ギャラクシーバトルシミュレーションとして、初期の9801時代にリリースされた
「シュヴァルツシルト」は、当時の16色グラフィックスという限られた条件下で、
非常に緻密な宇宙戦艦や惑星などのCGを駆使したゲームとして有名だ。その後も、長年に渡ってシリーズ作品がリリースされており、
今回「W(ウィング)」が更にパワーアップされてリリースされた。
ゲーム内容としては、宇宙国家の一元首となり、立ちはだかる敵国を倒しつつ勢力を拡張し、同時に艦隊の技術レベルを向上させて、
更なる強敵に立ち向かう、といったシリーズ通しての共通点は健在で、更に今回はビジュアルシーンも充実し、オープニングはもとより、
シナリオの区切りなどで頻繁に発生するようになった。画面はクォータービューで、舞台となるローゼンボルグ星域の美しい惑星が目を引く。
また、内政系のコマンドは非常に簡略化されており、収入源である惑星は、占領した後は産業衛星を配置するだけでOKとなった。その分艦隊戦などに集中できる。
そして、毎回楽しみな戦艦開発だ。第1作では、A型戦艦からQ型戦艦まであり、単純に資金を投入していけば、
ある一定の資金額に達したところで戦艦レベルがアップする、といった単純作業であったが、シリーズを経る毎に複雑化し、
今回は戦艦の各能力毎の投資により、より高性能な戦艦の開発が可能になるといったものになっている。
これにより、ミサイル艦隊、レーザー艦隊等といった、敵艦隊の能力との相性を考えた艦隊編成が可能となる。
攻撃面の他、防御面でも対ミサイル技術(AMM)、対レーザー(シールド)技術は重要だ。
しかし、今回は開発項目が多い!!序盤は資金がいくらあっても足らない。シナリオ的に敵対する国との技術差は、
とりあえず僅差に設定されているが、調子付いて敵国を滅ぼしまくって技術開発をしないでシナリオを進めてしまうと、
新たに戦う国との技術差が大幅に開いてしまうため、戦いが非常にツラくなるので要注意だ。
強制的にシナリオが進められてしまう場面以外は、ターン数を重ねて技術開発に勤しもう。
更に、どの開発項目に投資すれば、効率よく強力な艦が開発できるか悩むところである。
そこで、戦艦一覧を作ってみた。
これで戦艦能力の他、必要な開発条件が分かるので、戦いに合った戦艦を開発してみてくれ。
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