2008年6月7日

酒匂川本流の鮎毛鉤釣り不調。飯泉橋よりも上では、ハネも少ないし、魚影が非常に薄い・・・。
解禁前まではあれだけたくさん見かけたアユの姿は、小田厚赤橋よりも上では、何故かほとんど見られない
一方、飯泉取水堰よりも下の河口付近では、未だに5センチ程度の大きさの稚アユがかなり沢山見られた(^^;)
何とか30匹捕まえたが、煮干しアユでは釣趣無し・・・。鮎毛鉤釣りは、早川に行った方が良いようだ(爆)


酒匂川という川は、元々資源量が少なく、期待できる川ではないので問題無いのだが、やはりアユの量は少ないようだ・・・。
それにしても、解禁前にはあれだけたくさん居たのに、何処に行ってしまったのだろうか??
相模川や早川では、楽々束釣りの話も聞く中、酒匂川では20匹程度釣れれば、十分に大釣りの部類に入っているようだ。
やはり、サカナの数自体が少なく、解禁日に抜かれてしまうということなのだろう・・・。
22日(日)の、ダイワ精工主催の友釣り講習会にて、1匹でもアユが掛かってくれることを願うしかない(^^;)

毛鉤で松田地区に行った親父殿は、丸坊主だったそうだ(>_<)
周りのドブ釣り師も、誰も釣れていなかったらしい・・・。
私については、度重なる大雨で、下流部に流されてしまったのではないかと考え、小田原地区を徹底的に探釣した。
飯泉取水堰よりも下流は、煮干しサイズの天然物の稚アユが沢山居て、結果的には30匹釣ることができたが、
これならば、15センチくらいのが5匹釣れてくれる方のが、気分は良い(^^;)
本流ヤマメ狙いの時に、スレ掛りで15センチくらいのが掛かってきたのだが、一体何処に消えてしまったのだろうか・・・。

まあ、外道としてだが、良型のヒレピンニジマスが釣れてくれたから、ヨシとするしかないかな・・・。


<本日の釣果>
酒匂川本流下流部(小田原地区): 煮干しアユ×26、アユ×4、ニジマス×1(松田地区を中心に、アユの気配無し。
河口付近で煮干しサイズを捕まえたが、何とも空しい・・・。)


※本日の講評
松田地区を中心とした中流部に、アユの魚影が見られないので、解禁前に度々襲った大雨によって下流へ流されたのではないかと考え、
まずは小田原地区の飯泉取水堰よりも上の富士道橋や小田厚赤橋付近を狙ったが、稚アユをツ抜けするので精一杯(>_<)
まあ、せめてもの意地で、30センチジャストの野生化したヒレピンニジマスを取り込めたことくらいか(^^;)

飯泉取水堰よりも下は、河口付近まで5センチ前後の稚アユが沢山居たが、それにしても、未だに遡上せずに河口付近に居るとは、
一体どういうことなのだろうか?
あまりにも小さすぎる、天然物の煮干しサイズなのだが、飼い猫の餌のために捕まえに掛かるが、それほど釣れてくれるわけでもなく、
結局、20匹の追加止まりだった・・・。
日没前には喰いが立つかと思いきや、逆に喰いが止まってしまった(^^;)
アユの習性については、本当に不可思議この上ない・・・。

それにしても、酒匂川は、水質面では雑廃水濃度が高くなる飯泉取水堰よりも上では、まさに清流そのものであり、何故、資源量において、
早川や相模川に劣るのかが、本当によくわからない。
早川などでは、毛鉤釣りでは、楽勝で束釣り達成と聞く・・・。
渓流釣りは酒匂川水系で楽しみ、鮎釣りは早川水系で楽しむ方が、合理的かもしれない。
とはいえ、箱根の温泉の廃水によって水質がイマイチ良くない早川をホームにするのもまた、ためらいがあるのだが・・・。

次の土曜の毛鉤釣りを最後とする予定。いくら釣りたいからといえ、河口付近の煮干しアユを釣っても、空しいだけだ(爆)



酒匂川本流最下流部。あの橋(酒匂橋)の向こうは、相模湾の大海原(^^;)

天然物の5センチ程度の煮干しサイズの稚アユならば、この界隈に大量に群れていますが、何故、6月にもなって遡上しないのでしょうか??

これで大量に釣れるかというとそうでもなく、1時間に5匹程度です・・・。
すぐ西隣の早川では、こんなに苦労せずに、多少は大きめのアユの束釣りも可能だという情報が入る中、酒匂川本流の資源量の少なさには、毎年の事ながら、
「また今年もか・・・。わかってはいたけどさ・・・」といった心境ですね(爆)

飯泉取水堰よりも下では、水質の悪い狩川と、生活廃水100%の用水路が流れ込む影響で、特に右岸側では水質がかなり悪化します・・・。

アユを釣るならば、左岸側の流れを狙うことをオススメします。





飯泉橋のすぐ上の床止工にて、ドブチンチン仕掛けに喰ってきた、
野生化したヒレピンニジマス。

昨年も、このポイントではニジマスをバラしています・・・。
アユを期待したのですが、まあ、30センチジャストありますし、これだけのニジマスを毛鉤仕掛けでGETできたのは、ラッキーだったといえるでしょう。

他のドブ釣り師曰く、「アユが釣れなくても、こんな立派なマスが釣れれば、満足しなさい!!」とのこと・・・。

まあ、執念深く転戦するので、確かに何とか結果は残せていますが、それでも虚しさは残りますね。
そろそろ毛鉤を喰わなくなってくる時期ですので、今シーズンは良型アユを毛鉤で釣れずに終わってしまうのでしょうね・・・。