2006年4月30日


世附川本谷に引き続き、玄倉川でも丸坊主を喰らう。厳しすぎるぜ!! 何故ここまで難しいのか(爆)
酒匂川本流上流部(山北町岸・湯坂地区)は減水かつ水質悪化にて、現時点では見込み無し(>_<)
ホームエリアの中流部(開成・松田地区)は、減水傾向も大物の魚影は健在。アユ遡上も良好(^^)


先週は世附川本谷中・下流部にて、アタリ1つ無い丸坊主にて完敗を喫したので、本日は反対側の玄倉川下流部を
無理なく釣る方針にて出発。
玄倉ゲートに到着し、早速漁協監視員殿の検問を受け、そのままゲート脇から入渓・・・。
魚は居なくはないとの話を得たので、せめて1匹くらいは釣れるだろうと見積もり、遡行開始。

しばらくは、工事のユンボに真っ平らにされた荒れたチャラ瀬で×。
500Mくらい遡行すると、玄倉ダム下ゆえに水量は少ないものの、だんだんとポイントが出始めました。
しかし、宇崎日新「3WAY渓神技PRO 硬中硬630」にて、要所要所を攻めますが、全く反応はありません(>_<)
まあ、激戦区の玄倉川ですし、ましてや核心部ではない下流域なので、こんなものなのかもしれません。

小川谷出合の立間大橋脇から入渓すると、すぐに大堰堤に阻まれて終了になってしまいますが、
今回選択した、ゲート脇からの入渓の場合、境隧道下手の大堰堤までの区間は結構長く、先行者さえ居なければ、
そんなに悪い選択ではないと思いますが、サカナの気配が全くありません・・・。
2回だけ、ミミズを喰いちぎられましたが、おそらくチビイワナの仕業です。
ヤマメのようなシャープさは無く、ゴツゴツつついている感じでした(^^;)

河原で佇んでいる若者に挨拶されたので会話をすると、東京の学生さんで、近場で大自然を満喫できる
この、神奈川県西部のド田舎エリアが大好きで、はるばるやってきたという・・・。
彼によると、本日の先行者は居ないそうだ(昨日は居たそうだが・・・)。

そうこうしているうちに、だんだんとV字状に谷が深まり、水量こそ少ないものの、中々に険しい、
本格的なゴーロ帯になってきました・・・。
ポイントは無くはありません。しかし、全く反応はありません(>_<)
そして、高巻き不可能の大堰堤に到達してしまいました。

堰堤下の釜も反応無し・・・。
玄倉は地形が厳しく、緩斜面が無いために脱渓できないので、そのまま引き返します・・・。
そして、涸れ沢の出合にて林道へ上がりますが、ゲートまでの20分強は中々に疲れました。
イワナ1匹見るのって、本当に難しいです(涙)

さて、次は酒匂川本流上流部は、山北町の岸・湯坂地区を目指します。
このエリアは、7寸程度のノーマルタイプのヤマメが結構居付いているので、それを狙いますが・・・。
農業用水取水のためか、水量が滅茶苦茶少なく、しかも水質が良くありません(>_<)
クソバエしか出ませんで、すぐに終了です・・・。

そして最後は、いつもの酒匂川本流中流部(開成・松田地区)にて締め括ることにします。
このエリアも、やはり減水傾向です・・・。
しかし、水質はそれほど悪化しておらず、しかも、遡上してきたアユが、足元をチョロパッパしてます(笑)

いつものとおり、瀬の緩流部を狙うと、やはり居てくれました!!
重いものの、それほど引きが強くないですが、そこそこの良型。29センチの、これはニジマスでしょうか・・・。
ギャラリーの中に、山北の大鐘釣具店店主殿が居て、コメントを下さいました。
「これはニジマスでもヤマメでもない。酒匂川本流に、昔から生息している固有種の’川マス’だ・・・」と。
とりあえず、銀化しているものの、ヒレがボロボロ(>_<)
速攻で、元の流れにお帰りいただきました(笑)

その後、またもや大物が掛かり、コイツは凄まじいファイトを見せます!!
流れを縦横無尽に横切り、流心部へ逃げ込みます・・・。
しかし、本日の酒匂川は減水しているので、私も負けじと追っかけます。
松田の堰下の浅瀬で掛けたのが、逃げも逃げたり、ようやくネットインしたのは、何と川音川出合よりも更に下。
曲流点付近まで20分間のファイト。実に300Mも、下流へ引っ張られてしまいました!Σ(・□・ )
本日も風が強く、大物対応の、ダイワ精工「翡翠本流 硬調硬85MX」が使えず、「流覇 中硬硬71MZ」にて
0.4号と細め仕掛けを用い、’ゼロ釣法もどき’にて楽しんでいたので、力攻めができなかったことによります・・・。
37.5センチの’川マス’ですが、暫定的に本流ヤマメとしてカウントさせていただきます(^^;)
ヒレピンのナイスファイターでした!!

そして、今度は黒川虫を採取し、何匹か付けて流してみると、またもや、ガッツーンと豪快な魚信!!
再び大物との駆け引きを愉しみ、10分後にネットイン。
ヒレが欠けているため、多少パワーが落ちましたが、それでも35センチの大物でした(^^)

最後は、普通のチビヤマメで締めてくれて本日は終了です。超外道のクソバエにも、結構悩まさせられました(^^;)
今年はアユの遡上量も多く、松田の堰下の溜りでは、黒々としております!!
シーズン序盤戦は、毛鉤でも結構楽しめそうです(^-^)


<本日の釣果>
玄倉川中・下流部:丸坊主(アタリ2回だけ・・・。やはり、ダム上に行かないとダメなのか・・・)
酒匂川本流上流部(山北地区):ボウズ(超外道のクソバエのみ・・・。本命の気配無し)
酒匂川本流中流部(開成・松田地区):本流ヤマメ×2、ニジマス×1、チビメ×1(この地区の魚影は未だ健在の模様・・・)


※本日の講評
世附川に引き続き、玄倉川でも完敗を喫しました(>_<)
幽霊の噂のある、2本の真っ暗なトンネルを越え、玄倉ダムよりも上に行かないとダメなのでしょうか・・・。
酒匂川本流中流部は、減水傾向も、サケ科のトラウト類は健在です!!
上流部の高瀬橋付近までは、未だ遡上していない模様。今後は、開成・松田地区よりも、徐々に大口や岩流瀬へと、
ポイントがシフトしていくものと思われます・・・。



玄倉林道ゲート脇から入渓し、500M程度遡行すると、一応はポイントが現れ始めますが・・・。

釣れませんねぇ(^^;)

要所要所を丁寧に探るも、
サカナの気配がありません(>_<)










荒れ気味ながらも、ちょっとした落ち込み等のポイントはあります・・・。

しかし、全く反応無し(>_<)

中川川系統だったら、このくらいの流れからでも、
十分に放流物のヤマメが出てくれるものですが・・・。

厳しすぎるぞ、玄倉!!







落差の大きい、本格的渓相のゴーロ帯。

里川専科の私は、ヒーコラしながら
遡行していきます(^^;)

しかしながら・・・。
これだけのポイントを擁するのにもかかわらず、
全く反応がありません(>_<)

世附、玄倉・・・。本当にサカナいるのか??





遡行を阻む大堰堤。

小川谷出合の立間大橋脇から入渓した場合、
すぐに大堰堤に阻まれて終了になってしまいますが、
見間違えるくらいそっくりな3段堰堤です(^^;)

堰堤下の釜も無反応(>_<)

何でこんなに難しいんでしょうか・・・。








酒匂川本流上流部(山北町岸・湯坂地区)の、
高瀬橋下の床止の遠景・・・。

7寸前後の、ノーマルタイプのヤマメが
居付いているので結構有名なポイントですが、
残念ながら農業用水取水のために大減水し、
水質も悪化し、クソバエ以外の気配はありませんでした・・・。

このままアユ釣りシーズンへ突入してしまうと、
狙える機会は無くなります(^^;)

これよりも上に、本流魚止めたる「安戸堰堤」が
控えています・・・。



29センチの、ボロボロのニジマス。
大鐘釣具店店主殿によれば、酒匂川本流固有の
’川マス’ということです・・・。

重かったけど、引きはそれほど強くなく、1分程度で御用となりました・・・。
すぐにリリース。






37.5センチの、’暫定’ヒレピン本流ヤマメ・・・。

ホウライマスの可能性もありますが、引きは凄まじく、
300Mも下流へ走られました!!

本流魚のパワー、これを延べ竿で仕留める快感たるや、一度味わったら病み付きですね(^^)

速攻でリリースすると、そのまま流れに還っていきました・・・。







コイツもデカかった・・・。

35センチでしたが、ヒレが多少欠けていました。

これも、ホウライマスっぽい感じがしますが、
暫定的に、本流ヤマメとしてカウントさせて
いただきます・・・。









最後に出てくれた、ノーマルなパーマーク付きの
チビヤマメ(笑)

本流ではあまり出ないタイプですが、
多少は自然繁殖してくれているのかもしれません・・・。

パーマーク付きで、9寸クラスが出てくれると、
非常に楽しい釣りになるのですが、
酒匂川本流にそこまで期待するのは、
少々、酷かもしれませんね・・・。