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「語り合う部屋 〜nakaniwa〜」
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 住まい手が両親の暮らした家を譲り受け、地元静岡で新たな活動を行う為の拠点とするために築38年の木造住宅の安全性の確保と空間の再構成を行いました。なお、この工事は静岡市の木造住宅耐震補強事業を受けて行われました。

 一階の居間・食堂を一体化し庭に面して土間を増築し、天井裏を一部表すことで高さ方向の広がりを確保しました。家族の生活の場だった部屋が、友人達と意見を交わし語り合うための空間に生まれ変わりました。既存の建具に使われていた型ガラスを欄間に使ったり、ガラスブロックを保存したり、住まい手のアイデアが各所に生かされています。

 また、地方で頑張っている人々の活動を発信し価値を再確認しようという活動を行っている住まい手が「しずおか森とま学ぶ家づくりの会」の活動に共感し、床に「森とまフローリング」を採用しています。「森とまフローリング」は「しずおか森とま学ぶ家づくりの会」の専門化会員の山で伐採し、葉枯らしを行い、製材、天然乾燥を行ったものです。天然乾燥による美しい杉の赤身が特徴です。

(設計監理担当:清水利至)













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