2005年3月5日

酒匂川本流中流部(開成・松田地区)&内川中流部(矢倉沢本村地区)


解禁日は外道のアタリすら得られないという完敗ぶりでしたので、比較的魚影が濃い静岡県側に行こうと
考えていましたが・・・。
御殿場高原は残雪が沢山あるかもしれないと考え、静岡県側唯一の友達(小山町在住の釣友)に状況を
確認したところ、残雪が沢山残っていて、御殿場・小山の河川での釣行は危険だということでした。

これは仕方ない。今度もボウズ覚悟にて、神奈川県側の酒匂川本流での「一発大物狙い」に出撃しました。

右岸(開成町側)から入川し、大物が潜んでいそうなガンガン荒瀬の緩流部やブッツケのエグレに狙いを定め、
「碧翠 硬調81MX」に6B大オモリ&長ハリスを背負わせて投入。
時折小さなアタリがあり、ミミズやブドウ虫が喰いちぎられますが、針掛かりしません・・・。
小型ウグイか、それともスレッカラシの本命か・・・。

荒瀬区間が終了したので、今度は「翡翠本流 硬調硬85MX」に交換し、3Bオモリに標準ハリスで、
底をきちんと取りながら流してみます。メタカラマン装備なので、多少は感度が上がるはずです。
攻めるポイントとしては、川音川との出合や堰下が中心になります。

そして・・・。浅いポイントで、目印がスッとひったくられるような魚信があったので、即座にアワセると・・・。
引きは弱いが、8寸程度の銀化した魚体。それに薄っすらと「パーマーク」が見える!!
待望の本流ヤマメです。しかし、悲劇はその後すぐに訪れました・・・。
タモを背中から出すのが面倒だったのと、加えて引きも弱かったので油断してまして、
手で取り込もうとしたのが誤りでした・・・。
手で掴もうとした瞬間、バレてしまったのです(>_<) OH NO!!!

まいっか。魚が居ることはわかりましたので、気を取り直して続行。
すると、また僅かな魚信。メタカラマン穂先だからこそ感じとれる程度の、ごく小さなアタリです。
即座にアワせると、中々の引き。鮭科の魚独特の「首振り」によって、懸命に針を外そうとします。
魚体を確認すると、ヤマメではなくニジマスでした。今度は油断せず、タモで御用です。

その後、続けて2匹、良型のニジマスが出ました。うち1匹は、尺オーバーです(^^)
本命ではなく半外道ですが、味についてはヤマメやアマゴよりもニジマスの方が濃厚ですし、
シーズン初物として、キープしました。

その後は、鮎釣りシーズンにはドブ釣りポイントのメッカとなる「信栄倉庫」裏の大プールで頑張ってみましたが、
冷たい雨が降り出したので、終了です。

その後、山間部を車で走っていると、南足柄市内は降水の気配がありません。
餌も余っていることだし、内川でリベンジでも果たすか・・・。
北小田原病院脇から入渓し、攻めてみます。

「流覇 中硬硬71MZ」にて、各ポイントを攻めてみますが、明瞭なポイントからは何も反応がありません。
まあ、攻められ続けているだろうから、当然といえば当然でしょう。
河川の規模の割には長めの竿を利用している利点を活かし、竿抜けと思われる場所に投入すると、
僅かに目印が動いたのでアワせてみると、引きは弱いながらも、外道のクソバエではありません。
20センチ程度の、僅かにサビが残った居付きのヒレピンヤマメでした。やっとお目にかかれたか(^^)

私は、朱点があるアマゴよりも、シンプルなヤマメの方が何故か好きです。
静岡県側で釣れる個体は、アマゴのような朱斑があることが多く、シンプルタイプはあまり見かけません。
ニジマスをキープしていることもあり、キープサイズでしたがリリースしました。
その後は、放流物のチビメが掛かり、即リリース。
雨が降り出したので、納竿です。


<本日の釣果>
酒匂川本流 : ニジマス×3(キープ)
内川 : ヤマメ×2(リリース)


※本日の講評
肌寒くて大変でしたが、ようやく結果を出すことができました。
サイト開設者の釣行記が「ボウズ」ばっかりだったら、話にならないですよね(笑)

本流餌釣り師は、私以外にも結構出ていました。やはり、少ないながらも大物が居るということでしょうね・・・。
ミノーで大物狙いをしている地元ルアーマンとも情報交換しましたが、
明らかに鮭科の大型魚がヒットしたが、バレてしまったとのこと。
40センチは超えていただろうと言っていました。サクラマスかサツキマスかもしれないですね。

酒匂川本流は、川鵜の食害によって、ウグイやオイカワ等の雑魚が壊滅状態です。
今回私は、幸いにも良型ニジマスを釣ることができましたが、外道のアタリすら得られない
「パーフェクトボウズ」も、この川の場合はあり得るでしょうね・・・。

酒匂川漁協監視員も言っていましたが、川鵜は松田以南の雑魚を喰い尽くし、今は山北辺りで50羽群れている。
手の施しようが無いと・・・。
(私も実際、足柄橋付近で目撃しています)
雑魚釣りの日釣り券が、まったく売れなくなってしまったとのことですね・・・。
なお、スチールヘッドのような雰囲気の大型ニジマスは、下流域の方がよく釣れるそうです。

とにかく、釣果を得られてホッとしています。
寒いので、日曜日は釣行しないことに決めました。



開成・松田地区の酒匂川本流。小田急線鉄橋下よりも下手の流れ。

清流で名高い酒匂川本流の中で、アユ釣りでも人気が高い流域です。
今回は、この区間で良型ニジマスが釣れ、手元でバラしたものの、本流ヤマメが生息することも確認できました。

アユ釣りシーズンに入る前、遡上マス狙いにて、また本流釣りに訪れたいですね。

※頭上に「高圧電線」があるので、要注意!!






新十文字橋上流、「信栄倉庫」裏の大プール。

松本釣具店の店主によれば、酒匂川本流で大物を釣りたければこの場所だと、 アドバイス頂いたポイントです。

大物が居そうな雰囲気はありますね・・・。
今回は、全くアタリ無しでしたが、ルアー釣りの人は、何回か大物がヒットしたそうです。

ここのポイントは、右岸側からだと仕掛けが手前に戻されてしまうので、難しいです。
左岸側からの方が釣りやすそうですが、激しい流れの中でのウエーディングが要求されます。

いずれ、太糸&大オモリで再挑戦ですね。





今回の釣果。良型ニジマス3匹です。

シーズン初物ですので、ありがたくキープさせていただきました。

型が食べごろサイズですので、塩焼き、ムニエル、アルミホイル包み焼・・・。
酒の肴として楽しめそうです。

酒匂川本流は水質が良い清流なので、安心して食べれる点が良いところですね(^^)