第25章


  2002.3.27 あたちは不良になってやる〜

 旅行で頑張った分、最近の私はかなりだるだる・・・。
 お散歩もサボり気味だし、今日は一日中雨だし。

 「なによ、旅行中はあんなに外に連れて行ってくれたのにぃ〜、あたちは不良になってやる」
と言っている、・・・わけではありません(笑)
 ガムをくわえたけせら、ヘビースモーカーのけせぱぱの真似っ子みたい(笑)


3.28 アフロ犬第2弾!「トノサマ犬」
 
 夜、明日がお休みのけせぱぱと、池袋にPC関係(インクも切れたし)のお買い物にいきました。
 そして、いつも通るゲーセンをのぞくと、なんとあの「トノサマ犬」が・・・。
 しかも、足がコロコロになってて、紐がついていて、おさんぽタイプ!
 「無理かなぁ」と思いつつ、3度目で運良くGET!お手柄〜!

 ちゃんと横に日の丸もついていて、あ〜、日本の犬だわ(笑)
 トノサマ犬と言えば、あの15章に書いたイラスト・・・、そう、私がアフロ犬に惹かれたのはこのトノサマ犬のちょんまげがきっかけでした。
 普通のいわゆる元祖・レインボーの「アフロ犬」、そしてこの「トノサマ犬」が、私の狙いだったのです。
 これで2つ揃ったわ! フォッ、フォッ、フォッ、余は満足じゃ〜(笑)

 けせらはちょんまげが気になるようです。
 「あたちのおさんぽは???」とでも言いたげなお顔。「昼間行ったでしょ〜」 


  4.6 めげめげ・・・

 広場に行く途中は、かなりの引っ張りモード。
 そして、行きも帰りも犬を見た瞬間に吠えまくる。
 広場で、知っているわんちゃんには吠えないけれど、遊んでいる最中に、おとなしい、それほど大きくもないわんちゃんに2度会い、この時は吠えずにクンクン、とお互いそーっと・・・。
 もしかしたらこのまま吠えずに済むかもしれない、という思いから無理に引き離せずにいる私、それにこういう時に声をかけると、「飼い主が吠えていると誤解され、便乗してわんこが吠えてしまう、という事もある」と教わっているので、どうしていいのかわからず、ある程度の距離でリードを保って見守っていた。
 クンクンって挨拶だけして、すぐに興味がなくなる時もあるから、ちょっと私が焦って、期待を込めすぎてしまったのかもなぁ。
 そしたら、何もされていないのに、「ガウガウ」と、突然責めに入ったけせら。
 相手はびっくりして逃げる。
 あぁ、また得意げになっちゃう。

 多分犬が苦手で、「こうすれば追っ払う事が出来る」と学習させてしまったんだなぁ、私が。
 「ガウガウ」と言っても、「おまえの方が下だ」と犬語を知っていて、けせらにそれを示してくれる慣れていないわんちゃんとかがいたら、少しは改善されるかなぁ。
 それか、アボア・ストップをつけてみるか・・・。
 吠えた事を叱ると、「犬が来る=飼い主が怒る(嫌な事が起きる)=追っ払おうと余計吠えるようになる」という悪循環がなりたってしまうというケースもあると教わっているので、どうしていいかわからず、帰りに吠えまくっちゃった後なんかは、憂鬱な気持ちでフラフラと帰る。

 けせらを迎えて、私が一人でお散歩に行きだした初めての秋頃は、飼い主を全く無視で、私以外の見える人全てに「遊んで遊んで〜(今のラッコちゃん)」としていたけせら。
 あの頃も、お散歩から帰ると毎日憂鬱でぐったりしていたっけ。

 今日は、かなりへこんだなぁ。
 引っ張りぐせも、前より随分良くなったのは確かだけれど、潔癖な私がどうしてもおやつを持ち歩けず、だからいまだにダメなのだ。
 おもちゃで遊びながら楽しく芸をする事はできてしまうんだけど・・・。

 秋にはアジ練に合流したい、と思っていたけれど、そのお仲間の皆様は、競技会で資格をとったり色々チャレンジしたり、みんな陽性強化で、アジだけでなくオビ(オビディエンス=服従訓練、つまり飼い主の指示でちゃんと歩いたりおすわりしたりするしつけの練習)もがんばっていて、すごいんだぁ。
 飼い主さんもすっごく素敵な人たちばかりで、お話していると楽しいし、一緒に練習したいけれど、あの中に入ると私がへこむ事は間違いないし、やっぱり、けせらはすごいのに、私には無理かも・・・。
 秋までに体調が良くなり、精神的にもうちょっと強くなれれば、オビもがんばれるだろうし、楽しく参加できると思うのだけれど、無理かなぁ・・・。
 治療を始めて4ヵ月半、秋頃に復活できるかは、治療の継続、時間の経過がカギを握っているのかも・・・。

 一番は、けせらが犬が苦手なのが克服できればなぁ、と思うけれど、知識不足の私がガウガウ犬に育ててしまったのよねぇ。
 ごめんね、けせら。
 なんだか最近けせらに「ごめんね」をいっぱい言っちゃっている気がする。
 (ー_ー;) ハァ、だめだめ飼い主だなぁ、もっとちゃんとしなきゃ!


  4.12 アボア・ストップ

 お休みのけせぱぱと、けせらのお散歩がてら、アボア・ストップを買いに行きました。
 値段が高い・・・、それに今までは、無駄吠えではないのでけせらには関係ない、けせらにはかわいそう、と思っていたのですが、旅行の2日目の夜の吠え続け、お散歩中わんこが見えたら吠えまくり、私がめげめげになってしまう事から、けせぱぱと購入を考え始めた。

 考えてみると、本当に恐い時(注射嫌いだから、病院の診察台に乗せる時&お風呂)はかたまって吠えもせず、抱きついてきます。
 元々わんこにもそうでした。吠えもせず、ただ隠れてしまうような・・・。
 それが、1歳直前頃からガウガウ言ったり、見た瞬間に吠えれば追い払えるという学習をして、調子に乗ってもいるのかなぁ?、とも思うのです。わりと頭のいい子だから・・・?(多分)
 恐くてパニックなのか、強い気分になっているのか、どっちか見極められなくって、対処法もあいまいで、わんこに吠えるのは悪化する一方。
 このままじゃ、延長だと思うのです。

 色々な所に一緒に行きたい、でも、わんこを見て吠えるのなら、わんこOKのレストランやペンションに行っても、吠え続けちゃったりで、周りに迷惑ばかりかけてしまいそう。
 私も落ち着けないと思うし・・・。
 それと、わんこを見て吠えてアボア・ストップが働いて、何か変な事が起きれば、吠えないほうが実は相手も吠えないし、その方が自分にとってもいい、という安心感に変わってはくれないだろうか。
 逆にびっくりしてしまうかなぁ。
 でも、それで吠えないでいられたら、いっぱい褒めたりおやつをあげたりすれば、「わんこを見る=吠える」という事が、けせらにとってそれほど重要ではない、と思ってくれるかも?
 あんなに知らないわんこに警戒しまくるのは、けせらにも相当なストレスだと思うの。
 だから、大きな意味で長い目で見たら、アボア・ストップをつけてみて、将来的にはストレスを減らしてあげられる事にはつながらないだろうか?

 あれだけ人なつっこいけせらだし、お外は大好きだし、少しは恐い思いを軽減してあげたいなぁ。
 知らないわんちゃんに会うことは、いっぱい起こる事だから。
 でも、トラウマ、習慣、元々の性格・・・、そういうのを考えると、けせらに「犬は恐くないよ」と思わせるのは無理かもしれない。

 自分に例えるとね、都会育ちの私(と言っても、子供の頃は裏は畑だったし、カブトムシとか蚕とか色々飼ったりもしてたけど)、虫が今はとっても苦手。
 やっぱりゴキブリを見たら、本当に恐いんだもん。

 だから、わんこと友好的に遊べなくってもいい、でも、吠えには対策をしてみる事にしたのだ。
 しばらくはまだ使わないかも。機械音痴の私一人では不安なので、けせぱぱと一緒に次おさんぽに行く時、試してみよう。


  4.15 アボ・レポ1 「・・・失敗」

 けせぱぱが仕事から帰って来てから、アボア・ストップをつけてお散歩に行きました。
 わんちゃんに会って吠えて、確かに「プシュー」と音がし、においもしたのですが、けせらはその事にも気付かない程、必死に吠え続けていました。
 ・・・変わり者だからなぁ、やつ。
 あのにおいじゃぁ、効かないのか? それとも、装着の仕方が変で、スプレー感を感じなかったのかなぁ。

 もうちょっと付け方などを考えて、気長に試してみよう。
 どうしてもダメなら、そのにおいじゃ効かない子用にもうちょっときついにおいのもあるらしいし。
 まぁ、しばらくはこのままでもうちょっと試してみよう。
 ちなみに、この香りは、人間には結構いい香りです。


  4.20 クリッカー練習

 今日は、師匠ののいぱぱさんに、私とdekorinさん(みんなお散歩&HPお友達)がクリッカーの使い方を教えていただきました。
 今まで、音とおやつの関連付け、歩く時にいい位置にこれたら使う、というのはちょこっとしていたのですが、本格的には全然やっていなくって。
 実際に広場の隅っこで、のいぱぱさんに教わりながらやると、想像より難しい・・・。

 クリッカーは、ただおやつと結びつける道具ではなく、「犬に考えさせる道具」です。
 新しい事なんかを教え込むのに向いているそうです。
 まず、カチッとクリッカーが鳴ると、直後におやつがもらえる、という関連付けをさせた上で、でも今度は鳴らない、つまりおやつがもらえない。
 そうすると、犬は考える事を覚えていくのです「どうしたらあれが鳴るんだろう・・・」と。
 飼い主は、頭の中で一つの事を考えます。表情も声もいりません、ただ、犬の行動を待つのです。
 犬が何かの動作をし、飼い主の考えている事にちょっとでも近い事をしたらカチッ、すぐおやつ。違う事だったら鳴らさない。それを繰り返す。
 そうして、どんどん犬の行動が飼い主の考えていく事に近づいていく・・・。
 完全に何度もできるようになり、理解をしてくれたら、そこにコマンド(言葉)をのせていきます。そして段々コマンドを先にしてもできるように導いていければ、わんちゃんはある芸を覚えた事になります。
 時間、日数、1回覚えても次回は忘れているかもしれないし、それは個体差もあるようです。
 完全に覚えたら、次にクリッカーを使う時はまた1からのスタートで、前やった事と別の事を想像して、また違った芸を考えさせ覚えさせる事ができるのです。
 このルールを完全にわんちゃんがおぼえてくれれば、クリッカーを見て、「これか?」「これか?」と、色々な動作をはじめ、飼い主のクリッカーのタイミングが良ければ良いほど、短時間で正解を導いていけるそうです。
 今回、CDの円盤をのいぱぱさんが用意して下さり、それに「タッチ」の練習をやってみました。
 うちのけせらもdekorinさんのあゆちゃんも、おやつを見てまず「いい子モード(お座りをしてじーっと目を見る)」
 無言で歩いてみたり、円盤を動かしてみたり、「ルールに気付いて!」とがんばる飼い主。
 あゆちゃんが先にマスタード・・・、いや、マスター。
 けせらも、音とおやつの関連付けはちょこちょこやっているので、「おすわりでもアイコンタクトでもないんだ・・・」と考え始めました。
 そして、円盤を見たらクリッカーをカチッ、おやつ。近づいたらカチッ、おやつ。鼻を近づけたらカチッ、おやつ・・・。
 そして何度かタッチができたら、クリッカーと一緒に「タッチ」とコマンドをのせ、おやつ。
 できたらすぐに鳴らしておやつをあげて・・・。トロイ私には忙しい(笑)
 でもけせらも、段々何回もタッチをするようになりました。
 かといって、まだまだ完全に「タッチ」を覚えたわけではないだろうし、何にタッチするのか・・・、それで色々な応用もできるようになっていくんだそうです。

 こんなにたくさんのおやつを使ったのは初めて。だって、ちょっとでも近づいたら鳴らしてあげての繰り返しで、慌しくって小さくする暇が無くなっていったり、鳴らしたら確実にあげるから・・・。
 ( ̄〜 ̄;)う〜ん、難しいよぉ〜(汗)
 でも、けせらに考えさせる力を付けてくれる、魔法のアイテムですね、私が使いこなせればの話だけれど。

 のいぱぱさん、今日は教えていただいて本当にありがとうございました。<(_ _*)>ぺコリ
 ちなみにのいぱぱさん&ノイくんコンビは、先日、JKC訓練競技会の新しいタイトル、グランドトレーニングチャンピオンを達成されたそうです。
 私はそういうの、よくわからないのだけれど、サモエドでは初のエントリーだったそうです。
 すごい事ですよね、おめでとうございま〜す。


  4.22 アボア・ストップ強し

 カラスの声にもあまり吠えなくなっていたのだけれど、今日はいっぱいいて、いっぱい鳴いていて、けせらもいっぱい吠えていた。
 ん〜、お友達と電話で真面目にお話している最中に「カラスVSけせら」がはじまり、うるさいったりゃありゃしない。
 電話が終わってもまだ吠え続けているので、アボア・ストップにガスを入れて付けてみた。
 すると、「ワンワンワンワ〜ン」、プシューとスプレーが出て、けせらはびびってピタリとやめ、すねて寝てしまった。

 先日、のいぱぱさんにアボア・ストップの事を話して、「犬を見て吠えると嫌な事があり、見ても吠えなければ大丈夫で、吠える必要性のなさを教えたい」と相談したら、「でも、犬が来る=嫌な事、と結び付けさせないようにね」とアドバイスをいただいた。
 今日のは、その絶好のチャンスだったかもしれない。


  4.23 ねこちゃんゴロ〜ン♪ 秘密の場所

 昼過ぎ、図書館と買い物に行こうとしたら、私が図書館に入るちょっと前を、ねこちゃんが入っていった。
 この前の子と一緒かなぁ?私は猫と相性がよくないかも(接し方も知らないし)と思いつつ、かわいいのでしばらく見ていた。
 で、急に近づかないよう注意しながらそーっと芝生に入ったら、猫ちゃんのほうから私にスリスリしてきて、撫でてあげるとゴロ〜ンとお腹を出し、撫でさせてくれた。
 赤い首輪、この小柄な子、絶対この前の子だ。
 けせらと同じようにすりよったり、ゴロ〜ンしてなでなでさせてくれたけれど、でもけせらのようなバビューンじゃなく、おっとりとゆるやかペース。それに「ニャー」という声も小さくて、なんてかわいいの!

 急いで図書館の用と買い物を済ませ、けせらのお散歩で図書館にいってみると、もういなかった。お写真撮りたかったなぁ。
 ここの芝生は注意書きに「犬連れ禁止」とか書いていないし(注:後にペット禁止になって、けせらは入れなくなってしまいました。残念)、けせぱぱが一人で散歩の時は、よくここに来るらしい。
 風も無くってフリスビーも最適!
 だからけせら、ぐいぐい引っ張った。私が入ったのは今日がはじめて。
 いっぱい来ちゃうとわんちゃん禁止になる可能性もあるかもで、けせぱぱが「秘密の穴場」と言っていた。
 フリスビーで遊んでいると、お母さんが本を選んでいる間に待っている子供達がきた。
 最初の姉弟は、お姉ちゃんの方が色々聞いてくる。
 「何してるの?、どうしてこれやるの?」
 「この子が好きだから、これで遊んでいるの」
 けせらのジャンピング・キャッチをすごがっていて、見るのは楽しいけれど、さわるの恐いらしく、私の後ろに肩に手を乗せる感じで見ていた。
 お母さんが来ていってしまったけれど、けせらにお花をくれた。

 次の女の子(写真の)は自分で投げたがり、フリスビーがうまくいかないながらも、けせらと遊んでいました。
 お母さんが呼んでもなかなか帰ろうとせず、「また遊んでね」と言ったら「また来てね!」と言いながら仕方なくお母さんの所へ。
 約束は・・・、守れるかしら?(⌒^⌒)bうふっ


  4.24 そんな日も・・・

 きょうはしんどい、訳も無く、どうしていいかわからないけれど、精神的に・・・。
 やっぱり、自分の為に生きるというのは難しい。
 自分の為だったら、生きていないほうが楽なんだもん。
 そういう、子供時代からの考えって、なかなかとれてくれない。

 誰かの為なら動けたりするのになぁ。
 でも身内すぎるけせぱぱやけせらには心が甘えて、色々がんばってあげられない。

 ま、こんな事、昔から良くある事で、昔に比べれば、ずーっと楽なんだ。
 繰り返し繰り返し、気分はのぼったり沈んだりしながら、でも、結局私は生きている。
 もうやまないんじゃないかと思うほどの激しい雨、でもいつかは晴れる、だけどまた降る。
 それが自然の流れ、それと一緒。

 明日はとっても元気かもしれないし、元気な時の気分も、こんな日の気分も、過去になってしまえばどうでもいい事で、「そんな日もあったね」で済んでしまう。
 そう、そんな日もあって、・・・いいんだよね。


  4.25 ついに弟? けせら弱し(* ̄m ̄) ププッ

 池袋にお買い物に行き、いつも通るゲーセンをのぞくと・・・。
 ぜんまいで動くぬいぐるみを発見!「ゴン太」シリーズらしい。
 「これはけせらに・・・」とけせぱぱとチャレンジ!
 今回は駄目か、と思いつつ、何度目かでget〜!
 とりあえずおみやげとして持って帰り、ご対面。
 そしてぜんまいをまわすと、カンガルーのような動きで、前後に揺れながらぴょこぴょこ前へ向かっていく。
 と、情けな〜い事にけせら、逃げる。(* ̄m ̄) ププッ

 動きそうな相手に戦いのポーズはするものの、動いていると逃げる。吠えもした。
 で、相手がこけるとおそるおそる後ろから近づくけせらでした。
 でもこけて、けせらが触れて少しでも動くと、またビビって逃げていました。

 弱いな〜、けせら(笑)

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