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'99.7.10.更新

 

あなたは 人目の訪問者です

 

ホームページへようこそ。夏を迎える時期になりました。四月の統一地方選などの後かれこれ三ヶ月もの間、ホームページを更新することなく時間が過ぎていってしまいました。私事多忙と言うか、自分の生活にちょっと変化が起きてしまい、ホームページを作成する準備の時間がとれない状態でした。 五月の半ば過ぎあたりに友人から電話をもらい、オフィスの手伝いをしてもらえないかとの問い合わせがありました。自分の本業の方はかなり停滞してしまっていて時間的には余裕があったので引き受けることにしたのです。前回このサイトでもご紹介したように平塚は現在不況のまっただ中にあります。それに少子化の影響や規模の経済の力が加われば、私のような者が暇になってしまうのも当然かとは思いますが、友人からの問い合わせの電話はタイミングが良かったといわざるを得ません。新聞記事などでは不況の影響による経済苦が原因の自殺が1.7倍と増加し、自殺者全体の数は三万人を超えて過去最高を記録したなどと載っているのですから、お呼びがかかるだけでも幸せと思わざるを得ないでしょう。その友人ばかりでなく、もう一人の友人がやはり私に仕事の手伝いをするようにと話を持ち掛けてくれました。おかげで六月の最後の週などは五日も東京へと出向く生活になりました。学生時代以来四半世紀も経ってから再び定期券を持つ身になると言う経験をさせてもらっていますが、かなり新鮮な気分でいます。

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上の写真は私の友人のオフィスの近くの寺にある杉田玄白の墓です。江戸時代の日本を代表する医学者であり、『解体新書』の著者であることはみなさんご存じの通りですが、お墓が東京都の虎に門にあるとは友人に案内されて教えてもらうまで私は知りませんでした。下の写真にあるようにここは東京都の史跡に指定されています。

上の写真で墓に供えられているのは煙草です。杉田玄白は名医であったため、煙草のニコチンが脳内に快感物質を生成することをすでに知っていたと言われています。快楽を追求したい人はその道を追求しても良いことを認めていたのです。また、彼のお墓にお供えした煙草は健康に非常によい効果を持つようになると言われてます。ただしこれらは歴史的な考証は十分にはなされていないものですし、科学的な検証も十分には行われたことがないものであり、ましてやお寺の住職の方からお聞きしたという話でも無いことをお断りしておきます。

 

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東京都の教育委員会が史跡として認定していることが上の写真からわかると思います。東京都知事になった石原慎太郎氏は東京都の学区制の見直しを唱えていますが、この杉田玄白の墓が東京都の指定からはずされるようなことはないでしょう。それだけ価値のある人の墓であるからですし、歴史の変遷にも耐えるだけの人物の墓だからです。

オフィス近辺の風景は以下の写真のようになります。

 

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左の写真に写っているのはNHKの愛宕山放送局です。代々木のNHKは有名ですが、愛宕山の方は緑深い小高い丘の上に位置しています。オフィスの仕事と言っても私の受け持ちは主に筋肉労働の分野で、運動不足ぎみの私にとっては打ってつけです。夏場は汗をかかないと体調がおかしくなる、あるいは体調がおかしいと汗をかかない体質のわたしですが、今年は十分に汗をかいています。以前、ほとんど汗がでない状態で夏の日差しの中をバイクで走っていて熱中症の症状になり、熱が体内にこもって発熱し点滴を何本も打たれたときがありました。そんな夏の経験をした私にとっては、夏場の汗はすごく快感でありまた自分の体調に関して安心できるものなのです。

 

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この写真は先の杉田玄白の墓がある寺の境内のものです。水子や子育て地蔵を後ろにして立っていました。死んだ子供に対する供養や子供が元気に育つようにとの親の願いが込められているのでしょうが、このごろはかつての日本の親とは違って幼児の虐待死のニュースなども流れています。とげとげしい気分からほっと抜け出すことのできる東京都心のオフィス街にある小さなお寺の風景です。現代では宗教が心のよりどころを与えてくれる場所と言うよりも、宗教が半分ビジネスのようになってしまっているようにも思えますが、これらの像は何も言葉を言わなくても私の心に何かを伝えてくれているようです。

さて、東京の話から、ホームタウンの平塚の話に移りましょう。このホームページを作成している時点には、平塚の街の祭りの七夕祭りが開催されています。今年は七月七日から十一日までで、例年は日曜日を中に挟んでの開催期間がふつうですが、今年は日曜日が最終日となりました。この期間は平塚市の市街地は至る所が駐車違反の状態になります。市外から平塚に七夕を見るために車で訪れる人の数が急増するからです。七日には我が家の前で小田原からきた五〜六人の若者の乗った車がオーバーヒートしたために、我が家の前に止めさせておいてほしいとインターホーンを押して頼みにきました。大型のキャデラックだったので、それだけの人数が乗っていても座席はゆったりだろうと思われる車でした。私と一緒に家の前の道路にでてきていた私の母が、「大丈夫よ、今日は七夕だから」と言いました。そこいら中が駐車違反の状態なので警察も取り締まりようがないからです。手が回らないということです。その車は次の日の朝にはいなくなっていました。我が家のすぐ近くには自動車の整備場があるので何かあったらそこに頼めるのですが、その必要もなかったようです。

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この写真は、普通、JRを使って平塚の七夕祭りを見に来る人たちが通る道順とは反対の方向から竹飾りが飾られている通に入ってゆこうというものです。多くの人たちと道順が違うといっても、私の家からはこの道順が一番近いのです。

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いかがでしょうか?上の二枚の写真は同じ竹飾りを写したものです。平塚の七夕では、竹飾りを昼の部と夜景の部で審査し、審査員がその年の良くできた飾りに賞を与えて評価します。したがって、昼の部と夜間の部では最優秀賞が異なってしまうこともあります。そして同じ業種が飾りを競う光景も見られます。それが以下です。

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どうです?マクドナルドの飾りのすぐ後ろにはモスバーガーなのです。日米経済対決の構図が日本の地方都市の平塚で繰り広げられているのです。どちらに軍配を揚げるかは消費者次第ではありますが、七夕飾りの優劣は果たしてどちらが優れているでしょうか?これからの日本では、アメリカ企業ばかりでなくこのような光景がいろいろなところで目にできるようになってゆくような気がします。

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そして上の出し物が長崎屋恒例のものです。ただし足繁く平塚の七夕に足を運んでいられる方にはすぐにわかるように、今年は恐竜ではなく人型のロボットバンドの演奏でした。いつもの年なら恐竜や怪獣が「ガオーッ」などと声を出していたのですが、今年は例年と全く違ったパターンになっていました。

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願いを書いた七夕の短冊です。人の願いはそれぞれに違うものですが、願う気持ちは同じかもしれません。なかなか叶わないから、あるいは是非実現したいから、そんな気持ちがそれぞれに込められているのでしょう。不況で失業していたり、家計が苦しかったり、そんな多くの人たちに共通すると思われる願いが書かれているものも目にできます。「金だけが全てではない」とは言っても、お金がなければすぐに困った状況に追いやられるような社会であるのが今の日本です。ことに都市においてはそうだと思います。自殺者の数は一人、一人と足し算されて集計されますが、その一人の人が死を覚悟したり、その後に残された家族がそれ以後生きて行く道などを考えれば、一人の死を題材にしただけでも一つの小説が書けるくらいの様々な事情や出来事がそこにはあると思います。単なる数字の背景に想像力を働かせたとき、人の生き様はこれらの短冊に書かれた願いがいろいろであるのと同じように様々だと思います。不況による悲劇が少しでも緩和されるように、また小さな願いであってもそれが叶うように、そんな時期が早くやってくることが私の願いでもあります。

最後に、今年の蝶の観察記録と気象の途中経過をお知らせしてこのページを終わります。今年は春の紋白蝶は少な目でしたが立夏の頃からアゲハチョウのたぐいは例年より多く目にできているように感じられます。今年は梅雨寒の日が多くありましたが、気象庁の長期予報では今年の夏は幾分暑い夏だとしていることとアゲハチョウが多くみられると言う事実とはちょうど合致していて、私のこれまでの観察記録からも今年の夏は暑くなってもおかしくないと思われませ。ただし去年の例があるので、これからの七月・八月の気象に興味がもたれるところです。そして私が通っているオフィスのある東京では、七月二日に喫茶店で黒アゲハを見ました。たまたま手伝いにゆくようになったので例年の状態と比較するすべもないのですが、オフィス街に蝶が舞っている姿は感動的でした。喫茶店の人の話では「前には良くいたがこのごろでは珍しい」と言うことでした。友人の話では「バブルで地上げされた土地に野菜などを植えている人などもいて、この辺でも蝶を結構見ることもできるよ」と言うことでもあるようでした。

以上、東京の風景と七夕祭りの光景を紹介してきましたが、今回のページはここまでです。ホームページ作成は Hasegawa Study Assisting (HSA) でした。HSAでは中学生・高校生の英語ならびに数学の個人・個別指導を承っております。ご希望の方は下記のメールアドレスか電話でお問い合わせください。またHSAでは、英文翻訳も承っています。英文の日本語訳・日本文の英語訳などご希望がありましたら上と同じ方法でお知らせください。

 

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Tel/Fax   0463(32)4971

 

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じゃあね〜じゃあね〜