2005年8月27日


午後から、ホームグラウンドの鮎沢川漁協管轄区域に出撃。
台風の大雨による爪痕大きく、鮎沢川本流中流部(鮎沢川漁協管轄区域)、
最早終戦モードかもしれません(^^;)


今週は、土曜日午後しか釣行時間が有りません。台風の増水も気になりますが、
今回は、平坦なホームリバーへ釣行することにしました。
途中、狩川と内川も増水。酒匂川本流は「奔流」で荒れ狂った激流・・・。
静岡県内に入り、鮎沢川本流も増水しておりますが、鮎沢川については、釣りになりそうな感じです。
そして、ホームグラウンドの、鮎沢川漁協管轄区域に到着しましたが・・・。

大増水しておりますが、釣りはできそうな感じです。
早速、駐車ポイントから入川点へ向かいますが、川の流れ自体が激変していました!!
流心部が別の位置に変わっていたり、淵が埋まっていたり、逆に新しく淵ができていたりしました。
鮎沢川系統は、富士山の湧水だけでなく、箱根方面からの小河川も合流しますので、
いかに今回、箱根方面の降水量が尋常でなかったかということが窺えます・・・。

ゴミや流木の位置からも、氾濫寸前の水位だった形跡があり、びっくりしました(^^;)
一応は釣りになりそうなので、仕掛けを流すも、ウグイしかヒットしません(>_<)
ヤマメ・アマゴ・ニジマスは、全く喰ってこないので、どこかに隠れているのか、
下流に流されてしまったのか、単に喰い気が無いだけなのか、判断できませんでした。
ようやく緩流部から、放流物のチビゴが出てくれましたが、本流からは、渓流魚はこれ以外は、
全く出てくれませんでした・・・。

鮎沢川本流中流部(鮎沢川漁協管轄区域)、下手したら、今シーズンは最早絶望的かもしれません・・・。
比較的、水が引くのは早いですが、嵐の爪痕は凄まじいものがありました(>_<)

視点を変え、支流の秘密某A沢を見てみると、堰堤下の淵も土砂で埋まり、
だいぶポイントが消失されていましたが、魚は居そうな雰囲気でしたので、夕方になっていましたが、
日没までの間に早速開始。チビメ・チビゴがポツポツと出てくれます。
すると、後方から誰かに呼びかけられたので振り返ると、顔見知りの「釣り名人少年」ではなく、
私よりも少し年下くらいの青年でした。

どうやら、この青年は、鮎沢川漁協の監視員のようです。
色々と情報を教えていただきましたが、実は、今までこの秘密某A沢含め、「漁業権無し」と考えていた
小支流については、実は鮎沢川漁協の管轄で、この秘密某A沢についても、1,000匹放流してあるそうです。
まあ、私は鮎沢川漁協の年券を所持しているので、何の問題もありませんが、クソバエが多いながらも、
非常に綺麗なヒレピン魚体が出てくれるので、天然物主体だと思っていたら、間違いだったようですね(^^;)

この秘密某A沢ですが、どうやら大水によって、鮎沢川本流よりヤマメとアマゴが挿してきているらしく、
普段よりも活発な魚信を得られ、釣果も非常に多くなりました(^^)
5寸〜8寸くらいのヤマメ・アマゴがどんどん出て、びっくりです・・・。
この沢でこんなこと、台風通過後でしか味わえない現象ですね。

目印が見えなくなるまで魚信は続きました。
普段はクソバエばかりで、それほど釣りをしたいとは思わない沢のですが、今回は驚きです。
静岡県側の方が、ヤマメやアマゴにとっては、過ごしやすい環境なのでしょうね。


<本日の釣果>
鮎沢川本流中流部(鮎沢川漁協管轄区域):チビアマゴ×1(あとはウグイばかり・・・)
秘密某A沢(鮎沢川漁協管轄河川):ヤマメ・アマゴ×計15位(良型主体でびっくり・・・)
新規購入の、宇崎日新「ロイヤルステージ3WAY渓神技 硬調540」をA沢で使用しましたが、
十分すぎる釣果にて、入魂完了です。


※本日の講評
足柄地区の、鮎沢川本流中流部(鮎沢川漁協管轄区域)については、台風の被害により、
あと1箇月を残しながらも、最早、終戦の感があります(>_<)
嵐の爪痕は凄まじく、流れが変わってしまいました・・・。
静岡県側の鮎沢川系統は、神奈川県側の酒匂川水系と比べても、河川に立ち入りにくい城塞護岸で固めてありますが、
これだけ水位が上がる河川だと、防災面の見地から、確かに仕方ないのかもしれませんね・・・。
それにしても、本流では、渓流魚の魚信は、ほとんどありませんでした・・・。

それと、川魚の天敵、憎き川鵜が4羽、堂々と猟をしていました。
今年の鮎沢川本流で、イマイチ釣果が伸びないのは、水質もさることながら、川鵜も下手人の一角であることでしょう・・・。

増水している秘密某A沢については、良型ヤマメ・アマゴが次々にヒットしました。
普段は神奈川県側の内川や皆瀬川のように、クソバエの猛攻を受ける河川ですが、これは鮎沢川本流から
避難のために、挿してきたものと思われます。
しかし、本流にて、比較的数が多いはずのニジマスが、A沢では一切釣れませんでした。
ということは、挿してきた個体ではなく、普段は中々釣れないだけで、この沢の居付き物なのかもしれませんが、
真相はわかりません・・・。

ただ、増水後の小渓流・小沢は活性が上がるのは間違いないようですので、今後の参考には
できそうです。
それにしても、足柄・深沢地区の小支流も、漁業権が及ぶことを今回知りました。
中には、チョロチョロ沢で、生息不可能と思われる河川もありますが、シーズンオフにでも、サイトの中身を
改定するでしょうから、その時に記載事項を修正します(^^;)



向田橋(通称:セイコー橋)より下流側を望む。

だいぶ水位も下がり、釣り自体はできなくないですが、
渓流魚の魚信は無く、来てもウグイばかり・・・。
「ハヤのひとのし」も、中々強いですけどね・・・。

相当、水位が上がったことが窺えます。
今年は、イマイチ満足できないまま、禁漁を迎えそうな感じですね・・・。




秘密某A沢で釣れたヤマメ。

これは5寸程度ですが、顎のシャクれた幅広の
8寸級含め、7寸程度の良型ヤマメ・アマゴが次々に
ヒットしました。

針を飲まれてしまった、救命優先でしたので、
良型の画像をUPできませんでした。
サイト管理人の私としても、非常に残念です(>_<)
(キープする場合だったら、死んでも問題ないですが・・・)