2005年7月18日


神奈川県側の西丹沢エリアをガチンコ勝負で挑むも、敗北(>_<)
休日の中川川での釣りは無謀ということを思い知り、西沢でもスレた大物は反応せず。
イワナを釣りたくて、玄倉川の下流部を攻めるも、返り討ちに・・・。やはり、西丹沢は格が違う。


AM4:00に起床できたので、こういう日は鮎沢川系統ではなく、西丹沢エリアを攻めてみようと思い、
出陣しました。気合が空振りして、徒労に終わるとも知らずに・・・。
さすがに世附川は、この時間ですら浅瀬ゲートでは出遅れ組になること必定でしょうから、またの機会に
することにし、前回平日に釣果を得られた真ん中の川に狙いを定めます。

というわけで、まずは、中川川上流部の西丹沢自然教室下手の、管理釣り場との境界付近から、
本流を狙って遡行開始です。
噂には聞いていましたが、キャンプ場からは朝食を作る焚き火の煙が上がり、何とも言えないかぐわしい匂いが
立ち込めています(^^;)
ポトフやスクランブルエッグの、旨そうな匂いですね・・・。本当に、人臭い渓流です。
まだまだ5:00だというのに、既に人間の活動は開始されています。
とはいえ、まだまだ河原に下りてくるほどではないので、速攻で勝負をしようと決意し、各ポイントを
流していきますが、全く反応無し(>_<)

比較的貪欲なニジマスくらいは、掛かってくれてもよいものですが、ダメです。
というか、前回平日に来たときには、あちこちで魚影が走りましたが、今回は全く魚が居そうな感じがしません。
気配ゼロです・・・。

そのうち、人々の活動が本格化し、ついに子供連中が川遊びを開始してしまいました(^^;)
まだまだ日も昇らずに冷たいというのに、元気が良いですね(笑)
ウエルキャンプ場を通過し、バウアーハウスまで上ったところで退渓。
やはり、人がこれだけ居ると、魚も、隠れてしまって活動しないんでしょうね・・・。
中川川は、平日に来るしかないでしょう。完敗です。


次は、支流の西沢に挑戦です。
この沢は、各方面からの情報においても評判が良く、また大物も狙えるとのことですので、期待しての挑戦です。
吊り橋を渡り、早速入渓。鬱蒼とした小沢ですが、砂地の割には、魚影が結構走ります!!
しかし、やはり反応はありません(>_<)
先行者は居なそうな感じでしたが、畦ガ丸への登山客が多く、やはり人の気配がするせいでしょうね・・・。

それにしても、小さな沢ですが、素晴らしい水質です。
それに、9寸クラスの黒っぽい魚影も走りますので、大イワナも生息しているということでしょう。
各ポイントを丹念に探りますが、相当にスレているのか、×です・・・。
大堰堤を2つ越え、中流域に達すると、水量が極端に減り、釣りになりにくい雰囲気になってきました。

1箇所だけ、岩盤へのブッツケの所が、小さな淵になっていたのでよく見ると、小魚が活動しています。
チビメなのかクソバエなのかはわかりませんが、仕掛けを投入すると、掛かってくれました。
煮干サイズのチビヤマメでした(^^;) これで、ボウズ免れです(苦笑)

その他、7寸クラスの魚も行き来しているではないですか!! どうやらヤマメのような感じですね。
再度仕掛けを投入するも、来たのは先程と同じサイズのチビメでした。
それ以降は、このポイントからもアタリが途絶え、西沢も終了することにしました。


時間は正午前。
反対側の東沢も考えましたが、この沢はガレ場が多く、評判が良くない沢なので止めました。
決断は、無謀にも、西丹沢では最も峻険な渓流。下流部狙いとはいえ、プロ向きの玄倉川へ(^^;)
小川谷出合から入渓しようと考え、西丹沢県民の森方面へ向かいますが、集落から奥は、一気に荒れて
何とも危険な道へと変貌しますね・・・。やはり格が違うな。玄倉は・・・。

駐車スポットには車が無く、入渓路を進んでいきますが、落石の痕跡多数/(・_;\
突き進むと、素晴らしい沢が目の前に現れました。支流の小川谷です。
早速ポイントに竿を出しますが、当然ながら散々攻められているだろうに、全く反応無し。

そして出合から、玄倉川本流を遡行していきますが、上流で取水されているゆえに水量は少ないものの、
険しいゴーロ帯の深い谷間で、里川専科の私には、まだ時期尚早というか、立ち入ってはいけない領域に
感じられます。
各ポイントを攻めるも、全く反応は無く、魚影も走りません。

悪い足場の河原を何とか進むと、目の前には、遡行を阻む、巨大2段堰堤が出現しました。
高巻けるようなルートは無く、高巻いたとしても、私にとっては無謀な暴挙になるので、事故防止のため、
この堰堤下の釜で終了と決めました。
多少オモリを重くして狙いますが、やはり反応無し。
イワナは無理でも、ヤマメくらいは居そうな雰囲気ですが、やはり朝方に攻められてしまっているのか、
それとも下流部なので元々魚が居ないのか・・・。

クソバエの群れを発見したので、餌を落としてみますが、欲深きクソバエですら、玄倉ではスレていて、
無視するのには驚きましたllllll(-_-;)llllll
険しい上に、渓魚の魚影も無く、厳しい川でした・・・。
入渓点まで戻り、時間を確認すると、まだPM14時。支流の小川谷を狙うのも手ですが、
本流よりもさらに険しいゴーロ、ゴルジュの連発でしょうから、深追いせずに撤収です。

釣果が得られなくて残念でしたが、良い運動にはなりましたし、西丹沢の豊かな自然を満喫できたので、
心身とも、充分にリフレッシュできました。
西丹沢の各河川は、本当に素晴らしい水質です。これからは、世附川系統にも目を向け、私もいよいよ、
来シーズンからは、西丹沢エリアに、本格デビューすることになるかもしれません(笑)
渓流釣りシーズンも、あと3ヶ月弱。オフには林道を歩き、探索することになるかもしれません。
カロリー消費にも、もってこいでしょうね。


<本日の釣果>
中川川上流部(西丹沢自然教室〜バウアーハウス):パーフェクトボウズ。何の反応も無し
中川川支流西沢(吊り橋〜2つ目の堰堤上方):チビヤマメ×2。大物の気配はあったが、喰ってこず
玄倉川下流部(小川谷出合〜遡行阻止の2段大堰堤):パーフェクトボウズ。何の反応も無し


※本日の講評
中川川本流筋は、下から上までキャンプ場だらけ。キャンプやBBQ客で、休日は釣りにならないですね(>_<)
良い勉強をしました。
核心部は、最上流部キャンプ場の、白石オートキャンプよりも上流のゲート以遠でしょうか・・・。
探索が必要ですね・・・。

西沢は、多分、相当大きなイワナが潜んでいそうな感じです。しかし、滅茶苦茶スレているので、
難しいでしょうね・・・。何かのついでに行く分には良いですが、本命視はできないかな。

玄倉川は、やはり魔の川というか、別格の川です。険しさが半端でないし、生半可な気持ちでは、
行ってはいけない川だと実感しました。
イワナを釣ることって、ある意味、命がけなのかもしれないですね・・・。
ヤマメやアマゴと違い、イワナは里川にはほとんど生息しないですし、幻の魚と呼ばれる所以なのでしょうね・・・。



中川川支流の西沢の小さな滝下のポイント。

素晴らしい水質。魚信はありませんでしたが、
マイナスイオンをたっぷりと吸収しました。

こんな釜から、尺イワナが出たら、滅茶苦茶
嬉しいでしょうね。