最新情報

【2021年9月26日】 次回公演のお知らせ
2021年11月3日(祝・水)午後二時より 鐵砲洲稲荷神社神楽殿におきまして、第二回錦秋公演を行います。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため人数制限を実施させていただきます。会場の定数を超えた場合は入場をお断りする場合がございますので、予めご了承くださいますようお願い申し上げます。尚、感染状況による変更等の最新情報を当会ホームページ及びSNSでご確認の上お運びください。 また後日YOUTUBEにて配信を予定しております。どうぞよろしくお願いいたします。
錦秋公演チラシ

【2021年8月1日】 スマートフォン、タブレット等様々な機器での表示に対応できるよう当Webサイトを全面リニューアルいたしました。

公演記録

過去の公演の写真・動画は下記リンク先をご覧ください
【新富座こども歌舞伎-公演記録-】 https://shintomiza-kk.localinfo.jp/

口  上

口上
新富座のいわれ1 新富座のいわれ
 明治5年(1872年)10月、中央区の新富町6丁目(現在の新富2-6・京橋税務署のあたり)に、新しい劇場が完成しました。十二世・守田勘弥が座主をつとめる「守田座」という劇場です。 それまで歌舞伎の興行は、浅草猿若町の中村座・守田座・市村座の三座にかぎられていました。しかし、維新前後の混乱のなかで、芝居の景気は、必ずしも、かつてのような勢いを取り戻すことが出来ません。そこで、進取の気性にとむ勘弥は、市内の中心部へ移転して、新しい時代にふさわしい、歌舞伎芝居の展開をはかろ うとしたのです。
新富座のいわれ2

 その劇場は、近代的な設備をだいたんに取りいれ、これまでにないスケールのものでした。稀代の興行師といわれた勘弥は、ここに七世河 原崎権之助(のちの九世市川団十郎)、坂東彦三郎、五世尾上菊五郎などの人気役者を、つぎつぎに招いて、活発に興行を行います。地の利も あって、やがて同座は猿若町の二座をおさえて、「東京一の劇場」とまで、いわれるようになっていくのです。
 明治8年9月、同座は地名にちなんで名称を「新富座」と改めます。その後好況をつづけていましたが、好事魔多し。翌・明治9年11月 に、旧京橋区の大半を焼きつくす大火にあい、贅をつくした同劇場は、一瞬のうちに焼け落ちてしまいます。
 しかし、意気盛んな勘弥は、これに挫けることなく再建にたちあがり、明治10年4月の仮建築をへて、明治11年6月、場内に270基も のガス灯を設置した、より近代的な劇場を完成させたのです。開場式は、三条太政大臣以下1000名にもおよぶ各界の名士や外国公使などを 招き、盛大に行われました。
 「新富座」はさらに発展をつづけ、明治12年6月には、ドイツ皇孫ハインリッヒ親王を、翌7月には、前アメリカ大統領グラント将軍を迎 え、上流階級の社交場としても利用されるなど、文明開化の新時代を代表する、近代的な劇場として、確固とした地位を築いていくことになる のです。

新富座のいわれ3

 「新富座」の全盛期、築地川にのぞむ新富町の一帯には、役者や座付作者・道具方・囃子方などの芝居関係者の家々があり、また、劇場を 囲むようにして、41もの芝居茶屋や、数多くの料理の仕出屋などが軒をならべていて、興行のたび に、周辺は、たいへんな賑わいを見せたといいます。

【参考文献】
第12世守田勘弥 大槻如電(明治39年)、東京の大劇場小劇場 渥美清太郎(大正15年)、中央区史 中央区役所(昭和 33年)……他。

演目紹介

寿式三番叟寿式三番叟
 三番叟は、お能の「翁(おきな)」という作品がもとになった、セレモニー色の高い舞踊です。
国が安らかに治まり、それぞれの家族が幸せに暮らせて、五穀がゆたかに実りますように、という祈りがこめられています。
 鈴を振って鳴らす、舞台を歯切れよく踏み鳴らす、という所作が出てきますが、つまりこれは、天地の精霊への呼びかけでしょう。気候に恵ま れ、土が肥えることを、われわれ日本人は、こうやって純粋に願ってきたのです。
三人吉三巴白浪~大川端庚申塚の場~

三人吉三巴白浪~大川端庚申塚の場~
 節分の宵のこと。おとせは、昨夜のお客が忘れていった百両を懐に持ち、彼を探すた め大川端へやってきた。そこへ、八百屋のお七と名乗る振り袖姿の娘が現れ、道を尋ねられたので、親切なおとせは途中まで案内を申し出た。 ところが、その懐に百両の大金があるのを知ると、お七の態度はがらりと変わった。おとせは百両を奪い取られ、その拍子で隅田川に落ちてし まう。お七は評判の女装した盗賊お嬢吉三だったのだ。
 ちょうど現場を目撃した金貸し太郎右ヱ門は、お七に襲いかかるが、持っていた刀を奪われてしまい、一目散に逃げ出す。
 この様子を陰から見ていたのが、もうひとりの盗賊お坊吉三。盗んだ金をめぐり二人は腕づくの勝負となってしまう。そこへ止めに入ったの が、これも盗賊の和尚吉三だった。やがて二人は和尚の男気に心打たれ、義兄弟になることを願い出る。和尚もまた二人の気持ちに応え、かた めの血杯をかわし、百両は一旦和尚が預かることとなる。
【解説】
 初演は、安政七年(1860年)。原作は白浪物(しらなみもの)を得意とし「江戸演劇の大問屋」と呼 ばれた河竹黙阿弥(かわた け・もく あみ)。白浪物とは盗賊を主人公にした作品のことで、この作品も白浪物です。物語全体は、主人公である同じ吉三という名前を持つ三人の若い盗賊が、複雑な人間関係と、因果 応報の嵐に翻弄される切ない作品となってい ます。 原題は「三人吉三廓初買(さんにんきちさ・くるわのはつがい)」といいます。主人公3人が出会う『大川端庚申塚の場』だけを上演する場合「三人吉三巴白浪」とタイトルがか わります。この場面は、お嬢吉三の「月も朧に白魚の~」という七五調の名ぜりふがあまりにも有名で、三人吉三といえば、『大川端』とい うくらい人気の場面として知られています。

白浪五人男~稲瀬川勢揃いの場~

白浪五人男~稲瀬川勢揃いの場~
 ”浜松屋”の仕事がきっかけとなり、日本駄衛門一味へお上の詮議の手が伸びることとなる。五人男は追手を逃れて、ひとまず鎌倉まで落ち 延びようと、桜が咲き乱れる稲瀬川の堤までやってくる。揃いの小袖に番傘という粋な姿で、これ以上逃げ切れなくなったら最後のひと働きを して、縄目にかかろうと覚悟を決める男たち。そこで待ち伏せしていた捕手たちに取り囲まれるが、潔く「成敗受けん」と啖呵をきり、一人一 人名乗りをあげ、捕手たちへたち向かっていく。
【解説】
 「白浪五人男」も「三人吉三」と同様、河竹黙阿弥が生んだ、歌舞伎の「悪」のヒーローたちです。
盗みはすれど非道はせぬ、リーダーの日本駄右衛門
江ノ島のお稚児さんが不良になった弁天小僧菊之助
ガキのころから手くせが悪い忠信利平
もとは武家のお小姓、ナイーブな赤星十三郎
浜育ちの無頼派、哀れは身に知らぬ南郷力丸
悪事のプロフィールを五者五様、花盛りの稲瀬川の堤にずらりと並んで、七五調の名調子でつらねます。地色は揃いのむらさきに、稲妻だの鳥 だの獣だの、図柄も個性いっぱいの衣装。手には傘、とビジュアルもばっちり! 見ても聞いてもたのしい、歌舞伎屈指の人気場面です。(解説文・おくだ健太郎)

義経千本桜~吉野山~義経千本桜~吉野山~
 「義経千本桜」というお芝居のなかの舞踊仕立ての一幕です。兄の頼朝(よりとも)との不和に悩む義経(よしつね)は、このまま自分といては 危険だから、と愛しい静御前(しずかごせん)をのこして京を離れます。その際、自分の代わりにこれを大切に保管してくれ、と、天皇家からいた だいた「初音(はつね)の鼓(つづみ)」を、静に託します。そして、家来の忠信(ただのぶ)に彼女のボディガードをまかせます。
 でも、静は、義経とはなればなれでいることに耐えられません。しかも、京を発った義経が、その後、苦難の旅路のはてに吉野山の奥に身を潜め ている、との噂。心配で、居ても立ってもいられず、義経を追ってみずからも、忠信と共に、吉野の山中に分け入ってゆくのです。ふたりがさしか かる吉野山は、今まさに花盛り。「一目千本(ひとめせんほん)」とむかしから人々に愛された、桜の美しい風景です。
 主従とはいえ、おのずとそこには、春のうららかさと混然一体となった、「男と女が並び立った、愛らしい空気」がただよいます。ひな人形のよ うです。
 忠信は、兄の継信(つぎのぶ)が無念の戦死をとげた、壇の浦の浜辺での源氏と平家の合戦のあらましを、静に語って聞かせます。手にした扇 (おうぎ)が、長刀(なぎなた)、かぶと、馬の手綱(たづな)などなど、さまざまな表現を生みます。この後、早見藤 太(はやみのとうた)というコミカルなピエロのような男が、静御前に片思いのちょっかいをだします。忠信はボディガードの頼もしさで藤太をこらしめます。
 義経を静をしたい、亡き兄を偲ぶ、忠義の侍・忠信。ところが、その正体は、じつは、キツネです。初音の鼓の革(か わ)に用いられてしまった、 親ギツネをしたって、子ギツネが、本物の忠信とすり替わって(忠信に化けて)、静と行動を共に しているのです。その真相がすべて明らかになるのが「義経千本桜」というお芝居のクライマックスなのですが、このく だりは、いつか別の機会に上演されるのを待ちましよう。
 きょうの一幕では、忠信が、初音の鼓を、ときおり、とても愛しそうに、なつかしい大切な思い出の品のように、とりあつかいます。頬ずりした りもします。そういう姿をご覧になったときは、「お父さんお母さんのことを、思っているんだなあ」と感じて下さいね。(解説文・おくだ健太 郎)

募  集

第15期生(2021年6月開講)の募集は終了いたしました

中央区のこども達で歌・舞・伎!

“歌舞伎のことなんてなにも知らない” “上手にできるようになるのかな”...... 最初はみんな同じ気持ちでした。
でも大丈夫! みんなものすごく上手になって、歌舞伎が大好きになりました。
先生方や町の方々、家族が協力し合って、「新富座こども歌舞伎」を盛り上げていきます。一緒に歌舞伎を楽しみましょう。
まずはお稽古を覗きに来ませんか。

◆応募方法
Eメールに下記事項をお書きの上、shintomiza@kk.email.ne.jpまでお送りください。
(1)住所、(2)氏名(ふりがな)、(3)性別、(4)生年月日(西暦)、(5)身長、(6)体重、 (7)学校名、(8)学年(2021年4月現在)、 (9)保護者名、(10)兄弟姉妹とその年齢、(11)日中連絡のつく電話番号(12)応募動機

◆募集期間
第15期生(2021年6月開講)の募集は終了いたしました。次年度の募集開始をお待ちください。

新富座こども歌舞伎

〒104-0041 東京都中央区新富1-17-10
代表 諸河 文子
TEL: 03-3551-2893
FAX: 03-3551-2910
shintomiza@kk.email.ne.jp
http://www.ne.jp/asahi/shintomiza/kk/
中央区文化推進事業 助成対象事業