2011年9月29日

拙者の今シーズン最終釣行は、ちょうど9月末で禁漁を迎えるかつてのホーム、静岡県側は小山町足柄地区の
鮎沢川漁協管轄区域を中心に釣行。
台風12号及び15号の影響の調査も兼ね、小山釣友会のNさんも参加し、漁協管轄区域外の、須川上流部の
昨年の災害の被害の影響も視察したが、被害の爪跡は凄まじく、下流域の神奈川県側の酒匂川本流の濁りが取れる日までは、
途方も無い年月が掛かるであろうことを痛感させられた次第・・・。
とももかくにも、拙者については、ここ数年の中では最も遅くまで竿を振ったシーズンであった。
なお、本日同行した小山釣友会のNさんは、漁協管轄外区域終漁の10月末まで、まだ頑張るとのこと(笑)





<本日の釣果>
鮎沢川系統秘密某B沢 : ヤマメ×1、チビヤマメ×2、チビアマゴ×2
馬伏川上流部(思橋上流域) : 丸坊主
須川上流部 : 丸坊主


※本日の講評
鮎沢川漁協の鑑札を買い、小山町足柄地区周辺の沢を探ったが、台風15号による増水は残っていたもののサカナの活性は低く、
大した釣果は得られずに終了・・・。
馬伏川上流部は、条件は悪くなさそうに感じたが、本流筋の抜川をはじめ、竜良川、躑躅川ともに魚信な無しで完敗(>_<)
漁協管轄外の主力支流、須川上流部のワサビ田エリアの様子を、昨年の台風大災害以降、初めて視察しに行ったが、
破壊の度合いは凄まじく、右股の上野川からは濁流がとめどなく流入しており、かつての鮎沢川系統随一の澄み渡った流れは、
最早、想像することすらできない状態に唖然とさせられた次第。当然、魚信は無かった。

下流域の神奈川県側の酒匂川本流の濁りが取れる日は、果たしていつの日になることだろうか・・・。



好渓相の秘密某B沢。

本日は活性が低く、大した釣果が得られずに終了・・・。
しかし、昨年の台風大災害や今年の2つの大きな台風による影響も小さく、
渓流としては健在。

資源量が多くは無いので、大事にしたい沢ですね。
鮎沢川漁協管轄区域なので、9月30日で禁漁。今シーズンの釣りはできません。











鮎沢川系統秘密某B沢で釣れた、唯一まともなサイズのヤマメ・・・。

もう少し大きなサイズが釣れれば良かったのだが、
シーズン最終盤だし、仕方無いかなとも思うが・・・。
2004年あたりは、すぐ近所の秘密某A沢では8寸以上のヤマメやアマゴが
この時期は結構釣れたので、やはり生息環境が厳しくなっているともいえるかも
しれない。












馬伏川上流部の御殿場市小山町境界付近。
右股は躑躅川で左股は竜良川。このすぐ下手で、右岸から本流筋の抜川が合流し、
馬伏川の大きな流れになるのだが、全くアタリ無く完敗(>_<)

このエリアは、釣れれば大物が出る実績もあるらしいが、
今回は名手のNさんも丸坊主だったので、仕方が無いかな・・・。













須川上流部ワサビ田エリアの左股、須川本流ダムの荒廃した現在の様子に唖然(^^;)

かつては、澄み渡った水が湛えられていたのだが、今や泥水の池。
それでも、右股の上野川の濁流に比べれば、まだ濁度が多少は薄く感じられるのだが、
それにしても、鮎沢川系統で最も清澄な須川の変わり果てた姿には、
ただただ自然の畏怖のみ痛感させられるしかない・・・。

下流域の神奈川県側の酒匂川本流の清流が戻るためには、
須川と野沢川の災害復旧工事が完了しない限りは、無理だということを
実感させられた次第・・・。