いつも黒っぽい地味な服装
現代の子供がファッションに興味を持つ年齢って、何歳くらいでしょうね。
きっと、かなり早いのでしょうが、40年ほど前の田舎の男の子では、まあ12歳前後だったでしょうか。
その頃の私は既にハードロック小僧で、他の事には興味がありませんでしたが、さすがに子供ですから、同級生たちがファッションに興味を持ち始めた事・・自分の知らない事が、周りで進行しつつあるのが、気にならないわけではありませんでした。
興味のない事なのに、気にかけなければならなかったり、競ったりしなければならない、というのは嫌なものです。
しかしまだ、自分の判断基準を持ち、それに自信が持てるようになる、ずっと前の事ですから、なんとか「付き合ってやりすごして」いました。
20代前半の頃は、エスニック雑貨のお店で民族衣装っぽい服を色々漁ったり、結婚してからは、ネクタイをしないキチンとした服装(襟のデザインを重視したドレスシャツや、それに合わせた上下)を色々と試していました。
が、それでもやはり、服飾を楽しんでいるのではなく「付き合ってやりすごして」いる感じでした。
『興味がない事はやめてしまおう』と、漸く思い切る事ができたのは、35歳くらいの時です。
まだ「確固たる」とまでは言えなくとも、少なくとも自分と無関係なメディアの言う事に流されない、自分の判断基準を持てるようになったから・・。そして、専門の分野で業績らしいものが出来てきたので、それ以外の事では最初から勝負を放棄して良いだろう・・自分は客人として脇から見ているだけだと宣言してしまおう・・というような気持ちだったと思います。
それまで持っていた服や靴をすべて捨てた時、やっと自由になれた気がしました。
今の私が衣類に求める条件は「清潔、簡素」の2点だけです。
デザインは基本的で地味なもの、色は黒白グレーなど無彩色のみですから、組み合わせに悩む事がありません。
ただ、かなりの綺麗好きですので、洗濯回数も多くなり、消耗が早いです。
1シーズン使用して、くたびれてきたらすぐに捨てて同じようなものを買い直します。
ですから、あの有名な量販店があちこちにできてくれて、随分助かりました。
頻繁に会う人達から奇異に思われないように、なるべく早い段階で「服飾に興味がないので云々・・。同じものを何着も買ってローテーションしている。いつも同じ服装に見えるかもしれないが、綺麗好きなので毎日洗い立ての衣類しか着ない・・」
等と説明する事にしています。
でも、人のファッションを観賞するのは大好きですから、自分以外の人達には、男女問わずお洒落でいてほしいです。