ザナドゥ【日本ファルコム】


これぞRPGの王道と言わしめる作品は数少ないが、「ザナドゥ」については、 その屈指のラインナップに序列しなければならない名作だ。なぜかと問われれば、「木屋善夫さんだから」と答えてもわかっちゃくれない方も多いので、 とりあえず説明したい。
ストーリー的には、勇者が迷宮に挑み、その奥底に潜む邪悪なドラゴンを退治する、いわゆるドラゴンスレイヤーものである。 っていうか、そもそも、この「ザナドゥ」は、ファルコムの前作「ドラゴンスレイヤー」のシリーズものであり、 それらの基本思想を踏襲しつつ、更に木屋マジックで、ビジュアル的にもゲーム的にも大幅グレードアップしたモノであると言える。
具体的にどの辺がイイのかというと、漠然としてイイのだ。
攻撃方法は、剣で斬り、魔法を撃つ。敵を倒せば宝箱出現。中からは、お金か食料かアイテムを入手。ある程度強くなったら、 その面のボスキャラを倒して次の面へ。全くRPGの王道スタイルである。しかし、オモシロイ。本能っていうか、闘争心をおもいっきりくすぐるのだ。
キャラクターやアイテムのドットワークもなかなか凝っているし、BGMも1種類しかないのに味が有る。 各面の迷宮も程良く複雑?であり、城内の16×4のマップも方眼紙を使ってマッピングするのにちょうど良い大きさだ...
ンガーッ!!イマイチ良さの表現ができん!!
つまり、オレは次の点が非常に良いと考えるのだ。

  1. アイテムがたまらねぇ!!
    やっぱアイテムだ。そしてなんといっても「Red Potion」だ。飲めば体力大回復だし、アイテム経験値やインテリジェンス・ウィズダムがアップすれば、 1個使用するだけでMaxHPまで回復できる。だから城内で見つけた場合や、敵を倒した場合など、必ずゲットしたいアイテムだ。 そして、「Red Potion」と同じ大きさのビンに入っている蘇生アイテム「Elixer」や、 悪いことをした場合に付加されるパラメータ「KRM(業)」を下げるアイテム「Potion」も大好きである。総じてあのビンが好きだといえる。 他に、壁すり抜けアイテムの「Mantle」や時間停止アイテムの「Hourglass」などのレアアイテムも、ゲット時には大変ウレしい代物だ。

  2. 装備がたまらねぇ!!
    装備には、武器・鎧・盾の三種類があるが、それぞれ形状が異なれば、操作する主人公のグラフィックも変化する。つまり武器で言えば小剣・大剣・斧・槍などによって、 盾なら大盾か小盾によって、細かに変わるのだ。この辺のこだわりが、オレのツボを刺激する一要因となっている。
    また、それぞれの装備品毎に経験値を持っているので、使えば使うほど攻撃力や防御力がアップする。つまり、ランクの高い武具を手に入れたとしても、 使い込むまでは今まで使っていた武具の性能の方が高い場合があるのだ。なお、武器については、手袋アイテム「Magic Globe」をゲットすれば、 戦わずに、その時に装備している武器の経験値を上げることができる。残念ながら防具系について経験値を上げるアイテムがないので、 ひたすら敵からダメージを受けて経験値を上げるしかない。経験値上げには、比較的ダメージの少ない全体魔法(Deg-Needleなど)などの方が、 鎧・盾ともに鍛えられるので良い。間違っても、Deg-Tilteなんかを思いっきり浴びてはいけない。ナイアガラの滝で修行するようなモンだゾ。
    なお、最強装備は、Vorpal Weapon、Battle Suits、+7 Large Shieldである。(ラスボス戦闘時はDragon Slayerが必須)

なにしろ、おもしろいことは疑いない作品であるが、皆分かってもらえたかな?分からなかった人は、もう一度最初から読もうね。
あと、このゲームは第二作目「シナリオU」がリリースされているが、こっちも更におもしろさがパワーアップしている。 BGMも最高峰のスゴさ(古代祐三さんだ!!)なので、こっちも漏れなくプレイしたい。

怒涛のザナドゥワールドを見てしまおう!!




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