2005年4月2日

桃沢川中・下流部
ヘボ釣り師にとっては、渓流域はダメですね・・・。開けた里川でないと、勝負になりません(^^;)


沼津の奥座敷、桃沢郷へとうとう行きました。
桃沢川流域は、杉林が非常に多く、できればもうしばらく回避したかったのですが、
ボヤボヤしていると、クモの巣やボサが繁ってしまうでしょうから、電撃釣行です。
もう一つの理由として、解禁後、私自身の釣果が今一つ伸びていないので、よほどのことが無い限り、
ボウズの可能性が低い桃沢川へと行軍する動機付けになってしまいました(笑)

今回は、下流部〜中流域にかけて、満遍なく「天平ZT 超硬調53」にて探ってみました。
意外にも、「ここぞ!!」というポイントでは、小型や雑魚含めて、全く反応がありませんでした。
もしくは大物がパシャッとライズするだけで、餌に対する興味はあまり無いようです。

中流域の、数少ない「竿抜け」と目されるポイントにて、ようやく「サビ」た良型ヤマメが出ました。
もう4月だというのに、未だに真っ黒で、おまけに痩せています・・・。
他にも、1匹大型をバラしました。「逃がした魚は大きかった」といいますが、
引きからして、間違いなく9寸クラスだと思います。
このポイントは区間が短く、すぐに三面護岸区域になってしまいますので、上流へ移動です。

金岡橋まで行きましたが、様々な要因による事故防止のため、PASS(^^;)
水と緑の杜公園区間の、吊り橋から入渓しました。
吊り橋から200Mくらいは、自然に近い流れが維持されており、かなり落差があります。
雰囲気だけは、源流の顔をしているので、源流釣りの模擬体験をしてみることにしました・・・。

チビゴが積極的に魚信を送ってきますが、これは長泉町が観光振興のために放流したものでしょう。
しかし、覆い被さる木々の枝が、これほどまでに難敵だったとは・・・。
好ポイントがあっても、仕掛けを投入できません(>_<)
また、枝に仕掛けが絡まること多数。こういうポイントでは、3.6Mくらいの源流用の超小継が必要ですね・・・。

思えば、少年時代・・・。
狩川の源流域(川入橋よりも上流だったと思う)に級友数名と釣りに行ったとき、
一人だけ3Mの短竿を持っていたヤツだけが一人勝ちしていたのを思い出します。
私含め、他のヤツは4.5M前後だったので、生い茂る木々に、次々と仕掛けを奪われ、
あっという間にGAME OVERだった苦い思い出(苦笑)

「やっぱ俺って、渓流釣り師ではないよな・・・」と、改めて実感しました(^^;)
開けた里川か本流域でしか、力を発揮できないのも事実ですし、なにしろ運動能力が低い!!
高巻きやヘツリなんて到底できないので、やはり、「渓流」釣りは無理なようです。
「清流釣り」という、あまり聞かない造語を用い、私なりの、里川専科としての活路を見出せるよう、
スキルを向上させたいなと、強く思いました。

ウグイやオイカワしか居ないと思い込まれているような河川や流域にて、
良型ヤマメを抜き上げるイメージですね(笑)

開けた流域で釣るべく、外道のウグイが多い下流部へと移動です。
渓流魚の生息域は、大体東名高速の高架下辺りがボーダーですので、それよりも少し上流部に入川。
多少、富栄養化が進みますが、生い茂る木々の枝も少なく、快適に竿を振れます。

鋭い魚信とともに、15センチのチビゴが飛び出しました。
いわゆる、「桃沢サイズ」と言われる大きさですね。尾ヒレが多少丸いので、放流モノでしょうか。
その後も、またもやシャープなアタリが来たので合わせると、今度はヒレピンの同サイズ。
あとは、鈍いアタリにアワせると、外道のウグイ&超外道のクソバエです。

終盤に来て、ようやく楽しい釣りができたという感じですね(^^)
交通事故に気を付け、帰途に着きました。


<本日の釣果>
桃沢川:アマゴ×4、ヤマメ×1
(全てリリース。あとは外道のウグイ&クソバエ数匹)


※本日の講評
改めて痛感。上流・源流域の本格的「渓流釣り」は、私には不向きだということを・・・。

清流域での、渓流魚を対象にした「清流釣り」こそ、私に合致したスタイルですね。
内川みたいに、あまりにも酷いクソバエの猛攻を受けるとウンザリですが、
桃沢川の下流域のように、ほどよく外道と渓魚が半々くらいで出てくれると、まさに黄金比率です(^^)

「開けた里川」での餌釣りだったら、誰にも負けないという、私自身のジャンルを確立するべく、
研究と実践を重ねていきたいと思います。



中流域で出てくれた、黒く錆び付いて、しかも痩せた良型ヤマメ。
これで22センチありました。

比較的温暖な駿東郡長泉町ですが、4月になっても、未だ錆びているとは・・・。

ここぞ!!というポイントからは、完全に無反応でした。
あとは、かなりの大物をバラしました。






下流域で出た数匹の中の1匹。
15センチほどのアマゴで、桃沢川の平均サイズみたいです。
ヒレが丸いので、放流モノでしょうね・・・。

ウグイとクソバエも混じりますが、上流・源流と異なり、 開けた空間の中でストレス無く竿が振れ、
ようやく楽しい釣りができました(笑)