2003年04月14日(月) 「指輪物語」追補編!


その本の存在に気づいたのは、「ロード〜」を3度目(すみません、3度も見ちゃったんです)に見た、その帰り・・・
ふと立ち寄った本屋さんの店頭の「ロード〜」のコーナー(と言うのがあったのです)

「指輪物語」の単行本がきれいに並んでいる。私の持っているのは文庫本だったから、なるほど、さすがに単行本は立派に見えるなあ、と思いつつ順を追って行く。
「旅の仲間たち」「二つの塔」「王の帰還」・・・ふむふむ同じだ(当たり前!)、と眺めて行くと、あれっ、変だな。「追補編」と言うのがある。
え? 追補編? 何それ? もしかしたら最後の「王の帰還」をさらに細かく分けたのかしら? でも、よく見ると「王の帰還」がその分薄くなっているような様子もない。不思議だ・・・
残念ながら、本はしっかりビニールの袋に収まっていて、中は見られない。ちゃんと確認しないで買って「しまった、これはすでに持っていた(^^;」と言うのは、私の得意技ではあるけれど(笑)
その時は、またその轍を踏むのを怖れて、買わずに帰ってきた。
でも、気になる、あれは何だったのだろう?

さっそ、ネットの本屋さんで検索してみると・・・なんと、指輪物語以前のこととか、登場人物たちのその後とか、アラゴルンとアルウェンの出会いまで載っていると言う。これは買わなきゃ嘘だ!(笑)と、慌ててその場で注文してしまった(^^;
そして、即日「追補編」が手元に・・・

開いてびっくり! む、難しいではないか・・・
小説の続きを読むようなつもりで買ったけれど、これはまるで歴史書のような感じ。要するに「指輪物語」を読むための基礎知識、いや、それ以上だわね(^^;
まずは、舞台となった土地や種族の祖先にさかのぼって、詳しく説明がある(少々混乱してしまう)。
トールキンは指輪物語の他にも、それ以前の時代のことを書いているとは知っていたけど、読んでいないし。
似たような名前や土地名などが続々出てきてしまい、これはじっくり頭に入れながら読まないと(^^;
気軽に読もうと思っていた私が甘かった(笑)

それにしても・・・これが架空の世界のことだろうか? こんなにも詳しく、複雑にからみあったそれぞれの祖先たちの歴史。
本当に遠い昔、こんな国があり、こういう祖先たちがいた、と言われても納得してしまう。とにかくすごい!
おまけに、エルフ語などの説明、表記まで載っている(^^; 映画でも俳優さんたちがエルフ語を流暢に話すシーンが多く、本当に使われている言葉?と、思わず錯覚してしまう。すでに、実際のひとつの文化として確立しているような気すら・・・

でもまあ、とにかくアラゴルンとアルウェンの出会いはわかったし、旅の仲間たちのその後の消息も知ることができた。
それだけでも大満足な私(笑)
難しいところは、順にゆっくりと勉強して行くことにしようと思う。


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