■ナイトライダー 【主な登場人物】 |
▼マイケル・ナイト(デヴィッド・ハッセルホフ) |
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プロローグでも紹介した通り、知らないウチにナイト財団に引きずり込まれ、いつの間にか財団メンバーになった人物。愛車を勝手にバケモノに改造され、そのうえ後継者になれと言われて最初は反発したが、アメリカ的なノリで最後はすんなりと受け入れた。
マイケルは殺されかけたとき整形手術で顔を変えたが、マイケルの顔のモデルはウィルトン・ナイトの実の息子「ガース・ナイト」。ナイトライダーの2と3で登場したが、大悪党の息子と同じ顔に整形するなんて悪趣味もいいところやね……。赤のトレーナーと黒の革ジャンがよく似合い、とにかく女性にモテる。整形手術後、ウィルトン・ナイトが「前よりモテる」と言っていたが、そんなこと言ったらマイケル・ロング役の人がメチャ可愛そうだ。 |
▼デボン・シャイヤー・マイルド(エドワード・マルヘアー) |
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マイケルの良き理解者。それもそのはず。ナイト財団発足からずっといる人物で、マイケルが財団に運ばれた時から彼を知っているからだ。また彼は、本来は科学者であり、ナイト2000を開発したメンバーの一人でもある。
彼は到る施設のオ偉いさんとも顔が効き、マイケルもデボンを大変信頼している。彼はまた面白い過去をいくつも持っている。たった一度だけゴルフで優勝した時にもらったカップはトレーラーに飾ってあるし、戦争時代はバイクに乗っていたり。 |
▼ボニー・バスト(パトリシア・マクファーソン) |
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ナイト2000のメカニックを担当。車体もKITTもボロボロの状態から前よりも高性能なナイト2000をたった一人で作り上げた超凄腕メカニックだが、気品の高いボニーはいつもマイケルに対してキツイことをノタくっていた。
日本の殆どの人は、エイプリルが最初でボニーがあとから代わったメカニックだとお思いの方も多いだろうが、実はボニーの方が先に登場している。その理由はエイプリルの解説で読んでもらいたいが、日本の配給会社もハッキリ言って酷い。放送順序を変えることだけはやめて貰いたい。特に香港映画は酷い!男達の挽歌とか。 |
▼エイプリル・カーチス(レベッカ・ホールデン) |
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ナイト2000のメカニックを担当。ボニーとはうって変わって物腰柔らかそうな、まるでお母さんのような存在で、「母性本能くすぐる」のようなセリフが似合いそうな人物。また彼女はKITTの嫌がるような一種変わった機能を付けたがる人だった。
日本放映版では彼女が最初に出てきたが、それは日本の配給会社が放送順序を勝手に変えた為で、本来は最初がボニー、次にエイプリル、そしてまたボニーが正しい順序だ。どうしてこのようなことが起きたのかというと、ボニーが大学へ行ったためで(本当)、代役としてエイプリルが入ったというわけだ。でも彼女、結構好きだったんだけどなぁ……スッと現れてスッと消えたので、非常に残念……。 |
▼レジナルド・コーネリアス3世 [RC3] (ピーター・パロス) |
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ジャガーノートという敵の装甲車にメチャクチャに破壊されたKITTの車体を、ごく短期間で完璧に……いやそれどころか、それ以上に改良してしまった超凄腕メカニック。ナイト財団に縛り付けておくのが勿体ないくらいだ。
といっても凄腕メカニックぶりを見せたのはこの時だけで、以降「新ナイトライダー」では、ほとんどマイケルの弟分といった感じで登場。「メカニック」としてのRC3は見ることはできなかった。ガラクタからバイクを作るくらい他にもできそうな人は沢山いそうな気がする。
RC3のCがよくわからない。日本語解説を聞くと「コルネリウス」とか「コルネリンス」とか聞こえるのだが、とあるHPのBBSで「コーネリアス」だと言っているのを見かけたので「コーネリアス」にしておいた。 |
▼KITT (Knight Industry Two Thousand) |
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説明するまでもないが、ナイト2000のAI。いつの間にかKITTは人工知能、ナイト2000はボディーというように言い分けられていたが、結局のところは両者とも同体である。Knight
Industry Two Thousand (Knight2000)の頭文字を取ったのがKITT。自分でも本名はKnight2000、通称KITTだと答えていた。
ナイト2000は、冗談が理解できるほどのAIだけでもすごいものがあるが、あの車体に付いている機能の豊富さに更に驚かされる。どこにそんなスペースがあるのか。車を飛ばせるほどのターボ、前後ウインチ、二酸化炭素、強力コンプレッサー、小さな街一つ分の電気を作れる発電器、自動ドア、自動トランク、自動ボンネット(笑)、パラシュート、ラムジェット、変形システム等々。
ということで、このページのメインはKITTの機能を洗いざらい追跡するのが目的。
「機械が機械らしくなく喋る」という新しい概念は、ある意味様々なメディアに影響を与えたのではないかと思う。マンガでもアニメでも映画でもそう。昔はどうも機械っぽく喋ることによって「機械」だということを強調したがっていたが、現代は逆だ。機械っぽく喋ると旧世代のマシン、もしくは壊れてるというイメージを強く感じる。
ナイトライダー以前にも機械が人間と寸分違わぬお喋りをする番組はあっただろうが、これほどまでこのジャンルを世に浸透させたのはナイトライダー様々ではないかと思う。 |