そう、この曲を作った時は・・
・・バンドの仕事(昨日の日記参照)もしている頃でした。
90年頃の制作
=== 主な使用機材 ===
サンプリングマシン:Roland S-550
コンピュータ:ATARI MEGA4
MIDIシーケンスソフト:Cubase for ATARI ver1.5
ミキサー:Roland M-16E
エフェクター:YAMAHA SPX90、BOSS SE-50 × 2
etc...
たしか90年頃です。静止画ハイビジョン映像用の音楽として雅楽を使いたいが、既存のCDを使用できない事情があるとの事で、越天楽によく似た曲を、打ち込みで作ってほしい、という依頼でした。
サンプラー Roland S-550 の和楽器サンプルライブラリを音源に、音程や音量変化をこまめにコントロールしています。演奏そのもののサンプルをただ貼付けるようなやり方は、たとえ強迫されたって絶対にやらなかったでしょう。この頃、ループ素材を使う手法が少しずつ広まっていましたが、私にはそういうのは「インチキ制作」と思えて、腹の底から軽蔑していました。
実際の雅楽演奏CDとの比較試聴を繰り返しながら「専門の人でなければ90%騙せるレベル」を目標に仕上げたつもりです。もちろん、今の制作環境ならば、もっと上手く作れますが、当時の機材ではこの辺が限界でした。
製作中に偶然、雅楽鑑賞会のチケットをもらったので、編成や楽器の配置、実際の音量差など、色々と勉強できました(ネットで検索なんてできなかった時代・・)が、その演奏者の方々はプロではなく、習い事の発表会といったレベルだったので、演奏自体はなんともはや(笑)でした。
納期前、友人のオールディーズバンドの仕事の手伝いで、広島に1週間泊まり込む事になったので、無理を言って機材一式を車に積ませてもらい、宿舎で広げて昼間に作業しました。バンドマン用にあてがわれた殺風景な部屋で、昼日中、雅楽を打ち込みで作り、夜はオールディーズナンバーをにこやかに演奏。終了後は飲んだくれて、翌朝、二日酔いで後悔しながら、また雅楽に取り組む・・・。これもまた良い思い出。