☆パリティエラー発生 対応策

いよいよXa10がダメっぽいので、とりあえずメインマシンを現在サブのFM−V SU167に移行することにした。 もともとスーファミのエミュ専用に使っていたマシンなので、MMX166・メモリ32MBのナンのパワーアップも施していない状態だが、 この緊急事態を回避するには十分だ。
このような事態に陥っても、安直にニューマシンを買って事態を切り抜けようとしないのは、やっぱりオレってマニアだから?

1.SCSI接続機器の接続替え

まずは、Xa側にSCSI接続されている機器の接続替えからだ。
現在、FM−V側にSCSIインターフェイスが搭載されていないことから、さしあたりSCSIアダプタの調達が急務であるため、 I・OデータのPCIバス用のSCSIアダプタ「SC−NBUN」を買ってきた。
そして早速接続だ。

(1)MO(ロジテック:LMO−400)
MOについては、本体底面部にあるディップスイッチにより、NEC98系、DOS/V機系の切替が可能である上、 専用ドライバは不要なのでSCSIケーブルで繋げるだけで使用可能となった。

(2)CD−R(I・Oデータ:CDR−PVX24)
続いてCD−Rだが、コイツはもともとDOS/V機対応であるため、とりあえずSCSI接続して起動してみる。 Windowsを起動すると不明デバイスとして認識されたが、特にドライバソフトが添付されていないため、現状では使用できない。
???そう言えばXaに接続した時ってどうしたんだろう?んで、よ〜くマニュアルを読んでみると、 バンドルされているライティングソフト「EASY CD PRO」をインストールすることで、デバイス認識するようになることが判明。 これが分かるまで、かなり紆余曲折し、I・Oデータ社にセットアップ方法をメールで問診したくらいだ。
しかし、そこで偶然に教えてもらったのだが、このCDR−PVX24って、公式的にはWin98非対応となっているそうだ。 実際はWin98がインストールされたFM−V上で動作することを確認しているので問題無いのだが、メーカーとしては対象外としているとのことだった。 まぁ、古い機種だから仕方ないか(4倍読、2倍書)。

(3)1GB・HDD(I・Oデータ:HDS−1G)
HDDについては、接続しても全く認識してくれない。っていうか、SCSIアダプタが対応してないのかも。
とりあえず、FM−V側は6G+2GのHDDを搭載しているので接続は断念。 しかし、もともとこの1GはMS−DOS Ver:6.2の起動用ドライブとして使用していたこともあり、HDD内は主に88エミュ関連のファイルなのだ。 ヒマ見て別の98に接続して整理しておこう。挫折中の「WARNING」のデータも入っていることだし。

2.XaのIDE−HDD内ファイル回収

さて、問題のIDE−HDDのファイル移行については、かねてより計画していたLAN転送方式とした。 当初は単なるケーブル接続を試みようとしたが、転送予定ファイルが2GB程度あり、死ぬほど時間がかかることが判明したため見送った。
なお、LAN関連のパーツはナニも持っていないため、同系列のマニアな方々からお借りすることで調達完了。
10BASE−Tで転送方針を統一し、Xa側にメルコの「LGY−98J」、FM−V側に同じくメルコの「LGY−PCI−TL」のLANボードを挿し、 リバースタイプのLANケーブル(CAT.5)で接続。それぞれドライバを組みこんでハードウェアの準備完了。

続いてネットワーク関連プログラムのセットアップ。
NetBEUIやらネットワーク共有サービスやらをセットし、Xa側の各HDDを共有設定に変更。 今までLAN構築なんて必要性がなかったので微塵もやったことはなかったが、結構手軽に設定できた。
そして、いよいよ接続だ。

双方のパソコンを起動すると、それぞれネットワークコンピューターとして認識され、無事にFM−Vのエクスプローラー上からXaのHDD内が覗けた。 あとは、D&D一発でXa→FM−Vのファイル転送開始だ。
転送速度については、理論上は10MBPSなので、1.25MB/秒ということになるが、 実際に転送時間を計測したところ、実効転送速度は0.6〜0.7MB/秒となった。1GBのファイルを転送するのに、約30分弱といったところだ。
結局1時間程度でXaからファイルのサルベージが完了した。

これにてようやく移行完了。
しかし、これだけやると、FM−Vのパワーアップ...したいっす。