2006年4月15日


今シーズン初、西丹沢へ出撃するも、未だ冬の様相にて大苦戦・・・。コケて負傷(^^;)
帰りに寄った酒匂川本流では、モンスター級の大物を筆頭に、何度も大型サケ科魚類をバラしまくり(>_<)
本流魚との壮絶な闘いに精根尽き果て、日曜に釣行する体力、最早無し・・・。


今シーズン初の、西丹沢本格渓流釣行の緒戦として、比較的平坦な中川川本流筋に狙いを定め、
西丹沢自然教室へ向けて出発。道中、遅いクルマを颯爽と追い越し、予定時間よりも早く到着。
外の空気は、やはり天気予報どおり冷たく、北風が吹き荒れ、12月中旬くらいの条件でした・・・。

やはり、活性は相当に低く、魚信はおろか、サカナの気配が感じられません。水温は滅茶苦茶低い(>_<)
やっとこさ、岩裏のタルミにて目印が変な動きをしたのでアワせると、同時に水面に「真っ黒い魚」がジャンプし、
バレてしまいました(^^;)
7寸程度で、丸っこい魚体でしたので、おそらくニッコウイワナか、居付きのサビが残ったニジマスだったんでしょう・・・。

ポイントを慎重に狙いながら遡行するも、全然ダメ。
おまけに、まだまだ木々が繁茂していないというのに、それでも枯れ枝に仕掛けを奪われること多発(爆)
中川川のこの区間は、比較的平坦&開豁という好条件を満たしているのですが、それでもこれだけ不器用な
釣り方では、本格渓流に行く資格がないというべきでしょう(笑)
(まあ、私の場合は、山奥に行くと、変な物に憑かれやすいので、それはそれでOKなのでしょうが・・・)

そして、突然滑って転倒(>_<)
足元だけは慎重にしていたのですが、ダイワ精工製のフェルトソール、何でこんなに減耗してるの??
今シーズン、未だ3回しか使用せず、おまけに本流でしか使っていなのに、何でこんなに磨り減っているのでしょうか・・・。
予備のピンフェルトソールが1個ありますが、今シーズン、これからどんどん消耗しそうな感じですので、
こりゃ、イシグロ御殿場店にオーダーし、早急に複数個手配させる必要があるでしょう・・・。

ところで、その後の釣果の方はというと・・・。
一応は、5匹ほどヤマメが釣れてくれましたが、反応はシブく、ちょっとしたアタリを逃さずに、何とか釣り上げる
ことができた感じです。
瀬には全く出てきていません!!
緩流部か、あとは淵の底にへばりついている感じで、これだけ活性が低い中、5匹釣れれば上等でしょう・・・。
全数リリースして、撤収です。

ダブルヘッダーで、次は酒匂川本流のホームエリアへと寄ってから帰ります。
また、本流ヤマメが出てくれればラッキーかなといった気持ちでしたが・・・。
結果的に、壮絶なイブニングが始まることになりました(^^;)

酒匂川沿いは平素より風が強く、本日はとりわけ北風が強く、またもや、大物対応型の
ダイワ精工「翡翠本流 硬調硬85MX」は、残念ながら使用できません(>_<)
愛刀の「流覇 中硬硬71MZ」にて、強風の合間を見ながら、探っていきますと・・・。

開始早々、豪快に目印が引き込まれますので、即アワせると、大型のサケ科のサカナが突っ走ります!!
間違いなく尺上。早速取り込みにかかります・・・。魚体は銀化していますが、朱点が散りばめられており、
本流アマゴでしたが、何と、ランディング寸前にラインブレイクによりバレてしまった(>_<)
残念なり・・・。静岡県側鮎沢川本流に、小山釣友会が放流した個体が、大水で落ちたものと思料されます。

その後も、魚信は適度にあり(中川川の方が、余程反応悪かった)、25センチのニジマスを楽々抜き取りに成功。
その後、尺クラスと思われるヤマメやニジマスの魚信を、幾度と無くバラしてしまいます・・・。
そして、とうとう酒匂川本流のモンスターが、牙を向いてきました。
フワッと目印が浮かび上がる、’喰い上げ’のアタリに反応すると、超大物に竿を絞り込まれ、こちらも増水した
本流の中ですから、無理はできません・・・。
「一体何物だ!! このままだと、竿をへし折られるぞ!Σ(・□・ )」と、思った次の刹那、ジャンプ一番、バレました・・・。

サイズ:最低でも60センチ級の超大物
魚体:幅広にて白銀。コイ科の魚ではなく、間違いなくサケ科の超大型魚
推定魚種:サクラマス、サツキマス、スーパーレインボートラウト、超大型本流ヤマメ、超大型本流アマゴ・・・

餌師の延べ竿では、奴等には敵いません(^^;)
ルアー釣りの皆様、是非是非、私の代わりにリベンジしてください!!
その後、北風が強まり水温が低下し、濁りが収まってくると、急に魚信が止まりました・・・。
なにしろ、精魂共に尽き果てました(>_<)
日曜日は天気が悪いこともあり、世附川本谷への出撃は、取りやめに決定です・・・。


<本日の釣果>
中川川上流部・同支流白石沢下流部:ヤマメ×5(水温低く活性低し。資源量も、それほど多くなさそう)
酒匂川本流中流部(開成・松田地区):ニジマス×1(上記のとおり、大型魚をバラしまくり・・・)


※本日の講評
西丹沢(中川川系統)では、ストレスが溜まる釣りでした。
反応は悪いし、資源量も少なそうだし、枝葉に仕掛けを奪われるし、おまけに転倒して軽症を負うし・・・。
今シーズンの酒匂川本流は、過去に無かったくらい、サケ科の魚がコイ科の魚に優越しています。
釣り人の皆様におかれましては、釣れた際に、リリースして自主規制をかけ、来季以降に繋げることを提案します・・・。



深い淵の底から出てくれた、成魚放流物。

引きは中々で、愉しませてくれました。

それにしても、尾ヒレがボロボロ(^^;)
この川独特の、花崗岩の流れに磨かれた
白い美形ヤマメ、
いつになったら拝めるのでしょうか・・・。

24センチ



これも、元々は放流物か・・・。

やはり、岩盤のブッツケの深みから引きずり出しました。

尾ヒレは、前者に比べれば回復していますが、
それでもピンとはしていません・・・。

24センチで、引き味は抜群でした。




中川川中流部の渓相・・・。

未だ冬の様相であり、水温は低く、活性がありません。

この上で、本流筋の白石沢と用木沢とに分岐。
ここらあたりから上は、本格的山岳渓流に
なっていきますので、私は白石沢の一番下の方だけ
探り、脱渓となるのが、
この区間での、いつものコースです。







酒匂川本流での、唯一の釣果。

コイツ以外に、何匹大物をバラしたことか・・・。
針を飲まれていましたが、何とか外してリリース。
流れに戻っていけたので、おそらく生存したでしょう。

25センチのニジマス。このサイズ程度ならば、
抜調子竿にて、楽々抜き取り可能です。




分流ですが、侮る無かれ・・・。

今シーズンの酒匂川本流は、「慈雨」のおかげで水量が豊富であり、なおかつ水質も極めて良好です。

小田急線鉄橋・新旧十文字橋が所在するこの区間こそ、酒匂川本流における、我がホームエリアです。

大型が釣れても、ニジマス以外は極力リリースいただけるよう、ご提案させていただきます。
これだけサケ科の魚が濃い年は、今まで、一度も記憶にありません!!