A・初期状態 B・塗装・指板を剥ぐ C・割れの状態と接着 D・指板製作 E・ボディ改造 F・ナット・フレット打ち G・バックパネルと塗装 Hパーツ取付と配線、そして完成
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知人のmasack氏から頂いた超ジャンク状態のFV-600を全く別物に改造。
薄くして切って貼って、また切って貼って....................腕が上がったなぁ〜。
ご覧の通りですが、実はネックもヒビが入っています。厄介な事に斜めにヒビ。
大改造の始まりです、というかほぼ作り直しみたいなもんです。
塗装はさっくりと剥がれました。指板を剥ぐのにストーブで加熱して剥がす、という暴挙にでました。
→剥がれましたね。ロッドはアルミで覆われています。
かなり深いところまで逝っているようです。タイトボンドを注入し、圧着。完璧に接着できました。
指板を作りますが、指板材2枚の候補の内、右側がタップトーンが良かったのでこっちに決め。製材開始。
フレットの溝切り。左の画像のようにジグを使いますが、今回は....変態指板で計算して右のように.....。
ネックのボディ側がみっともなかったのでマホで修正。
バインディングを、巻くのでその分を見越してカット、具合も良いようです。
ちょっと厚めにメイプルを圧着し、固まったらカンナで整形・幅調節です。
ポジションマークはパーロイドの6φです。ポジションマークを入れ終わったらR出し。
チョークで白くお化粧し、サンディングブロックで削ります。で、出来上がり。
→サイドマークはアバロンを入れました。
これでフレットを打てば指板は完成です。
本来ならここでフレットを打ちますが、先に圧着してしまいました。
普通にFVではつまらないので、ボディもリシェイプする事にした。
先ずは盛大にトップを15mm程落とす、トリマー&鉋で整形。
やっぱりこの時期のグレコはラワンの合板だよ.....端が飛びましたので補修です。
マホガニーの端材から切り出します。そして合わせてみて圧着。
右側のウイングを形状変更します。ボディ材にはセンダンを。
罫書き線通りにカットしてカット面を鉋で均します。
→そして圧着。
接ぎは「イモ接ぎ」ではなく、「隠し雇い実接ぎ」という技法を使いました。
カットするところを墨付けし、バンドソーでラフカット。反り鉋で整形していきました。
さて、ボディの大改良は進みます。
ブリッジとテールピースに載っかる所はサペリマホを貼り付けます。もちろん音質向上のためです。センター位置には杢入りのイエローバーチを貼りました。糊は全てニカワです。形状に沿ってカットし、この両脇にハードメイプルを貼って「メイプル・イエローバーチ・メイプル」のトップにします。
リアマイクの部分を手ノミで掘ります。
トップのメインになるハードメイプルです。製材・墨付けして切り出し・圧着。いい杢です。
小鉋&反り鉋とノミで整形します。雰囲気出て来ました。
マイクキャビティを、テンプレートを使用し座刳ります。
上げ鉋終了後、そして自作テンプレをガイドにコントロールキャビティを掘ります。
コントロール系の穴開けも完了し、形になってきました。
ナットを圧着し、フレットもプレスで打っていきます。こうなるとギターっぽいですね。
異常にフレット数が多いでしょ?変態ギターです(ーoー)/
ボディバックとキャビティパネルをステインで着色していきます。
着色終了後はセラックでコーティングしていきましょう。
この後マスキングしてトップとヘッドの着色と塗装です。
←ヘッドをステインで着色し、フィーラー塗布直後。
トップも同様にステイン着色↑してフィーラーを塗ります↓。
かなり杢が浮き出てきました。いい感じですね。
イエローを薄く2回吹き付け中塗り終了。良いルックスじゃ!
トップをサンバーストに吹き付けてみました。格好いいじゃないですか。
←クリアを2回吹き付け1週間放置。
磨きも完了して、後はパーツを載せるだけですね。
ペグ取付完了、ギターらしくなってきた。
パーツを載せました。
ピックガードはわざわざ作ったんですけど似合わないのですぐに外しました。
配線です。簡単な作業ですね♪
ナットの溝切りも慣れたモンです。この後整形してナットも完成。
どうもフレット数が多いので色分けです(笑)
ちなみにヘッドはこんな感じに、格好いいっしょ?
そして完成。音も良いんですよね〜。
ハーフトーン・フレッティングがかなりの練習量が必要かな。。。。。