Junk Guitar 修繕記

           2・YAMAHA SG-50修繕記

不幸?自業自得?にして塗装はむちゃくちゃ&指板はスキャロップ....こりゃ大変そう。

クラフトの師匠・kita氏の指導を受けつつ、自分でどこまで出来るかやってみよう!!!!

右も左も分からない超ド素人が、どこまで出来るか! お金をドブに捨てるか、それとも.......。

A・まずは材料から、そして計画 B・指板を外そう C・取りあえず塗装を剥ぐ D・ヘッド整形&ツキ板貼り E・ボディ上半分のカット&トップのルーティング F・バインディング巻き G・とりあえずボディ後ろ半分の整形 H・ヘッド&ネックの目止め  閑話休題 I・指板作製(途中まで)と接着 J・トップ接着部分の平面出しサンディング・型紙 K・ボディトップの切り出しと接着 L・ボディ整形&穴開けとサンディング M・フレット摺り合わせ N・目止め・下地調整 O・塗装+@ P・アッセンブリーの組み込み Q・最終調整完成

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A・まずは材料から、そして計画

   

 指板材としてハカランダ。ヘッドのツキ板はココロボを購入。他にペグはグローバーの未使用があるし、ピックアップ・フレット・配線材等電送関係はある。ボディーはかなり大きなザグリがあるので、どうせなら大きくザグってトップを貼り、セミホロウにしてしまおうと思う。このザグリの大きさだと、ピックガードを作っても不細工になるだろうし…。思い切ってトップも別種の木で貼ってしまおう。マジにハカランダか?これからは墓乱打としよう。

←汚さとスキャロップがお分かりになるだろうか?馬鹿なことをしたもんだと反省しきり。ツキ板ココロボ/ハカランダ指板/セミホロウボディ若干アーチド・トップの、材はどうしよう?/バックにはコンターを/カラーは.....どうすっぺ?

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B・指板を外そう

 さて、やることをやりましょう。上手くいけばいいけど。先ずはボディに塗られた下手くそな塗装を、きれいに落としていく。塗装の知識がなかった「ガキンチョの時代にやったもの」だから最悪である。サンドペーパーで落とすしかない。

  

 

 その前に、フレットを外して(特殊な工具がなくともニッパー爪切りで充分だったにゃ)剥いでみることにした。アイロンでフレットを外した指板を熱して徐々にめくってみる。わずかな隙間からノミ&スクレーパーでめくっていく。これが意外に簡単にめくれていくんですね。最終手前の21フレットで割れてしまったが案外簡単、20分掛からなかった。そしてkita師匠から「スケールが微妙に違うから、泣きたくなければ剥がした指板は絶対に捨てないように!」との指示があった。「分かりやしたぜ!師匠!!!」

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C・取りあえず塗装を剥ぐ

 深夜である。シャーコシャーコと何かを研ぐような薄気味悪い異様な音が....サンドペーパーで落とすのがめんどくさいので、カンナで塗装を剥いでいる音であるが。カンナは作業が早い。どうせ外形も若干変えるつもりなので、少々荒っぽくても雑でも気にしない。やっぱりこのギターもグレコFVと同じく表と裏は化粧板で、縦にかなりのピースが継いである。数えてみたら、計9ピースもありやんの。ネックはアイロン作戦、ヘッドはカンナとノミでいきましょう。細かい所はルーターですね。

   

カンナ・フェチになりそうなくらい数種のカンナを使った。バイオリン作りで使うような、カーブドのカンナが欲しい。

 とりあえずヘッドも剥いだので、ペグを載せてみる。ボテッと真四角に近かったヘッドもリシェイプしてみた。うん、満足!

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D・ヘッド整形&ツキ板貼り

ボディの約半分切り落とさなきゃならないので、先に楽なヘッド周りを。

   

 あまりにも綺麗にリシェイプ出来たので、自己満! 例によってヘッドの平面を出し、ツキ板製作に入ります。で、貼り付けて固定静置。その後、整形して出来上がり。バインディングも当然巻きます。

 

 まぁ、ボンドと傷が付いてしまいましたが、こんな感じですね。後からサンディングするんだし。次はバインディングです。ペグ穴は、例によって後から開けます。

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E・ボディ上半分のカット&トップのルーティング

 しかし、なんですね。夜の夜中にノミでギターのボディを切り落としてるのは、あたくし位なもんでしょか?トップは4.4cm厚を、1.8cmの切り落としをしないとダメみたいです。トップに貼るメイプルの到着が待ち遠しい、張り込んで3Aグレードなんか注文したから、失敗は許されません。

  半分近く切り落としてるの判ります? こんな感じにアナログに。流石に深夜にはジグソーは使えないもんね。さ、寝るべ〜ヽ(=眠。眠=)

 作業再開!ここで新兵器導入!電動丸ノコに立って作業出来るクランプスタンド。流石に作業がはかどります。電ノコは、径が小さいので範囲は限られますが便利です。両方共に店頭展示品の.....安かった(他にも色々展示品を割引で...悪人にゃ)

  

 電ノコでケガキに沿って切り、ノコの届かない所はノミでいきます。しかし、ここで思いました。わざわざノミで苦労しなくても、普通の細目ノコがありゃいいんじゃないの?ようやく気づいた「あほ」は早速ノコで作業再開。

  ←いや〜、はかどりますね。それほど時間もかからずカット完了。雑ですので、カンナで平面を出しましょう。

  

 実は電動カンナも購入して(店頭展示品を無理矢理割り引きさせ)使ってみましたが、やはり微妙な感覚は普通のカンナに軍配が上がります。トップ・バック共に平面がきれいに出ました。向かってボディ左側を厚さ23.76mm・右側を24.4mmで0.64mmの誤差が出ましたが、まずまずといった所です。ここから1.3cm外周を残し、ザグっていきます。

  

 ケガキ線が見えますか?この内周をザグります。その前に、ちゃんとトップ切り出し用に型を取りましょう(適当にですけど)。そしてまずはルーターを使って、面倒な内周からケガキ線に沿ってザグリ開始。多少ずれても上からトップ貼るので気楽です。ただし、後ろまでぶち抜かないように気をつけないと。

  

   

 細かく島を残して後はノミでトバそうと思いましたが木質の粘度が高く、ノミでは変にめくれそうなのでルータ・オンリー。と思いましたがやっぱりノミが一番使いやすかったりして.....島飛ばしに大活躍です。で、めでたく刳り抜き完了。ただ、恐れていたぶち抜きを一カ所(ボディー真ん中上の辺り)と、外周飛ばし(ボディー左角辺り)をやってしまいました。でも補修可能で事なきを得ました。テールピース&ブリッジのスタッド部分は当然残しました。あ〜疲れた〜(=@。@=ゞ

 ついでに「NASAも使ってる」という新式?糸鋸でコントロール・キャビティ蓋用の穴開け。え、汚くて雑だって?蓋すれば見えなくなるから別にきれいじゃなくても、ねぇ?蓋用ケガキ線内周を3mmほど落とし込みます。ちなみにレスポールの蓋&キャビティ形状から型取り。でもサイズが大きくなった(素人故に?それとも雑な性格だから?)ので↓

 お得意低予算「ベニヤ化粧板」バックパネルも作製。

今度グレコFVのピックガードを造り直す時に、一緒に作り直そう〜っと。

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F・バインディング巻き

 

 バインディング用のルーティングは完了だが(…途中「甘えまくりさくら・かまってくれさくら・飯をくれさくら」に何度も邪魔をされ、ツキ板のココロボを何カ所も飛ばしてしまった。さくらちゃん、本日は謹慎蟄居の飯抜き決定!)。今回は焦らずに部分的にサイドから巻いていくことにした。さくらが何か分からない方はここへどうぞ!

  さ〜てここまでやって頭のてっぺんに、バインディングを貼るのを忘れました。頭の部分をやり直しです。「曲線部分はバインディングに熱を加えてやると加工しやすい」と、今更ながら知りました。素人はこれだから困る。

  

 頭を貼り終えました。え?汚い?バインディングがはみ出してる?後からキレイに仕上げれば良いんです。出来るのかな、しかし?

 

 余計な所を切り落として、カッター・スクレーパーとヤスリで形を整える。「飛ばしてしまった所」は、例によってボンドとココロボ削り粉の即席パテで埋めて余分な所はヤスリで落として、はい出来上がり。磨きは塗装前にやろ〜っと。

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G・とりあえずボディ後ろ半分の整形

今回は作業風景を撮るのを忘れてしまった。削るので忙しくって..............。

  

   ボディ部分の薄さがお分かりになると思う。ハンディ・ベルトサンダー/カンナを駆使して210〜220mmまでの厚さにして、角にはテーパーを付けた。平面が出なかった所は、カンナとヤスリで極力平面を出していった。この時点で約800g(デジタルヘルスメーター計測)の重量である。

 そしてトップになるAAAグレードのメイプルが届いた。これが無駄にならないように頑張らなければ! 残る作業もかなりあるけど、もう一踏ん張り!

 なかなかの杢です。塗装すれば、もっと杢が浮き上がってくるでしょう。これを無駄にしないためにも、しっかりやろう! 師匠曰く「これ、ハードメイプルだね」

  

 そしてU.S.A.に注文していたAAAAのメイプルも届いた。凄い!柾目の大虎!どちらを使おうか、悩んでしまう。板目上品虎か、柾目大虎か......。

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H・ヘッド&ネックの目止め

ボディバックとトップの接合面の平面出しに、師匠直伝のブツがないと上手くいきそうにないので、取りあえずヘッドとネックだけでも目止めしておく。

 ペグ穴を開けてヘッドらしくなった所に、粘度を高めたウッド・シーラーを塗り込む。乾燥後に600番で水研ぎ。これを数回繰り返す。

 ネックも同じようにひたすらシーラーを塗り込める。そして、水研ぎして導管を埋める。しかし、ヘッドはとにかくとしてだ。指板の厚さの都合上、指板にバインディングを巻いても指板材がどうしても露出してしまう様である。これ以上の導管埋め&水研ぎは、ヘッドだけにしておこう。

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I・指板作製と接着

 ボディを半分に切る・彫り込むに比べたら素人としては一番イヤな作業が到来した。指板切り出し→フレット溝切り→指板のR出し→バインディング巻き→フレット打ち→指板接着→フレット平面だしの摺り合わせ......。あぁ、イヤだ。

 まずは残しておいた指板を両面テープで木取りした箇所へ貼ります。なるべく楽をしたくて端に合わせたのを見たら、師匠に怒られるかな?

 そして、それに合わせて罫書いていきましょう。ここまでは誰でも簡単ですね、問題はここからです。キチンと切らなきゃならんとです。ジグソーで楽をするか、手挽きで職人に徹するか(−。−;「さぁ、どっち!」 ちなみに、師匠は手挽きでやっているそうだ。見習わなければ弟子として恥ずかしい!「手挽き」に決定! 鋸はどこに行った〜ヾ(ー。ー) 何せ「お高い墓乱打」ですから、失敗したら目も当てられない.......(〃_ _)σ||

 切り出し完了。試しにネックと合わせてみるが合うわきゃないよな、素人工事で。フレット溝切りの前か後に、ネック合わせしないと使えん。溝を切ってから、接着してしまって整形することにしようっと。最初に考えた作業手順と順番が狂うが、仕方あるまい。フレット溝切り→指板接着→指板のR出し→ポジションマーク埋め込み→フレット打ち→バインディング巻き→フレット平面だしの摺り合わせの順番に変更。こういう手順さえ判らないでやっているんだから、プロ&アマチュアビルダーの方が見てたら大笑いモノだろ〜なぁ (=ToT=;;;;;;;;

 フレット溝切りに使用するのは「刃の入り深さを調節できる溝切り専用鋸」と、両面テープだけ。鋸だけ特殊だけど、他は特に.....。このために師匠は「剥いだ指板は捨てるな」と言っていたのだ。スケールが狂うから。

 両面テープで剥いだ指板と材を貼り、元の指板のフレット溝から下の新しい指板へ溝を切っていく。なるほど、合理的だ。

   元のフレット溝をガイドにし慎重に切る、ガイド溝が切れたら「前の指板」を剥がして、高さを合わせたフレットソーで溝を切っていく。でもさ、結局指板にRを付けたら切り直しじゃないの?

 「見事に上手く?いった」みたい.....。丸いポッチはクランプの跡。どうせアールを出す時に削るんだからと、充て木もせずやった。おおざっぱだな〜。性格だよな〜。

←残骸と新しい指板。ちかれたべ〜∂(疲ω労)yー~~~~~~~。さ、次の作業に取りかかるか〜!!

_____でも一休み!!!!!_____

_______閑話休題_______

一休みの間にグレコFVと同じく、ジョークでロゴを入れることにした。

       

 厳密に言うと登録商標違反かもしれないけど、売るつもりもないしあくまでジョーク。笑って許して!

______そして続き!!!!!______

 接着前に、あらためてナットの高さを確認した。元のナット溝では余りにも低すぎる。急遽、即席パテでナット溝を埋めることにする。このパテが完全に硬化するまで、またしばらく時間が掛かりそうだなぁ.......。

 

 即席パテも乾いたので、いよいよネックの接着。タイト・ボンドをムラなく塗り、あて木をかましてハタ金で充分に圧着させる。勿論、センターも合わせて付けている。このまま数日?放置して完全に接着させることにしました(このハタ金がどこにもなくて、注文取り寄せ待ちでした)

 後から師匠に確認を取ったら、手順は仮R出し・インレイ・R出し・フレット打ち・仮平面だし・バインディング・接着・平面だし・フレット仕上げの順との事。敢えて難しい行程にしてしまったらしい(泣O泣)泣いていてもしょうがないので、頑張るぞ〜!!!!!!!!!!! 手順変更〜〜〜〜〜∫(=ーoー=)

  

  何とか上手く接着できた様子。仮Rだしの前に整形(何せ指板に切り口がキッチリしていない)と、バインディング溝を先に掘ってしまおう。

  自分好みの握りに調整できるのは、こういう時だけでしょ。結構、極太丸太ネックが好きなんですよ。しかし、ネックの厚さの割に指板がやたらと分厚い........。後のことを考えて、少し控えめに整形しました。

 そして、バインディング溝を切る。脇が粗いのは後から仕上げます。

   ひたすら削る作業が続きます。仮R出しですからこの辺で良いでしょう。

 とりあえずインレイを置いてみた。上手くできるだろうか?と〜っても不安...............(-。-;;;;;

  やっぱりね。ノミと彫刻刀ではダメでした。あちこち指板は飛ぶわ&ひん曲がるわで、師匠に「何でルーター使わないの?」と...........。パテの嵐…(哀o悲)

  ルーターを使ったらホントに上手く?いく。細かい調整はお得意の細ノミでやれば良いと気づく。遅いんだよ、気が付くのが (/自▽爆)/ 師匠にお伺いを立ててからやればよかった....。それでも傷を付ける不器用な旦那。

 

それでも何とか誤魔化しながら、インレイの貼り付けとR出しを終了。ディッシュインレイは黒蝶貝で豪華に!傷った所のパテが目立つなぁ....。ま、いっか!え〜と、次はフレットやろうかな。再びフレットソーで、浅くなった溝を切り直し、と。

 試しに最終フレットを打ってみる。曲がってる〜!(@▽@)!でも、私は15フレット以上は使わないので、気にしない........事にしよう(ToT)

 

打ち終わって、バインディングの部分もきれいにヤスリで落として完了。初フレット打ちにしては、いいんでないの(こればっか)。お次はバインディング巻きですな〜。

 ネック脇のバインディングをタイトボンドで接着中、このまま放置。

 タイトボンドでは接着できなかったので、エポキシ系に変更して接着。整形していないけれど、ギターらしくなってきた。

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J・トップ接着部分の平面出しサンディング・型紙

本体トップ接着面の平面出しです。使うのは5mm厚の強化ガラスに紙ヤスリを両面テープで貼り付け、ひたすら凸凹を無くしていきます(師匠のアドバイスです)。マジックを削る部分に塗っておくと、如何に凸凹だったかが判りました。

       

 ガラス、判りますか?これで削っていきました。そして、マジックで塗っていた部分が綺麗になくなり平面がでました。

 次に、平面がでた所で、貼り付けるメイプル切り出し用の型紙を作ります。

  

 ボディ外周に沿って形を罫書いていきます。ちょっとピンぼけしましたが、これでいつでもメイプルから切り出せる訳です。

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K・ボディトップの切り出しと接着

 迷ったあげく、板目上品虎のトップを選んで切り出すことにしました。

  

 型紙をセンターに合わせ、私にしては珍しく丁寧に罫書いてみた。画像右の2枚が見たまんまの色に近いなぁ〜。少し大きめに切り出します(タイトだと後が怖いから)

  切り出し中です。ジグソーでこんな形切るの初めてだから(と言い訳して)、ぐたぐたであ〜る!きついカーブの所が難しいヽ(*。*)

  

切り出したのを合わせてみたけど、ボディシェイプをかなり修正しなきゃダメみたい。でも、なかなか雰囲気あるので満足?その後の作業は、レスポールみたいにカーブド・トップにするか迷う。上手く出来そうにないんだよな〜。コントロール部のザグリは接着後にやるとして、ん〜どしようかなぁ〜(思o案) 

んま、とりあえずボディの接着にいきましょうか。

 あて木とハタ金の準備も完了しました。いざ、出陣!

 タイトボンドをムラなく接着面に塗り、あて木・ハタ金で締めます。まるでハリネズミのような.....ハタ金が足りなかったかな.....。

 数日乾燥後、無事接着完了です。これからの整形が大変そうだけど、じっくり慎重にやりましょう(出来るのかな〜?)

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L・ボディ整形&穴開けとサンディング

 まずはサンダーで余計な所を削りましょか。カッタウェイの中はサンダーが入らないので、手作業か....とほほほ.....。

 アウトラインを整形終了して、苦労しつつブリッジとテールピースの位置決めも終了。素人には「どこがどうなるのか」よく判らん。もう少しカッタウェイの「ツノ」を丸くしようかな。

  試しにトリマーで外周を削ってみる。途中でトリマーの歯が暴れてしまって、余計な所まで飛ばしてしまった。何はともあれ、階段彫りに挑戦開始! 

 と、その前にPUキャビティを開けてみた。形はいびつになったけど、エスカッションで隠せそうだ〜(・・;;;;;;

 う〜ん、外周を深く&広く彫りすぎてしまった。後が怖いなぁ.....まともにアーチになるんだろうか? 帳尻合わせの方法の検討に入りましょ.......。

   なんとか階段状になったけど、とてもきれいとは言えず(ー。ー) ここから後はベルトサンダーかな.....。

  ちょっと不細工だけどアーチ?になりました〜ヾ(=^^=) アーチと言うより「丘」だな〜。

 スタッドの穴も開けて...げっ!11mmのドリルビットが無い!!!!10mmじゃテイルピースのスタッドが入らない。また、余計な出費をしてしまう.................。

  取りあえずスタッドのドリルビットは何処かで探すとして、150番までサンディング。この時点でかなりスベスベになりました。なんかお腹の出たオヤジみたいなトップになってしまったY(*o*)Y

 

サンディングに飽きたので、バインディング溝をフリーハンドで切ってみた。予想通りガタガタになってしまったが、隙間はパテで埋めればいいや!

  

400番までサンディング終了!ピッカピカ&スベスベ〜で気持ちがよいですね〜。光線の具合で虎が揺れる風情は、ん〜最高! そして次は恐怖のバインディング巻きかなぁ〜。。。カーブしているネック側がちゃんと付くか、自信がない。

  お鍋に湯を沸かし、カーブに合わせて徐々に曲げていきます。結構疲れる、これってば。

 曲げが出来たので、接着です。アセトン系のバインディング接着剤なるものを購入、使ってみることにします。

   

接着中です。1日静置しましょう! きっと隙間が空いてるんだろーな(=・・=;;;;;;;

  11mmのビットが見つかったので、スタッド穴をあらためて拡げます。それと「忘れちゃなんね〜、アース取り!」一応ベルデンの20AWGでアースを引きました。スタッドの間隔もピッタリで良い気分。

  バインディングも何とか付いたようです、汚いけど。やっぱし〜って感じで隙間があります。パテで埋めましょう。。。。。。。。(ー。ー)yー〜〜〜〜

  コントロール類の穴開けも完了。裏からの画像で濃い色で見える所は、危うくぶち抜く所だった個所(*▽*)パテで補強しました。ここはPU切換スイッチの穴、トップの画像では分かりづらいけど貝で装飾する予定。さて、隙間のパテ埋めして最終サンディングでもすっかな(ー。ー)yー〜〜〜〜

 

同じような画像が続きますが、600番までサンディング終了〜。

さて、目止めでもしましょうか。と、その前にフレットの摺り合わせを忘れていた〜〜(・▽・;;;;;;;

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M・フレット摺り合わせ

特に見出しを付けてアップする必要もないんですが…ま、取りあえず。

 

単純にサンディング・ブロックに紙ヤスリを貼っ付けて、ストレート・エッジ(直線定規みたいな物)で「水平がちゃんと出たか」をマメにチェックしつつ削っていく、だけなんですね。フレット面の水平が出たら、画像上右の頭を丸めるヤスリで整形してあとは磨く。この作業は昔から慣れてるんで、あっという間に終わります。最近は指板保護のマスキングもせずに(だって、めんどくさいし〜)やってしまうので、手間が掛かりましぇ〜ん。一応セルロイドで作った(カッターで切っただけ)、フレット部分だけ露出する物は使いますが。以上!

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N・目止め・下地調整

目止めと言っても、フィーラー(との粉)からではなく、ヘッド&ネックの一部と同じくいきなりウッド・シーラーの粘度を高めたヤツから始める。フィーラーからやりたかったけど、買ってくるのが面倒になったので無理矢理シーラーからヾ(=・o・=) 本音を言うと木地着色からやりたかったけど、どうやって良いか分からなかったし肝心のステインもない。つー訳で、シーラーから。ま、導管が埋まりゃいいんでしょ?

  →茶碗に入れて半日外に出し、揮発成分をトバシ粘度を高めたシーラーを「てるてる坊主」で塗り込めます。この時点で既にトップは杢が浮き出てきてる(^^)勿論バックもしっかり塗ってある。乾かしてまた塗り込もう! そして何色にしようかなと思いつつ、スプレーガンがなければ微妙な色の調合が出来ないと気が付く(・;) 

 →3〜4回塗って乾燥中。導管は埋まったので次は水研ぎ。

→1200番まで終了。かなりスベピカになってます。

→ヘッドからボディまで、1500番終了。このままクリアで仕上げても良いくらいの状態に。これで塗装前の下地は出来上がりで〜すヾ(=^^=)

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O・塗装+@

缶では塗装に限界を感じるので、やはりコンプレッサー&スプレーガンがないと調色は無理だし.......微妙な色合いは出せないだろうな〜(ー♢ー;;;;;;;;

→というわけで、コンプレッサーとスプレーガンの導入です。ド素人がたいそうな物(安かったけど高かった)を使いこなせるだろうか?

→師の教えに従い、缶を冷凍庫でギンギンに冷やし、中身がブシューといかないようにして容器に移す。すんなり移せて驚き!充填ガスを抜くためにしばらく放置しよっと。


下の画像は、別に逆ではないです。ボディを逆さまにして、トップの塗装です。一応グリーンっぽく調色してやりましょ。。。。。。

やはり、塗装は難しい..............ヾ(・・) でも、面白い!!!!

→ん〜、大体こんな感じでしょうか?もう一吹きしようかな。やりすぎて収拾がつかなくなる前に、止めておこう。

→と、思っていたら見事に塗りむらがあったので「気に食わん!」と一声。塗装全剥ぎしました〜。色味はこれで行きますが。やはり、すんなりと上手くはいかない。


さ〜て、気を取り直して再塗装をやります。

  

左から一回目・二回目・三回目は青を強くしてダークグリーンっぽくしました。2〜3日程乾燥です。塗りムラはあるけど、もう、面倒くさいや(・o・)  しかし、塗装は難しい........................。

→ムラと気泡が目立つので、一回水研ぎして塗装面を整えよう。しかし、下手くそな塗装だ〜〜〜〜〜〜(・・;ゞ

→水研ぎ後。艶がないから貧乏ったらしく見える。ちょっとめげるなぁ〜........(ToT;;;;;;

→そして再塗装。垂れたりしたけど良い感じ。1〜2週間寝かせて、乾燥したら他の面の塗装に移ろう。


サイドとバックの色にかなり悩みました。

旦那は悩み続けて数ヶ月。そしてブルーにします!

→先ずはサンバースト調にトップの外周にブルーを吹きました。


しかし気に食わん!!

3回目の塗り直し決定!

こっから下線まで、更新した分で〜す。

 ←スクレーパーで剥ぎ取り、若干整形仕直しです。あんまり変わらんが〜〜〜〜〜〜。

←はい、綺麗になりました。って、もう3回目は飽きたよ。

 ←はい、シーラー塗りです。今回は刷毛で重ね塗りしていきます。もう3回目は................。

このままナチュラルでも良いような気もしてきた(もう面倒くさい)

→完全にシーラーも乾いたので水研ぎに入りましょう。

→水研ぎ中。今回は丁寧にやります。600〜1500番迄で良いでしょう。

→研ぎ終了。ツルスベです。サテンフィニッシュのようで、撫でていると気持ちが良い。

→今回はいきなりグリーンではなくブルーから色を載せていきます。先ずは1回目。綺麗なブルーです。

→2回目を重ねた直後。これ以上は止めておこうかな。 光線具合で虎が浮かび上がる。

→1回イエローを載せた直後の状態です。これ以上は色を載せません。やり過ぎるとどうなるか、学習しました。

→段々色が馴染んでいきます。

→しばらく時間をおいた画像です。イエローを着色した部分が、かなり馴染んできました。どうやら成功のようです。

これでトップの着色は終了。3回目にしてようやくイメージした色になりました。


後ろとネックも塗りましょう

→単なるコントロールキャビティのマスキングですね。

  →そしてブルーを朝から2回吹きました。もう少し乾燥したら、また重ねていきましょう!

 →その前にネックにはイエローを一回吹いておきます。木目が浮かび上がり、思っていたより綺麗?なネックです。

 →そしてブルーを重ね塗りします。更に重ね→ 

←こうなりました。

後はクリアを吹けば良いだけですね。


さて、無事に着色塗装も完了(満足)し、いよいよクリア&磨きで塗装は仕上げです。

先ずはボディから行きましょうか!

→クリアを1回吹きました。なかなかですヾ^^

→クリア2回目。

↑クリアも3回で止めとこう。クリアが一番難しいですね。


→当然ネックにもクリアを吹きますが、ポジションマークを入れるのを忘れてました。アバロンのポジションマークを、ネックの脇っちょに穴を開けて入れ込みます。

↑バック&ネックのクリアを3回吹きました。

→ヘッドのクリア。え?ロゴがない?取りました。冗談でも犯罪に加担したくありませんから。と言うか、ヘッド塗りに失敗(白濁)したので目止めからやり直しましたよヾ(ー。ー) 勿論ロゴは剥がして。

これで全体の塗装完了です。完全に乾くまで暫し放置しておきましょう。


こっから下、今回更新した分で〜す。

乾燥致しました。さて、水研ぎと思ったら....ぶつけてしまいましたので補修です。

→取りあえず傷は大きくないのでマスキングして重ね吹き。あ〜、メンドイな〜。

→打痕前の画像です。

→タッチアップ後の画像。

言われないと打痕が良く分からないレベルまで修復出来て一安心です。


さてと、水研ぎトバシてコンパウンドで磨きますかヾ(ーー).................あぁ.....メンドイ。

→まず50ミクロン

→次に2ミクロン

→最後に1ミクロン

代わり映えしない画像続きですんませんm(_ _)m やってる方もいーかげん飽きるね〜〜〜〜ヾ(・o・)

→そして磨き終わり。ピカピカですね(画像は全然変わらんが〜)


P・アッセンブリーの組み込み&ナット整形

→ピックアップは大昔に購入した今やヴィンテージのディマジオ・スーパーディストーションを載せます。今や大貴重品でしょうね。


ついでにピックガードも作ってしまいましょう。

ソフトメイプルの端材から「すぐに刃が外れてしまうバンドソー」を騙し騙し使いながら切り出します。細かいところは糸鋸ですね。

お得意の反りカンナ・南京カンナとノミで整形。フィーラーで目止め。サンディングシーラーを塗布し乾燥させます。木取りで上手く杢が出てくれました。

ボディの塗色に合わせて塗装していきます。

そしてバインディングも巻いていきます。

巻き終わって余分なところを削っている時に一部塗膜が剥げてしまいました。

気にせずにこのままクリア塗装に突入しましょうっと。

左;クリアを1回 右;クリア2回目を吹いて止めときます(全然変わんない画像ばっかりですね〜)

→はい、磨き終わりです。画像に変化無いね〜。


→ペグを取り付けましょう。


マイクとピックガードを付けてみました♪なかなかゴーヂャスぢゃない?


配線です。CTS500kΩA×2・アース取り回しは'50sベルデン・Hot側はG.E.の1950年代N.O.S.ケーブル・スイッチクラフトのジャック&セレクター。キャパシターはスプラグのカラーコード0.022μf/400v通称バンブルビー。


ブリッジとテイルピース、コントロールノブを付けてと。ここまで来りゃもう出来上がったも同然。傷を付けてしまった所は簡単にタッチアップ。


Q・最終調整完成

ナットとブリッジの溝切りです。軽く罫書き切りした状態です。


ちゃんと溝切りをして、成型をして......と。

まぁ、こんな所でしょうかね。で、オクターブを合わせてと。。。。


はい!完成でございます!

完成したSG君のページに行きま〜す!

めでたく完了! さてと、そろそろオリジナルギターでも作り始めようかなヾ(=・・=)

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