CD紹介

Dark Latin Groove "Dark Latin Groove"

DLGは個人的に思い入れが強い。
ペルー旅行中のホテルのくラテンチャンネルで、ノ・モリラを見たときの感動が今でも忘れられない。カッコイイ。ポップな現代のラテングループに釘付けになった。ダンスシーンもラップも絶妙。こんな形のサルサがあるのかと、日本を遠く離れたペルーで、少なからず興奮した。
セルジオ・ジョージプロデュースで、肌の黒いラティーノによるボーカル3人グループ。
デビューでいきなり大ヒットしたCDで、グラミー賞ラテン部門にノミネートされた。 が、である。 残念にもライ・クーダの「ブエナ・ビスタ・ソシャル・クラブ」が最優秀を受賞したのである。 新しいラテンはダメだったのか。悔しい!
日本公演の前にたまたまNYでライブを見たが、セルジオ・ジョージサウンドの独特のリズムを、よくある打ち込みではなく、パーカッションが体を張ってビシット刻む迫力・重厚さに凄さを感じた。
1999年に行われた横浜のライブに、広島からファシナシオン・ラティーナのメンバーがこぞって駆け付けた。日本のライブでは珍しくラティーノスもたくさん来ていて、異様なほどの盛り上がりを見せた。
さらに、ティト・プエンテやスパニシュ・ハーレム・オーケストラでベースを弾いているRuben Rodriguezやトロンボーンの William Cepedaなどバックミュージシャンも素晴らしく、2倍楽しめた。William Cepedaは、ライブ前に会場内を楽しく散策していたな。
しかし、DLGは、その後もヒットを続けたが、カバー中心でオリジナル曲はなく、今は解散し、ヒューイのもう二度と見ること・聞くことが、できなくなったのが残念である。
(By MJ)


Grupo Chevere "Chevereando"

「chevere que chevere」楽しい楽しいと耳を離れないこの言葉。ハードキューバンサルサといわれているが、なかなか洗練された音で今聞いてもかなり新鮮に聞けるアルバム。
今や彼にかかれば必ずヒットするといわれている森俊之(椎名林檎、スガシカオ、宇多田ひかるなど)の参加という点でもおもしろい音作りになっているのではないだろうか。いやあ魂のこもった洋楽をこよなく愛してやまないであろう日本のミュージシャンはやはり器用に音楽を生み出している。
そして特記すべきはわかりやすいスペイン語!確かにボーカルの上手さという点のおいてはややマイナスな印象かもしれないが、かつて「ゴダイゴ」の英語の歌詞を耳コピで歌ったように、みんな「チェベレケ、チェベレ」と歌えてきっと楽しいのである。
(by Reiko)


Hector Lavoe "Comedia"

チャップリンが亡くなった翌年1978年に発表。「De Ti Dependa」と並んでエクトル・ラボーの代表作と言われるアルバムだ。
ジャケットはチャップリンに扮したエクトル・ラボー。完璧な扮装ぶりに思わずジャケ買いしたものだ。悲劇のカンタンテとして哀しいイメージがつきまとう彼だが、ジャケットでは意外と笑わせてくれる。卵から産まれたり、科学の授業をしているのもあったな。極めつけは、赤ちゃん姿でベビーカーに乗ってオムツなのでちゅ。(さすがに怖くて手が出ない)
ルベーン・ブラデス作の大ヒット曲「El Cantante」で始まり、ボレロの「Comedia」でほろり。中でも私のおすすめは5曲目の「BANDOLERA」ヤバい雰囲気が漂うキケンな香りのサルサとでも言おうか。ピアノソロの傾いたようなサウンドが迫力モノでオブセッションのワンフレーズが出てくるあたり、たまりません。
(By Tomo)


Puerto Rico All Stars "De Regreso"

コッキ(カエル)と要塞のへたっぴなイラスト。ジャケ買いはなさそうなこのCDだが中身は相当すごい。ラテンはジャケットで判断してはいけないのだ。
プエルトリコ・オールスターズ、その名の通りスター達の共演。
@の「DE REGRESO」ではアンディ・モンタネスやビクトル・マニュエルなどが次々登場しなんともゴージャス。Aの「TITO EL REY」はマンボの王様ティト・プエンテをたたえた曲。彼のヒット曲が随所に盛り込まれていてナイスアレンジ!
Dの「BORICUA HASTA LA MUERTE」(死ぬまでプエルトリコ)などタイトルからしてすごい。伸びやかなアンディ・モンタネスの歌声に目を閉じれば、そこはもうプエルトリコだ。
それにしてもプエルトリコの人は故郷に対する想いが強くて熱い。NYのOrchard Beachでの野外ライブへ行こうとバス待ちをしていると、全身プエルトリコグッズできめたおじさんに遭遇し驚いた。しかし会場に着くと、そんな人だらけでもっと驚いた。
プエルトリコ万歳!
(By Tomo)


Puerto Rican Power "Wild Wild Salsa"

2003年2月5日広島にてPuerto Rican Power salsa live。
実はこのライブ前座でパフォーマンスをしました。チーム名・アミーガス・曲・3Dマンボ。
懐かしいです。恥ずかしいです。今思えば全然ダメダメなパフォでした。salsa始めて1年くらいの頃でsalsaとは何ぞや?Puerto Rican Power って誰?ってな感じでしたね
大暴露大会!。全然意味わからずにライブ会場に居てはじけまくりのオイラだったです。はい。
アルバムタイトル Wild Wild Salsaぁー?タイトルもそうだけど、日本人から見たら充分に怪しいやつらだなーって思いも購入。
実は初めてオイラが買ったsalsaアルバムで当時は車でこのアルバムばっかり流して聞きまくってました。バリバリ歌えるくらいです。すぐにはまるサル馬鹿野郎!
Puerto Rican Power の凄さが知らない当時のオイラをお許しください。
(By Taka)