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1.TC4521BP (発振回路+分周器)
・水晶発振回路と、24ステージの分周器が一つになったICです。
・2の22乗=4,194,304MHzの水晶から、時計の原振となる1Hz
を作っています。
・また、2・8・16Hzの出力を、74HC153(4 to 1セレクター)を使い
スイッチで切換え、時刻の設定に使用します。
○ Time Set L スイッチ = 分の桁を2Hzで進める。
○ Time Set H スイッチ = 分の桁を8Hzで進める。
○ Time Set L と H を同時 = 分の桁を16Hzで進める。
2.74HC160 (同期式BCDカウンター)
・2つをペアで使用し、秒・分カウンターは60カウントで0クリアします。
・時カウンターは12または24カウントを、74HC157(2 to 1セレク
ター)で選択して0クリアします。
・AM・PM出力は、余りの74HC393(非同期式カウンター)で作った
ため、時カウンターが12になったエッジを積分回路を通しハザードの
除去を行った後にクロック端子に入力しています。
3.74HC151 (8 to 1セレクター)
・ダイナミック点灯用の、6桁または4桁のセグメントデータを選択す
る回路と、4桁時の「時分」と「分秒」表示の切換を兼用しています。
4.LMC555〜74HC160
・表示デバイスによって、ダイナミック点灯のスキャン周波数が違う
ため、タイマーICのLMC555でクロックを発生させ、74HC393と
74HC160で左図の様な8サイクルの信号を作り出しています。
5.74LS248 (BCD to 7セグメント デコーダー)
・このICのみ74LSタイプTTLを使用していますが、理由は74HC
シリーズに相当するICが無いことと、4000シリーズC-MOSにある
デコーダーの「6」と「9」の文字が気に入らない点です。
・通常この出力は、オープンコレクタ出力のICを使い、シンク電流で
直接LED等をドライブさせることが多いのですが、LED以外の表示
デバイスとのかねあいで、H(Vcc)レベルのソース電流(電圧)駆動
で出力しています。
6.74HC00 (Revision 2 で追加)
・セグメント複合タイプの表示器に対応するため、小数点の取り扱いが
変更になり、この回路を追加しました。
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