title1続・化石燃料


「化石燃料」について書いたら、メールでご指摘を頂きました。
石炭に関する記述でいくつかの間違いがあります。ここにお詫びするとともに訂正し、さらに石炭について書き足したいと思います。

 まずは間違い個所の訂正です。
「シダなどの植物が石炭になり」は間違いで「杉のような針葉樹が石炭になり」です。
「石炭はすでにほとんど取り尽くしてしまいましたよね。」これも間違いです。
石炭はまだたくさん残っています。今の消費量で計算して約250年間使用可能です。
では日本の炭鉱はなぜ閉山してしまったのでしょうか。

 石炭は穴を掘り地中から掘り出します。危険が伴い、たくさんの労力も必要とします。つまりコストがかかります。石油という資源の台頭で石炭の出る幕もなくなってしまいました。高い割に使い道が少ない。これでは商売になるわけもなく、炭鉱は閉山に追い込まれてしまいました。

 ところが最近になってまた石炭を見直す動きが出てきたようです。
前回の「化石燃料」で書いたとおり、石油の埋蔵量は残り僅かです。新エネルギーもまだ見出せていません。石油に代わるエネルギー資源として「石炭」の名前が挙がっています。
しかし現実には難しい問題もあります。

 石炭採掘は山を壊します。地表にクレーターのような巨大な「穴」を開けることもあります。地球の体に傷を付けるのです。壊れた山や開いた穴は人類が治せるものではありません。治そうともしないでしょうが。
また、石炭は石油と同じ「化石燃料」です。埋蔵量は無限ではありません。大量に消費すればいつかはなくなってしまいます。
さらに「二酸化炭素排出」という問題もあります。石炭からエネルギーを取り出すには石炭を燃やします。燃やせば二酸化炭素が出来ます。二酸化炭素排出は地球温暖化に繋がります。温暖化が進めば環境が激変し、人類の存続も危ぶまれます。これは石油も同じ。つまり「化石燃料の消費」=「人類滅亡」なんです。

 何を大袈裟なと思っているあなた。自分の首を絞めていることにはやく気付いてください。

  


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