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アニメ・ベルサイユのばら妄想Q&A


ジャルジェ家の別荘がノルマンディーにある理由

アニメ独自の設定です。
ジャルジェ家にはアラス以外に“休暇になったら行くところ”がありまして・・・それが『ノルマンディーの別荘』です。
この別荘、実はアニばら本放送開始の少し前(!)【ルパン三世 101話 ベルサイユに愛は燃えた】で既に登場しており、トムスエンターテイメント的には絶対的な設定であるようなのです。そして「何故ノルマンディーなのか!?」と追求すればするほど!・・・そのワケ、深いです、物凄~く深いです。
<いきなり訂正・・・101話には「別荘」という形では出てきません。海岸に石像が佇んでいるのです>

というわけで、自称アニばらミステリーハンターサクランボが勝手に調べるアニばらの謎・・・第2弾は“何故ノルマンディーに別荘があるんですか?”という事で、イッてみたいと思います。

【ルパン三世 101話 ベルサイユに愛は燃えた】、これは視聴者からの公募作品でして・・・アイデアもさることながら、まもなく放送がスタートする【ベルサイユのばら】へのハナムケとして・・・東京ムービーが作品化したものだと思われます。詳しいストーリーはここでは省きますが、これにかなり印象的な形でノルマンディーが出て来るんですね☆
この101話、公募なので最初に閃いたのは一般の方なんでしょうが・・・脚本を書いたのはプロ。ですよね・・・?というわけで、驚くべきベルばらという物語との符合点!その数々をこれから掻い摘んでお伝え致します。

       

オート・ノルマンディー(Haute-Normandie)
、州都はルーアン(Rouen)
南東部のイル・ド・フランス地方からセーヌ川が流れ込み、北西に蛇行しながら流れ、北西部の河口にセーヌ湾を形成しています。北部はイギリス海峡に面していて・・・このあたりは非常に水っけたっぷり、実にアニばら的な環境であると言えましょう。
というわけで、首都パリからセーヌ川沿いに北西に行くと・・・そこがノルマンディー。ジャルジェ家の別荘があるところです。

ノルマンディーとはその名の通り、遠く北欧の地からやって来たバイキングの末裔。長い間この地を領有していたノルマンディーさんは、さすがは海賊の末裔!なので非常に血気盛んで・・・侵略戦争の類を繰り返しては、勝ったり負けたりしておりました。それだけにとどまらず、この地は近年になっても、数多くの大変な出来事を目撃して来ております。第二次世界大戦の時にはナチスドイツに占領され、果ては連合軍が上陸するまで・・・まことに波乱万丈!!・・・そんな物凄いところにジャルジェ家の別荘はあったのです。

それはそうと、興味深いのは次の一文です。→バイユーという高い尖塔の大聖堂を持つ美しい町には、ウィリアム征服王時代の大きなタペストリーが残っている。たくさんの戦士や馬の描かれたこの壮大な織物には、よく見ると一人一人、一匹一匹の個性が描き別けられている。それはまぎれもなく勇敢な北欧の勇者の姿だ。

バイキングなのでいろいろなところからお宝を奪って来たりしてたんでしょう。この地には貴重な文化遺産が多く残されていて、それがとっても“北欧的”だったりするのです・・・なので、うぉ~~~!オスカル様の心は益々激しく掻き乱されるってもんですよ。
眼前に広がる海をみつめ・・・嗚呼フェルゼン・・・!!!

そーゆーわけなので、ノルマンディーは北欧の貴公子フェルゼン色が濃ゆく、見るもの全てが彼に繋がると言っても過言ではありません。前述のタペストリーは暫くの間行方不明であったらしく、改めて発見されたのはフランス革命後みたいですので・・・残念ながらオスカル様が眺めることはなかったと思われますが・・・、それにしてもノルマンディー!!絶妙に切ないところに別荘はあったもんです。

また、この地は“金髪と青い目”のひとが集まるところでもあります。気候的に、そーゆー外見のひとが生まれやすいのです。なので、オスカル様的風貌のひとが多くいる・・・トレビア~・・ン♪
フェルゼンは金髪&青い目の女性、オスカル様を懐かしく見つめたことでしょう・・・。そう彼女の容姿ってば、何気に北欧的なのですね・・・。

なお、ノルマンディーは地形的、気候的にぶどうが収穫しにくいという事で・・・代わりにりんごが名産となります。りんごから作られたシードルやそれを蒸留したカルバドスはノルマンディーの特産品として有名。(カルバドスはコーヒーに入れたり、りんごの入ったアイスクリームにかけて戴いても美味しいそうです)
カルバドス・・・日本ではなかなか聞き慣れないお酒ですが、オスカル様やアンドレはワインと同様、こちらも愛飲されていたに違いない。うっうっうっ・・・・・・
ついでに食文化についてです。地形的に牧畜が盛んなノルマンディーでは酪農製品や農産品は豊富で新鮮。カマンベールを初めとして、さまざまなチーズや果物を楽しめます。また、魚介類が素晴らしく美味しいところでもあるそうで、アンドレはここでも「食った食った。美味かったなぁ~♪」だったことでしょう。
『ノルマンディーは北大西洋に面しており、モン・サン=ミシェル付近では潮風に吹かれた牧草で育てた子羊の肉が名物とされる。シードルの産地でもあり、リンゴを用いた味付けも多い。バターや生クリームの使用量も多い』との記述もありました。

モン・サン=ミシェル!?・・・そうか、この地にあるんですね~・・・・・
オスカル様、行かれたことあるんでしょうね・・・もちろん。そう思うと、モン・サン=ミシェルも途端にアニばら的な・・・何か“特別”なもののように思えます。(ちなみに、モン・サン=ミシェルは『ルパン三世 カリオストロの城』のモデルです)


この調子で、フランス総萌えを目指しまーーーす。


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