25世紀。宇宙開拓による新時代が始まり、人類は近隣の星系にもその勢力を広げていった。
この拡大により偶然にも異星人国家である銀河連合との接触をはたした我が連邦政府は人類の発展と平和を願い、
銀河連合との友好同盟をはかったが、現政権に不満を持つ者や銀河同盟に対して不安の念を抱く一部の者はそれに強く反対し、
反乱を起こした。(オープニングより)
こんな重厚なSFストーリーを背景にしたこの「スタークルーザー」は、
88という非力なハードウェア上で、ポリゴンによる滑らかな動きを実現させたアクションロールプレイングゲームである。
主人公”ブライアン=ライト”が駆るスターシップ”スタークルーザー”で、銀河に巣食うVOID一味を叩き潰すのが目的だが、
銀河は広い。太陽系はもとより、シリウス星系、リジルケント星系、バーナード星系と4つの星系をまたにかけ、
各星系の往来は「重力カタパルト」により行う。
最初、スタークルーザーは巡航エンジンしか積んでないので、各星系における惑星やコロニー間移動は結構時間がかかる。
その間かなりヒマで、コーヒーでくつろげてしまうほどだが、敵の戦闘機などに遭遇したりするので、その際は応戦したり逃げたりする。
後半でワープエンジンを入手後は、移動はあっという間になってしまうので、前半でスペースクルージングを優雅に楽しむのが通なのだ。
戦闘はもっぱら惑星やコロニー内の迷宮状の地形で行われ、配置された敵とぶつかると戦闘モードに突入だ。 戦闘モードでは、移動画面同様の3Dビュー画面が展開され、2〜5機の敵とのリアルタイムバトルになるが、 慣れるまでは簡単にダメージを受けてしまうため、シールド補充などの行動に追われることになるゾ。 敵ごとの行動パターンを見切れるようになれば、ノーダメージで敵を全滅させることも可能だ。
また、このゲームはミュージックも非常に素晴らしい(サウンドボードU対応)。
戦意を高めてくれるオープニングをはじめ、各星系や惑星あるいはイベントなどにより、20曲を超えるBGMが用意されているのだ。
個人的には、オープニングは当然として、リジルケント星系でのスペースクルージング時のBGMが気に入ってます。
カーステでA面B面フルに録音して聞いていたくらいです。
あとCDがリリースされていたらしいのですが、Getし損ねており、全く後悔しまくりです。
ストーリーが非常に良く練られているので、時間はかかりますが、挫折せずに最後までプレイして、
宇宙に見る男のロマンを堪能して欲しい逸品です。
スタークルーザー発進!!
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