2007年6月10日

雷雨が収まったので、酒匂川本流を毛鉤にてアユを狙うも、外道の魚信すら無し!!
笹濁りで、セオリーどおりに行けば、アユが毛鉤を喰ってくる条件なのだが、話にならない・・・。
半ば冗談にて、アユ毛鉤で内川の夕マズメを流してみたら、ヤマメが超アクティブな反応を見せる(^^;)
個体数が多い清流のアユよりも、幻の魚とも言われる渓流の女王ヤマメの方が、余程簡単だぞ・・・。
何でなの??


日曜も、朝早くに起きれなかったが結果オーライ。物凄い大雨で、雷もゴロゴロ鳴っている・・・。
まあ、今週は釣りに行けないが、仕方ないだろうと思っていたが、午後になって晴れてきた。
静岡県側鮎沢川系統や神奈川県側酒匂川水系各河川の水位を調べたところ、増水の程度が、
それほど酷くなかったので、酒匂川本流のアユ毛鉤釣りに出撃し、まずは松田地区の十文字床止工にて
笹濁りで多少増水した環境の中、ドブチンチン仕掛けで流してみても、何の反応も無い(>_<)
ドブ釣りの人も、友釣りの人も、釣れている様子は無かった・・・。本当に酷い有様だ・・・。

上流へ移動し、山北地区の岩流瀬の堰堤を狙ってみたが、ここも全く反応無し・・・。
大口橋から上は、大きな石も豊富で、かなりの好ポイントが多いのだが、酒匂川本流の生命力は、
やはり乏しい川だ・・・。最早嘆いても仕方ない・・・。

さて、ここで釣りを止めても良かったのだが、アユ毛鉤釣りにて、何匹か外道としてヤマメが釣れたことが
あったので、半分冗談の気持ちで、内川を流してみることにしたのだが、面白い結果となった(^^)
意外にも、ヤマメはアユ毛鉤を喰ってくることが判明したのだ!!

矢倉沢本村地区到着は、既に17:30と夕方・・・。リミットは1時間程度だ・・・。
堰堤下を適当に流してみると、時々反応があり、たまにクソバエが掛かってくるが、餌釣りほど酷くはない。
そのうち、明確な魚信を捉えると、チビヤマメが釣れてしまった!! 何だよ、アユよりも余程簡単だ(^^;)
そして、結構な大型が喰らい付いてきて、何度もバラした・・・。引きからして、8寸級だった。
餌釣りよりも、余程反応が良くて、驚いた!!

暗くなってきたので納竿しようとして、餌釣りでは今までヤマメが出たことがなかったポイントを狙うと、
ガツンと強烈なアタリが来て、中々の引き・・・。
何とか取り込むと、7寸級の、足柄の地ヤマメっぽい個体でびっくりした。
結局、1時間程度でヤマメ4匹は、割りの良い釣果だったと思う。餌釣りよりも、余程良かった(^^;)
アユ毛鉤でヤマメが狙えたことは、本当にびっくりした・・・。

さて、良かったばかりでなく、デメリットも判明した。
アユ毛鉤は、小さくて繊細な作りのため、重めのヤマメが掛かってしまうと、折れたり千切れてしまうことだ。
やはり、想定している対象は、10センチ程度の稚アユだろうから、良型のニジマスなんかが掛かったら、
ひとたまりもないだろう・・・。

とはいえ、クソバエにもそれほど悩まされず、楽しいヤマメ釣りとなってしまった・・・。
本当にアユを釣るのは難しい・・・。早川とか興津川で毛鉤を流せば、果たして、酒匂川みたいな絶望的な思いを
しなくても済むのだろうか・・・。


<本日の釣果>
酒匂川本流中流部 : 丸坊主(コイ科外道の魚信すら無し・・・)
内川中流部 : チビヤマメ×3、ヤマメ×1(鮎毛鉤でこれだけ釣れた。クソバエのアタックもそれほど多くない)


※本日の講評
酒匂川本流のアユ毛鉤釣り、本当に釣れません(>_<)
ウグイ、オイカワ、クソバエといったコイ科外道ですら毛鉤を喰ってきません・・・。
それが、数がそれほど多くないはずの内川のヤマメが、アユ毛鉤を活発に喰ってきました!!
やはり、アユよりもヤマメを釣る方が余程簡単です。
友釣りの人も、釣れている様子はありませんでした。酒匂川本流の貧果、深刻だと思います。



山北地区の岩流瀬橋上の堰堤下の流れ。

ここもアユ釣りポイントとしては、比較的有名なスポットですが、全然アタリがありません・・・。

友釣りの人も、全然ダメそうでした。

釣れる人は釣れているようですが、本当に信じられません・・・。







7寸級の体高がある、立派な足柄山系の地ヤマメっぽい個体。

毛鉤をガツンと喰ってきて、物凄いファイトでした!!
内川の餌釣りでは、ここまで立派なヤマメなんて、そう簡単には出てきてくれません・・・。

ただ、繊細なアユ毛鉤は、このクラスのヤマメが掛かってしまうと、千切れたり折れてしまうようです。
しかし、酒匂川本流でアユ1匹釣るよりも、資源量が多くない内川で、こんなふざけた釣法でヤマメが釣れてしまうなんて・・・。
何か、変な現象です・・・。