月の力

　月は地球の衛星で、約１ヶ月で地球を１周します。というより、月が地球を１周する期間を１月としたんですね。そして、１日に１回自転をしています。だから地球からはいつも同じ面しか見られないわけです（良く分からない人は自分の頭の周りでボールを回してみましょう）。そんなことはまぁどうでもいいことで(^^;)月が地球や生物に与える力を考えたいと思います。

　先ず月の力で真っ先に思い浮かぶのが潮の干満。月と太陽の引力で海水が引っ張られたり盛り上がったり。月の位置によって大潮（満月、新月）、小潮（半月）と干満の差もできます。月の力が微妙に影響しているんですね。
では、生物への影響はどうでしょう。
例えば、ウミガメは満月の夜に卵を産みます。魚もみな満月に産卵するようです。
狼男は満月の夜に狼に変身します。あっ、これは伝説(^^;
でも、人間にも少なからず影響はあるようです。女性のからだは月の周期で動いてますよね。出産は満潮の時間が多く、また、この時間だと安産だそうです。人が死ぬのは干潮の時間。月の力で生死が決まるんですね。
精神にも影響を与えていることが最近分かってきています。交通死亡事故や殺人などの凶悪犯罪は満月、新月に多いそうです。脇見やぼんやり運転の軽事故は半月に多いとか。つまり、満月、新月は人の心を興奮させ、半月は人の心を不安定にさせると。ある地域では交番に月齢カレンダーを掲示して注意を呼びかけています。
昔から、太陽は陽の力、月は陰の力と見ていましたが、月は太陽と同じ（またはそれ以上）の力が隠されているようです。月を甘く見ちゃぁいけません。