都留漁協管轄区域下流エリア 桂川本流谷村地区


田原の滝よりも下手のこのエリアは、谷が非常に深く、中々入川できる場所がありませんが、好ポイントが続く渓流相の
大渓流区間になります。
大支流の柄杓流川合流点付近は、好ポイントなのにもかかわらず、入渓路がありません。

比較的簡単に入渓できる場所としては、城南橋という吊り橋の前後です。
ここから釣り上るか、それとも釣り下るかによって、対応することになります。
大規模渓流ですが、木々も繁茂しているので、本流竿よりも長めの小継竿の方が向いているものと思料されます。


城南橋から眺めた上流側の流れ。

荒瀬の本格大渓流にて、攻め甲斐があります。
しかし、谷村地区は、日によってサカナの活性に差異があり、
これだけの好ポイントであっても、釣れない時は全然釣れません・・・。

ポイントが多く、じっくり粘っていると、少しの距離しか遡行していないのに、
数時間経過してしまうこともあります。
それだけ、ポイントとしては素晴らしいということになります。












城南橋から眺めた下流側の流れ。

橋直下に大淵があり、放流されたヤマメやニジマスが溜まっている
好ポイントなのですが、2011年9月の台風によって、淵がだいぶ
埋まってしまっていました。

ここから釣り下り、城山大橋まで釣り下るという手があります。
本流釣りの場合、沢釣りとは違うので、釣り下るという手段は、
アリだと思います。
※小山釣友会の本流師の人たちも、釣り下りを推奨する場合もあります。











都留文科大学付近の深い谷間の流れ。

岩が配置された好ポイントですが、いかんせん、谷が深くて入渓路が
無いのが難点です。
下手左側に高架橋が見えますが、主力支流の柄杓流川の流れ込みです。
しかし、アクセスは困難・・・。

何しろ、この区間を攻略するには、地道に探索するしか無いと実感されます。













R139 佐伯橋の下手の流れ。

ゴーロの好渓相にて、いかにも大物が居そうな雰囲気です。
相模川水系は、道志川もそうであるように、下流の方が谷が深くて
渓流相になる傾向があるのかもしれません。

佐伯橋の上手には、谷村地区の遡上止めである、
田原の滝が待ち構えています・・・。













佐伯橋から田原の滝を遠望・・・。

この田原の滝は、自殺の名所として名高く、甲州郡内地方では
有名だそうです(^^;)
ひぇー・・・。

しかしながら、遡上止めとなるため、大物の絶好のポイントともなるようでして、
悩ましい限りです・・・。

なお、田原の滝よりも上手が、奇岩帯の蒼竜峡を形成する難所となるようです。
いずれにしても、かなり危険なエリアであることは間違いないので、
事故の無いように釣りを楽しみたいものです・・・。