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〜CRIひろしま ブラジル講演会〜 「エイズを抱きしめて〜連帯 つながる心と心〜」 アラウージョさん・テレジーニャさん来日講演のお知らせ ブラジル・サンパウロのNGO「GIV(いのちを励ます会)」から メンバーを招いて全国講演ツアーを行います。 今回はいつものアラウージョさんに加 えて、女性メンバーのテレジーニャさんも参加します。 アラウージョさんは1月20日〜2月15日、テレジーニャさんは1月31日〜2月18日の日程 で日本に滞在。その間、おもにブラジル人コミュニティのある地域を訪問しながら、 医療関係者、行政担当者、在日ブラジル人およびその支援者の方々などを対象にした 講演会や会合を持つ予定です。 ※今回の招聘事業は、在日ブラジル人への予防対策や感染者支援に役立てるため、講 演会とともに、両氏と関係者を交えた勉強会を開き、意見交換を行うのが目的です。 *************************************************** 「GIV(ジヴィ)=Grupo de Insentivo `a Vida(命を励ます会)」 HIV/AIDSと共に生きる人びとにより1990年に設立されたNGO。 感染者・患者の尊厳を守り、治療を受けられる環境整備のための活動を行う。 感染理由、性別、年齢、貧富の差等々を問わず、すべての感染者・患者とそ の家族のために開かれた場として、カウンセリング、講座の提供(マッサー ジ、外国語会話、職業準備講座、等)、レクリエーションやイベントの開催、 行政や医療機関、企業、マスコミ等への働きかけなどの活動が行われている。 法改正(訴訟運動を繰り広げ96年にエイズ治療薬の完全無料化判決を得た) や医療機関における治療待遇改善、職場や学校での差別廃止など、GIVの ねばりづよい活動で勝ち取ってきた社会的成果も大きい。 [講師] ●Jose Araujo Lima Filho ジョゼ・アラウージョ・リマ・フィーリョ 1957年生まれ。サンパウロ市在住。1987年、HIV感染の 事実を知る。現在、GIV役員、政府保健省エイズ委員会 代表委員(政府保健省の諮問機関。委員はNGO関係者の 選挙で選ばれる。氏は感染者としては初の委員に選出された) 等を務める。94年〜96年、GIV代表を務める。 94年7月に横浜市で「エイズ国際会議」が開催されたのを機に、 日本のNGO・CRIの招聘により来日。会議に参加するとともに 各地で講演を行う。以降、毎年来日し日本各地で講演会・ 交流会や、感染者・患者(日本人、在日ラテンアメリカ人)との 対話を行う。ユーモアと深い人間性にあふれ前向きに生きる 姿は感染者、非感染者を問わず多くの人に感銘と勇気を与え、 ブラジルはもとより日本各地にも多くの友人を持つ。 ●Terezinha de Jesus Cardoso Martins テレジーニャ・デ・ジェズス・カルドーゾ・マルチンス 1966年生まれ。サンパウロ市在住。1987年、HIV感染の 事実を知る。GIVのメンバーとして、電話相談などの業務を 担当する。また「サンパウロ州HIV/エイズと生きる女性 たちのネットワーク」(事務局所在地:GIV)の事務局を 務める。16歳の息子を持つお母さんでもあり、若々しくて とてもチャーミングな女性です。今回、初来日。 同ネットワークは女性を対象にサンパウロ州内の各都市で、 ワークショップや講演会の開催、感染者サポート、貧困 コミュニティにおける予防キャンペーン等の活動を、当事者 自らが積極的にすすめている。 |