2008年3月10日

年休取得して、中川川源流部に平日釣行を目論むも、無情の雨・・・。
昼前に止んでくれたので、急ぎ出撃するも、白石沢には先行者多数で、入る余地無し×。
相性が悪い用木沢に、空いているゆえにやむを得ず入るも、伏流状態の渇水の中、案の定、一度のアタリも無く敗北(>_<)
中川川本流も、工事で破壊し尽くされて、西丹沢自然教室〜用木沢出合区間は全滅状態になっていた(怒)
これまた普段あまり相性の良くない西沢に少し入ってみたら、何と起死回生の尺イワナにて、劇的な終幕!!


土曜日は歯医者通院、日曜は熱海マラソン出場にて釣行できないので、年休取得の月曜に賭けていたのだが、天気予報通りに雨(>_<)
休養日に充てることも考えたが、昼前に雨が止み、空が明るくなってきたので急ぎ出撃!!
ターゲットは、中川川本流筋源流部の白石沢だが、既に釣り終わって帰ってきた人とすれ違い(モロクボ沢へ入ったとのこと)、
手沢出合上の堰堤付近から入渓しようとしたら、また別の釣り人が居たので、1KM程度上流の、キャンプ場跡地から白石沢へ入ったとしても、
頭ハネになるだろうから、断念・・・。
用木沢へ入ることにした・・・。モロクボ沢へ入った方の情報では、ツ抜けを達成し、型も良かったとのことだった。

用木沢は、昨年夏に入ったが、相性が非常に悪い沢だ・・・。
良型の実績もよく聞くのだが、何しろ水量が全く無く、所々伏流してしまっている。好ポイントと思われるポイントでも、
ことごとく無反応だった(>_<)
右岸から名前のわからない支沢が流れ込むと、左岸の本流は水涸れとなり、釣りにならない。
支沢にもヤマメが生息しているので、少しだけ釣り上ったが、無反応の上に、どんどん水量が減って×・・・。
用木沢とは、ことごとく相性が悪いらしく、一度のアタリも無く終了(>_<)

次は、西丹沢自然教室脇あたりから、中川川本流へ入ることにしたが、目に入ってきた景色に、絶句した・・・。
多少なりとも自然渓相が残っていたのだが、ユンボで均され、ヤマメが生息していたポイントが、完全に消滅していた(>_<)
これで、東沢・西沢合流 〜 用木沢出合区間の本流の主力釣り場は、完全に消滅してしまったと言ってよいだろう・・・。
シーズン中の土日は、キャンプ客の水遊びによって釣りにならないが、平日に攻めれば、ツ抜け程度の釣果が得られた釣り場だったが、
貴重な区間を失ったものだ(怒)
残念以外の何物でもない・・・。

夕方の時間帯に入ってきたので、これまた相性の悪い西沢を、下から探っていく・・・。
反対側の東沢のほうが相性は良いのだが、昨年の台風で大きなダメージを受けているので、今回は避けた。
西沢も全然反応が無く、ヤマメの気配が感じられないが、水量は比較的豊かだった。
木の枝が邪魔だが、シマノ「七渓峰」の穂先は頑丈なタフテックゆえ、今までほどはストレスが溜まらず、仕掛けのロスが少ない(^^)
ふと目印が止まったので、根掛りかと思って竿を上げると、ゴツゴツと重みが伝わってきた!!
ヤマメではなく、イワナであるのを確認し、何とか慎重に取り込むと、尾ビレこそ欠損しているが、金色の腹をした、
居付きの立派な尺イワナだった!!
実測で31センチは、イワナにおける最高記録であることは言うまでもない(^^)

起死回生とは、まさにこんなことを言うのだろうか・・・。
結局、釣れたのはイワナ1匹のみ。アタリも全く無かったのだが、劇的な終幕となったことは言うまでもない。


<本日の釣果>
中川川支流用木沢中流部 : パーフェクトボウズ(アタリ1つ無い丸坊主・・・)
中川川支流西沢下流部 : イワナ×1(尺イワナ1匹のみ!! 他にはアタリすら無し)


※本日の講評
天気さえ良ければ、朝イチで白石沢に入れていたはずであり、そこそこヤマメが釣れたのではないかと思われるが、仕方なし(^^;)
それにしても、用木沢は本当に相性が悪い・・・。大雨後の大増水したときにでも入れば、もしかすると爆釣するかもしれないが・・・。
中川川本流の工事破壊は、誠に遺憾(怒)
西丹沢自然教室(東沢・西沢合流) 〜 用木沢出合区間貴重な釣り場だったのだが、営利目的の事業者からすれば、
レジャーランド化させてしまうのが、一番の上策なのか・・・。しかし、酒匂川水系全般、工事による河川破壊が多過ぎる!!

西沢も、決して状況は良くない。大堰堤ばかりが聳える環境。種の多様性からすれば、大きな問題を抱えている沢でもある。
しかし、今宵は尺イワナが釣れたことについて、単純に喜ばさせていただこうか・・・。



西丹沢自然教室脇(西沢・東沢合流点)の中川川本流・・・。

上流側に向かい、去年までは、まがりなりにも自然渓相が残っており、
各ポイントからは、数はそれほど多くはなかったが、
時には良型ヤマメも登場してくれたのだが、今年以降は、絶望だろう・・・。

大変遺憾だが、ここから用木沢出合までの1.5KM程度の区間の
貴重な釣り場が失われてしまったことを意味する

取り返しのつかないことをしてくれたものだ・・・。
営利目的とはいえ、何故、渓相を残すような工法が取れないものだろうか??

本当にガッカリである(怒)






西沢下流部で出た、立派な尺イワナ!!

尾ビレが欠損していますが、腹が黄色い居付き風の個体。
実測で31.5センチの大物に満足(^^)

中川川系は、イワナが完全に居なかったとされる水系なので、
これはキープさせていただいた。

しかし、このイワナ1匹しか釣れないとは・・・。
なかなか簡単には諦めない、粘りの釣りだったといえようか。