広場通過。上の散歩コース略図に「休養広場」を書き忘れていたことに気づく。35番地点のことだ。今日は、工事前と同様に6〜7人の散歩者がベンチに座ったりして談笑していた。もうこの付近の工事は終了したのだろう。
 昨日工事用重機が置かれていた43番地点付近は除伐も終了したらしく、47番地点内側で重機が活動していた。
 今日の目的は、48番地点外側の高台から白神山地の山並みが見えるかどうかということを確かめることだ。

写真1 47番地点内側で工事中 写真2 48番地点外側は漁港の近くだった

 写真2の地点には鉄条網があった。これは国有林と民有地の境界か? そこから見下ろすと、漁港の西端部だった。そこから白神山地を望み、パノラマ写真風に載せると下のようになる。山並みが見えるが、昨日、あるいは1月15日に26番地点で見た山の形がどれなのかはっきりしない。26番地点とは高さや方角が異なるから山の形も違って見えるのだろうか? 一番右端の写真に見える建物が、JA秋田厚生連(農協)の山本組合総合病院だ。

写真3(5枚合成)  5枚の写真が2/3程ずつ重なっているがアカシヤの木の枝振りから判断していただきたい。

 52番地点から53番地点までくると、ここでは除伐作業が盛んに行われていて、除伐された木々が山と積まれていた(写真4)。更に進んで55番地点まで来ると(ここは昨日の写真1の地点)、今日はなにやら機械が据え付けられて作業が行われていた(写真5)。きっとアカシアの木で歩道に敷くチップを作っているのだろう。

写真4 写真5

 更にトリムランニングコースを大森稲荷神社前に来ると、なにやら新しい標識が見える。それは3月3日におこなわれた薬剤注入樹の標識だった。トリムランニングコース1100m地点にある大森稲荷神社入口両側の2本に薬剤が注入されたのだった。このことについては、昨日3月4日の北羽新報に「松くい虫から黒松守ろう」という見出しで、薬剤樹幹注入の様子が写真入りで報じられている。紙面では、次のように書かれている。

 能代市の風の松原に守られる人々の会(梅田市美会長)は3日、風の松原で松くい虫被害予防のための薬剤樹幹注入作業を行った。
 同会が黒松に樹幹注入するのは、一昨年に続き2回目。今回は、昨年6月に風の松原の薬剤散布業務を請け負った井筒屋化学産業(本社・熊本市)の社員2人を講師に迎え、学習会としての意味合いを持たせた。樹幹注入に使用した薬剤は、すべて同社が無償提供した。

 として、対象になったクロマツは樹齢150年前後の老木3本であること、約20人が参加して行われたこと、写真右のクロマツの場合、60ミリリットル(2500円)のアンプル9本を使い、1本の価格は14,500円、1本の作業に1時間近く要したという。注入に立ち会った風の松原に守られる人々の会の福司副会長は「広い松原の松3本に樹幹注入してもすずめの涙だが、市民の意識に訴える活動は長く続けていきたい」と話した」と報じられている。


 05/3/4(金)
 3月は高校の卒業式。2日鷹巣、3日合川へと出かけたので、今日はじめて風の松原を歩いた。東京は雪が降って骨折者が何十人も出たと騒いでいたが、秋田県では雪の上で転倒したくらいではニュースにならない。今朝は積雪はなかったが、気温がマイナスだったので林内の歩道もカチカチに凍っていてものすごく歩きにくかった。0番地点から入り、55番地点では、先週あった除伐木はほとんど運び去られていた(写真1)が、残されているのは同じくらいの大きさのアカシアの木だ。杭とか何かに使うのだろうか。42番地点で周りを見たら、43番地点付近には重機や雪上車が何台もとまっている。この付近が現在の作業地なのだろう。そこで左折し、26番地点まで一気に歩いたが少しも身体が暖まらない。

写真1 写真2

 26番地点の先の方が青空のように見える(写真3)。家に戻ってから見たら送電線もはっきり写っていた。北側はどうだろうかと思って振り返ったら、なんと白神山地の山が見える。1月15日午前中に白神山地の主峰かと思った山が、今日も見えた。写真4の松の枝で囲まれた一番下のサークルの中に見えたのだ。 

写真3 26番地点から南方面を見る 写真4 同じ26番地点から北側を望む。

 27番地点まで降りて行くともっとはっきり見えた(写真5)。これは光学3倍ズーム。それをデジタル11倍ズームで拡大したのが写真6。パソコンの画像でははっきり写っているのだが、このwebページでははっきりしない。1月15日の鮮明な写真との違いは、青空でないことだ。それでも48番地点まで行けば山並みが見えるはずだからと、今来た道を48番地点目指して引き返した。ところが41番地点まで来た時に50番地点にある詰所から来たと思われる「濁川」の会社名のついたマイクロバスに出会った。中には作業員が何人も乗っている。8時5分だった。もう作業が始まったのだ。そこで42番地点で右折、54番地点から50番地点に向かったが、53番地点まで進んだ時に重機にエンジンがかかった。そこで山並みの確認をあきらめ、今日の散歩を終了した。

写真5 27番地点から北側を撮す。 7:47 写真6 27番地点から11倍デジタルズームで撮影。

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