世附川の一大支流 本谷にも劣らない名渓 大又沢

大又沢は世附川の一大支流で、河川及び水系規模は、本谷とほぼ同等の大きさを誇ります。
また、渓流釣り場としてのランクも、本谷に劣らず有名河川であり、大物の実績については、むしろ本谷系統よりも
多くの話を聞くことがあります。
「沢」ではなく、「川」としての規模が、十分にあります。

この沢も、下流域はYGLによって管理釣り場化されているため、浅瀬ゲートから25分くらい歩いた栗の木堰堤までは、
一般釣り客は立ち入り禁止です。

浅瀬橋を右折し、大又沢沿いに林道を登って行きます。
野生動物のし尿の悪臭がプンプンするので、歩行時は、それなりに注意が必要です。
50分ほど歩くと、主力支流の法行沢が右岸から流れ込んできますが、法行沢出合より上は、
「大又ダム」で堰き止められている関係上、全くと言ってよいほど水がありません(>_<)

浅瀬ゲートより60分強にて、ようやく大又ダムに到着します。
大又ダムBWより上流が、この沢の核心部となります。
世附川本谷系統と同様、私は未だ、実際に釣りをしたことがない渓ですが、雰囲気は中々のものがあります。
ただ、世附川本谷系統と違うのは、支沢の規模が小さいので、地図上は様々な支沢があるものの、
実際に釣りになる沢は限られてきそうです。

源流部の沢の1つに、バケモノ沢(オバケ沢)という沢があります。
それなりの噂を聞きますし、私も探索の最中、地蔵平よりも先には、何故か歩を進められませんでした。
富士見橋より確認できる魚影は中々のものでしたが・・・。



大又沢の流れを堰き止める「大又ダム」です。
ダム下は、世附川合流点までの区間を流れる水は、法行沢から供給されるものであり、
釣り場としての本命は、ダムBWよりも上流になるでしょう・・・。

なお、大又ダムは結構大物を育むらしく、
ダム上の大堰堤までの区間は、かなりの大物実績があるみたいです。

ダム下の支流の法行沢は、結構有力釣り場みたいです。
一方で、ヤマメ沢や笠小屋沢は対象になりません。
ヤマメ沢については、名は体を表さず、残念です(^^;)





千鳥橋上手の平瀬主体の流れです。
大又沢では、最も人気がある区間みたいですね。

実際、非常に釣りやすそうですし、ポイントもそれなりにあります。
平日に挑戦するか、もしくはAM4:00の
沢割り会議にて申し出て、何とか一度くらいは入らせていただきたい流れです。

確認できた魚影は、ヤマメ主体でした。
玄倉川系統と違い、世附川系統はイワナではなく、ヤマメの渓のようです。





千鳥橋上手にそびえる魚止め堰堤の上流の流れです。

大物は少なくなるでしょうが、魅力的な渓相が続きます。
大又沢は、林道に緩斜面が比較的多いので、入退渓が比較的容易です。

この区間も、是非挑戦したい流れです。
5.4M位のソリッド先調子竿に、
5Mほどの仕掛けでのオーソドックスな釣法で楽しみたいですね・・・。





大又沢源流部の渓相です。

右手は白水沢、左手はイデン沢です。
白水沢は悪水を発しているらしく(鉱毒らしい)、
それほど魚影の濃い沢ではないそうですが、
イデン沢は、西丹沢の渓流釣り場の中でも、
相当に魚影が濃いので知られている沢みたいですね・・・。

沢の規模からいって、大物は期待できないでしょうが、 きっと素晴らしいヤマメが待っていてくれることでしょう・・・。

いずれ、挑戦してみたいです。