真如堂にて
井上靖の小説の中で特に好きな作品の一つ『本覚坊遺文』を、もう十何度目でしょうか・・読み返していました。冒頭の場面を読んでいて、そういえば自分は、真如堂をじっくりと拝観した事がないのに気付き、天気も良いのでふらりと散歩してきました。
千利休の生前、身の回りの世話や茶事の裏方などを受け持っていた三井寺の本覚坊が、真如堂の境内を散策している時、真如堂東陽坊の住職、東陽坊長盛に声をかけられるところから、この透き通った、深い、二畳の茶室をそのまま文字に変えたような静かな物語が始まります。
千利休の生前、身の回りの世話や茶事の裏方などを受け持っていた三井寺の本覚坊が、真如堂の境内を散策している時、真如堂東陽坊の住職、東陽坊長盛に声をかけられるところから、この透き通った、深い、二畳の茶室をそのまま文字に変えたような静かな物語が始まります。

