1995年、コンピュータ・ネットワークの急速な発展は、年々悪性化するコンピュータ・ウイルスや、ハッカーによる不正アクセスの増加を促した。
さらにその状況は、通称”ラウンド・ギア”と呼ばれる、ネットワーク侵入システムをも生み出す引き金となったのである...
事態を重く見た情報管理局MAIは、これに対抗すべく、防衛用ラウンド・ギア(インターセプター)の開発に着手した...。
”プロト・イメージ・ジェネレーター”
略称”プラジェーター”の誕生である。(オープニングより)
当時も大手のソフト供給メーカーであったエニックスがリリースした、この「プラジェーター」は、
リリースされる前からかなりの反響があったにもかかわらず、たいして評価が高くない。
内容的には、コンピューター・ネットワーク内に侵入してくる「ラウンド・ギア」というハッカーグループが操るロボット型キャラとの、
サイバーティックな対戦型アクションゲームであり、各ステージに出現する敵を撃破しながら自機である「プラジェーター」をパワーアップしつつ先に進めるタイプである。
しかし、リリースされる前(1〜2年くらいか?)にゲーム雑誌などで大々的に特集されていた頃の内容は、実は全然違うのだ。
詳しくは記憶していないが、確か『マルスへの挑戦』とかいうサブタイトルがついていて、ゲーム内容も対戦型アクションゲームではなくて、
自分のチューニングした格闘ロボットのようなものを対戦させるタイプだったような気がする。そして、このマルスとかいう天才少女(だったか?)に勝つために、
各地の地方大会を勝ち抜いて腕を磨き、格闘ロボットをパワーアップしていくような感じだった気がする。
つまり、宣伝などでいろいろと期待していたにもかかわらず、やっと出たと思ったら全然内容が変わっていたというワケだ。
ユーザーとしてみれば、リリース前から雑誌などでゲームシナリオや攻略ポイントを先行説明されていたので、
すっかりその内容でリリースされるべく心の準備を整えていたこともあり、かなりビックリした連中も多いハズだ。
まぁ、全く別モノのゲームになってリリースはされたが、それはやっぱりENIXだけあって、そこそこアソべる内容ではある。
サウンドについても、サウンドボード2対応であって結構イイBGMだし。しかしながら、アクションゲームであるせいもあり、
5面くらいから先に進めないオレである。
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