2005年7月17日


須川上流部(わさび田エリア)を再挑戦するも、平水時はやはり×。
馬伏川中流部(漁協管轄外エリア)を探釣したら、ウグイが多いものの、
良くない水質の中でも、何とかヤマメが生息していることを確認。


先週は降雨後に須川上流部で好釣果を得られたので、再訪してみました。
しかし、今回は釣り人が非常に多く、釣り人銀座状態でお手上げ(>_<)
元々魚影が薄く、透明度が高いゆえに、警戒心の強さはピカイチの流域だというのに、
さらにはハイプレッシャー状態では、勝負になりません・・・。

全くアタリが無いまま、一通りポイントを攻め終える寸前、最後のポイントにて、ようやく
6寸程度のアマゴが出てくれました。
しかし、これで精一杯なのが良くわかったので、わさび田エリアから撤収です。

後半戦は、普段は水質が悪いので敬遠する河川である馬伏川ですが、探釣してみることにしました。
東名高速脇の「思い橋」を境に、上流側が鮎沢川漁協管轄区域ですが、実際のところは、下流側の
漁業権が無いエリアの方が、何気にポイントが多いのが実情です。

この川も、概して城塞護岸が厳しい河川なのですが、農道沿いの区間は、辛うじて川床に下りられ、
しかも脱川できるくらいの高さのところがあるので、その地点から入川です。
この日は、思ったよりも水質は悪くなく、多少濁りが入っている程度で、鮎沢川本流の足柄地区と
同じような雰囲気の中、スタートです。

しかし、全くアタリがありません(>_<)
「うーん・・・。ポイントも多いのに、何故だろうか?」と思っていると、上流側から、釣りを終えた
フライマンが2人、バシャバシャと下りて来ました。
先行者が居たんですね・・・。これは、反応が無いわけだと、納得です。

彼らの話では、それほど上流には行っていないから、300Mくらい行けば、釣れる筈だと言っていました。
チビヤマメが何匹か釣れたそうで、そのまま下流へ向かって、川通しに去っていきました。
彼らは、相当下流部の、発電所あたりから遡行してきたんでしょうかね・・・。かなりの距離ですし、
しかも、地図で見ると、道が無い、ゴルジュ帯なんですよね。凄いなぁ・・・。

そして、彼らが言ったとおり、しばらく遡行すると、アタリが出始めました。といっても、ウグイですが(^^;)
尺クラスは出ませんが、8寸程度のウグイならば、いくらでも釣れてくる感じです。
そして、ちょっとした規模の淵が現れたので、じっくりと狙ってみると、とうとう本命が登場しました!!
中々にパワフルで、尺級かと思うくらいの引きでしたが、何とか釣り上げたところ、ヒレピンの8寸強の
ヤマメでした。
鮎沢川本流や、須川で釣れる同サイズの個体よりもパワフルで、ナイスファイトでした。

その後は、ウグイばかりでしたので、下りながら竿を出すと、チビヤマメが3匹出てくれました。
馬伏川は、概して水質が良くなく、私としては非推奨河川でしたが、ウグイが主体とはいえ、ヤマメも
何とか生息していることを確認しました。


<本日の釣果>
須川上流部:アマゴ×1(先週とは打って変わって、厳しい結果。というか、この区間の本来の姿かもね)
馬伏川中流部:ヤマメ×4(外道のウグイ連発。超外道クソバエも数匹)

※本日の講評
須川上流部のわさび田エリアは、人気区間ですね・・・。餌釣り師、フライマン、ルアーマンと、
私を含めて、6人の釣り人が、あの深くて狭い谷底に居ました(^^;)
魚影が薄い上に、あれだけハイプレッシャーでは、1匹アマゴが出ただけでも、ヨシとするべきでしょう。

馬伏川は、御殿場市街地を水源とするゆえに水質が良くないのは宿命というべきですが、
ヒレピンの綺麗なヤマメが生息しているのには、驚きます。
これ以上環境を悪化させず、渓流魚にとって、もっと棲みやすい環境になることを願って止みません。



馬伏川中流部で出た、8寸強のヒレピンヤマメ。
中々パワフルな引きでした。

鮎沢川本流よりも水質が悪く、さらには外道のウグイも多い川ですが、 釣りの対象にはなることがわかりました。