禅と日本文化

柳宗悦と民芸運動

柳の宗教観

 柳は宗教の研究から入って、民芸の美の発見におよび、民芸と宗教は一つであることを証明した。民芸は民衆による真の美を持つ工芸品である。柳の言う宗教は学者や僧侶による学問宗教ではなくて、民衆による直観に基づく真の安心を得る宗教であるから、宗教と民芸が一つになるのである。柳は、次のような宗教観を持つ。死の問題を解決すること、自力の宗教といわれている禅と他力といわれている念仏の真宗やキリスト教は深いところで一つであるという。
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