烈士と呼ばれる男 森田必勝 の物語
中村彰彦 著 「烈士と呼ばれる男 森田必勝 の物語」
盾の会事件が起きた時の事ははっきり覚えています。
小学校2年生だったので、母に解説してもらわなければ何が起こったか解らなかったのですが、駅の待合室のテレビで流れた臨時ニュースを呆然と見ていた母の姿に『なにかものすごい事が起こったのだ』と感じました。
三島由紀夫と共に自決した二十五歳の青年 森田必勝
三島ではなく森田こそがこの「決起」を推進した原動力だった、という観点から書かれています。
三島由紀夫の文学に頻繁に現れる「純粋」「死」「行動」・・・血しぶきをもってしか示す事のできない純粋・・という観念。
私は三島文学のここにこそ惹かれます。
陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地東部方面総監室バルコニーでの最後の演説
「我々は四年待った。最後の一年は熱烈に待った。もう待てぬ。・・・・・共に起って義のために共に死ぬのだ」
こんな想像は無意味、且つ冒涜的ですが・・
私の中にはもしかしたら創造や思索よりも、行動にこそ向いている部分が多いのではないか、と考える事があります。
世が世なら、私は良いテロリストになれたのではないか・・と。