神奈川県側の足柄山麓では、全くをもって釣れる気がしないので、静岡県側のホームリバーへ出撃です。
前回は尺上アマゴが出たものの、通常よく出る6寸程度の放流物のヤマメやアマゴ、あるいは
7寸程度のニジマスが全く出ず、魚の少なさを感じていましたが、今回の釣行で、それは確信へと
変わりました・・・。
今回も、たまたま購入できた3Lサイズの安ウエーダーを履き、積極的に攻めましたが、偏光グラス越しに
見える魚は小魚ばかり・・・。明らかに、チビメとチビウグイ、それからクソバエです。
昨年、6寸程度のヤマメやアマゴが頻発したポイントも砂地になってしまっており、全く×。
大岩の陰や際などの典型的なポイントでも、来るのはウグイだけ(^^;)
瀬尻でようやく俊敏な魚信が来ても、チビメ・・・。まあ、鮎沢川系統の場合、こうしてチビメやチビゴが
出てくれるので、ボウズにはなりにくいのですが、8寸以上の良型が全く居そうにありません。
小山町足柄地区のポイントを釣り終わったので、たまには上でも行ってみるかと、御殿場市深沢地区へ・・・。
解ってはいることとはいえ、御殿場市街地が近い影響で、水質は良くありません(>_<)
ただ、ここも漁協が放流しているはずなので、居なければおかしいのですが、全く反応無し・・。
ウグイやクソバエすら、喰ってきません(>_<)
南西風が強く吹きつけてきて、仕掛けが凧揚げ状態になってしまい、全く釣りにならないので、
納竿しました。
さて、諦めの悪いヘボ釣り師としては、せめて7寸程度の渓流魚を釣り上げたいと思い、前回調子の良かった
須川の夕マズメを狙ってみることにしました・・・。山間部の谷あいなので、風もそれほど強くないはずです。
須川中流部のポイント到着は16時。しかし、釣り人多数です(>_<) ありゃりゃ・・・。
神奈川県央の座間から来ていた餌釣りの人と会話しましたが、他の鮎沢川系統の本・支流は、
田んぼの代掻きによる農業廃水の流入によって泥臭くて汚い流れになってしまっており、それで、
唯一水質が良い須川に来たとのことです。他の釣り人も、おそらく同じような理由でしょう・・・。
前回42センチのジャンボニジマスが出たポイントも、大物が喰って来る気配は全く無し・・・。
掛ってくるのは、パーマークが残るニジマスの幼魚だけです(^^;)
同じく29センチのヤマメが出たポイントでも、針掛りしないほどの小物が餌をつつくだけですね。
前回は、チビメとチビゴがよく釣れましたが、今回はほとんど食ってきません。
まさか、リリースサイズなのにもかかわらず、乱獲されてしまった可能性も無きにしも非ず・・・。
だんだんと学習して警戒心を強め、単にスレてきているのならば安心なのですが、何とも言えません。
ただ、5寸程度の魚影が走るので、釣り人が多く、ハイプレッシャーのために出てこないのかもしれません。
(それならば安心ですが・・・)
結局、須川でも、手応えを味わえるほどの良型は掛らずに撤収です。
ボサがあっという間に繁茂し、人の背丈ほどになってしまっております(^^;)
夏場の須川での釣りは、速い流れの中を、ウエーディングするしかないのかもしれませんね・・・。
(水質が抜群だから、濡れても心地良いですが、何しろ須川の水は冷たい!!)
<本日の釣果>
鮎沢川本流中流部(足柄地区) :チビヤマメ×5(全てリリース。外道のウグイ&超外道のクソバエも数匹)
鮎沢川本流上流部(深沢地区) :パーフェクトボウズ(外道のアタリすら無し)
須川中流部 :チビニジマス×3,チビヤマメ×2(良型が出る気配無し)
※本日の講評
中型程度のヤマメ(アマゴ)とニジマスが、全くといってよいほど釣れて来ないのは、
「居ない」ということで断言しても、最早、間違い無いですね・・・。
というのも、川相も砂地地帯が増えてしまい、どこかに「隠れている」というような意味合いにて楽観視できるような
状態ではないと思います・・・。
今年の鮎沢川漁協管轄区域は、厳しい状態だと思います・・・。
夏場〜終盤に掛けて好転してくれる可能性は低いでしょうが、少しだけ期待しつつ、今後も動向を観察したいと思います。