2008年渓流解禁日は土曜日。資源量の多い世附や中川へ出撃したところで、仁義など通用するわけがないので、
マイナーな部類に属する沢を重点的に攻めようという策にて出撃・・・。
まずは山北の皆瀬川へ向かった・・・。
<皆瀬川中流部>
夜明け前に、八丁までの細道を進むクルマは渓流釣り以外には考えられないだろう(笑)
私の後ろからもクルマが来ていたが、私は中流部にて入渓なので、路肩に駐車。後続車はそのまま登って行った・・・。
何しろ、透明度が高いのが皆瀬川の良い点のはずだが、茶ノロが多い(^^;)
好ポイントを攻めるも、名物のクソバエすら出て来ない(>_<)
高巻きが必要な堰堤のポイントにて、ようやく反応が出たが、バラしてしまった!!
しかし、堰堤は広いので、別の筋を流すと、もぞもぞっとしたヤマメらしくない鈍いアタリをモノにすると、
来ました、今シーズンの初物。錆びた真っ茶色の太った7寸級の居付きヤマメ(^^)
その後、朱線が奇麗なチビメも出て、皆瀬を終了・・・。
歩いて下山中、漁協監視員からヒアリングされたが、皆瀬川は秋口の荒喰いの時期があり、そういう時に、抜かれて行って
しまうそうだ・・・。
とりあえず、2匹出たからヨシとしよう。
<畑沢下流部>
内川へ行くも、釣り人銀座。本村の前田橋前後にて、ざっと10人は居た・・・。こりゃ、ダメだ(汗)
谷峨の畑沢へ転戦。川崎ナンバーの某外車が1台停まっており、明らかに釣りのクルマ。
とはいえ、勝機が全く無いわけではないので最下流部から入ったが・・・。
全く反応なし(>_<) 先行者の足跡クッキリとはいえ、厳しすぎた。
水質は相変わらず濁り気味で、茶ノロあり。渓相は抜群なのだが・・・。ヤマメ、絶えていなければ良いが・・・。
<中津川支流虫沢 中・下流部>
ボサボサになって、盛期には絶対に入れない沢を思い出したのが、松田町再奥集落、寄地区の虫沢だ・・・。
それほど期待できないだろうが、軽い気持ちで、これまた下流部から入渓。
全然反応が無いし、この沢は民家からの雑排水の流入が結構あって、そういう面ではあまりよろしくない。
茶ノロもかなり酷く、水色は、茶褐色系に近いかもしれない・・・。
ここも先行者の足跡だらけだったが、時間も昼過ぎなので仕方ない。
とはいえ、虫沢では、これまた錆びて真っ茶色なのだが、居付きのヤマメが出てくれた。
しかも1匹は、体高のある立派な8寸級(^^)
満足といえよう・・・。
<内川中流部>
夕方前になり、午前中に断念した内川へ戻った。
何と、内川が茶ノロが一番酷い(>_<) 汚すぎるぞ、内川・・・。
超外道のクソバエ始め、全く反応が無い。
人があれだけ攻めた後だから、仕方ないといえばそこまでだ・・・。
不意に話しかけられてびっくりしたが、その御仁は、酒匂川渓流クラブ所属にて、酒匂川漁協組合員の人だった。
漁協の放流とは別に、内川の矢倉沢本村地区に、自費にて数千匹のヤマメ稚魚を放流しているという。
本流釣りが専門らしく、酒匂川本流の攻略法をご教示頂いた。
私の選定ポイントも、間違っていないところを攻めていることが判ったのは幸いだが、釣れないのは腕の差か・・・。
結局、日没までやったが、チビメに餌を取られるだけで終了。
丸々一日やって、5匹・・・。まあ、ヨシとしよう。
<本日の釣果>
皆瀬川中流部 : ヤマメ×1、チビヤマメ×1(非常に濃いはずの、超外道のクソバエの気配未だ無し・・・。)
畑沢下流部 : パーフェクボウズ(アタリ1つすらなし)
中津川支流虫沢 中・下流部 : ヤマメ×1、チビヤマメ×2(超外道のクソバエ数匹・・・。)
内川中流部 : パーフェクトボウズ(数少ないアタリをモノにできず、敗北)
※全件リリース!! 居付きのヒレピン物は自然に帰すのが相模守イズム。
※本日の講評
混雑を避け、マイナー気味の沢をチョイスして機動力勝負の転戦・・・。何しろ、どの沢も水質悪化による富栄養化にて有機物が多いのか、
茶ノロでヌルヌル。非常に汚い状態(>_<)
釣れた5匹は、いずれも錆の残った居付きのヒレピンヤマメであり、3匹はチビメだったが、2匹はかなりの良型にて満足。
しかし、本日釣行の4本の沢のうち、酒匂川漁協が放流を行ってくれたような実感は全く無く、お高い入漁料を徴収する割に、
地域住民への還元が、非常に乏しいような気がする。静岡県側の小山町の取り組みを見習っていただきたいものだ・・・。