カスタマイズとして、インターネットオプションの設定変更を行います。
設定項目が多いので、「全般」「セキュリティ」「プライバシー」について説明します。
表1は、インターネットオプション変更画面の出し方です。
方法1 | Internet Explorerの「ツール」をクリック →「インターネットオプション」をクリック |
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方法2 | 「スタート」をクリック →「コントロールパネル」をクリック →「インターネットオプション」をダブルクリック |
インターネット一時ファイルの容量を制限する。
Internet Explorerのキャッシュの容量を制限する。
人によって最適な要領は違ってきますが、ディスクスペースの小さなノートPC等を利用している人は容量を制限すると良いでしょう。
表2は、キャッシュ容量の制限です。
キャッシュ | 「全般」のタブをクリック →閲覧の設定の「設定」をクリック →「使用するディスク領域」を変更する。 →「OK」を2回クリック |
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ページを履歴に保存する日数を小さくする。
履歴はできるだけ小さくしたほうが、マルウェアに対する危険性を小さくします。
場合によっては、日数を0にするというのもありです。ただし毎日巡回しているサイトの既読確認したい場合は、3日程度もありでしょう。
表3は、履歴の日数の変更です。
履歴の日数 | 「全般」のタブをクリック →履歴の「ページを履歴に保存する日数」を変更する。 →「OK」をクリック |
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Internet Explorerのセキュリティを高めます。
ブラウザのセキュリティは非常に重要です。
単なるネットサーフィンでも、訪問するサイトによってウィルス・マルウェア・ブラクラ等の危険が存在します。
基本的には、ブラウザとしての機能を制限しておいたほうが安全です。しかしながらよく利用するサイトの中にはActiveXを必要とするサイトがある場合にはセキュリティと利便性のバランスを考えなければならなくなります。
表4は、サイト毎にセキュリティ対応を変更する方法です。
方法1 | 【通常サイト】 Internet Explorerを利用する。 ・「インターネット」のレベルは「高」にする。 【信頼できるサイト】 Internet Explorerを利用する。 ・「信頼済みサイト」に登録する。 ・「インターネット」のレベルは「中」にする。 |
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方法2 | 【通常サイト】 Internet Explorerを利用する。 ・「インターネット」のレベルは「高」にする。 【信頼できるサイト】 他のブラウザ(Mozilla Firefox)を利用する。 |
表4のやり方をすることにより、通常はセキュリティが高い状態で閲覧を行い、ActiveX等を利用しなければならない場合(もちろん信頼できるサイトであることが前提となります)は、通常セキュリティでの対応を行います。
表4の方法1は、ブラウザは1種類ですみますが、セキュリティ解除したいサイトが出てくる都度「信頼済みサイト」に登録するという手間がかかります。
表4の方法2は、日々の手間はたいしたことはないですが、ブラウザのインストールが必要となってきます。
表5は、Internet Explorerでのセキュリティのレベル設定についての考え方です。
インターネット | 「高」(※1)に設定 |
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イントラネット | 「高」に設定 デフォルトは「中低」ですが、セキュリティホールをつぶしておきます。 |
信頼済みサイト | (表4の方法1の場合) ・「中」(※2)に設定 ・場合により「中低」(※2)に設定 (表4の方法2の場合) ・「高」に設定 |
制限付きサイト | 「高」に設定 |
表6は、Internet Explorerでのセキュリティのレベル設定の変更方法です。
表6レベルの変更 | 「セキュリティ」のタブをクリック →ゾーンを選択する。 ・「インターネット」「ローカルイントラネット」「信頼済みサイト」「制限付きサイト」 →「規定のレベル」をクリック ・場合によってはすでにクリック済み →左側のつまみを「高」「中高」「中」「中低」に変更する。 →「OK」を2回クリック |
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変更後の修正 表5の※1の場合 |
「セキュリティ」のタブをクリック →ゾーンを選択する。 ・「インターネット」「ローカルイントラネット」「信頼済みサイト」「制限付きサイト」 →「レベルのカスタマイズ」をクリック ・ダウンロードの「ファイルのダウンロード」を「有効にする」に変更する。 →「OK」を2回クリック |
変更後の修正 表5の※2の場合 |
「セキュリティ」のタブをクリック →ゾーンを選択する。 ・「インターネット」「ローカルイントラネット」「信頼済みサイト」「制限付きサイト」 →「レベルのカスタマイズ」をクリック ・その他の「拡張子ではなく、内容によってファイルを開くこと」を「無効にする」に変更する。 →「OK」を2回クリック |
初めに、「インターネット」「イントラネット」「信頼済みサイト」「制限付きサイト」の一つずつ、表6の「レベルの変更」を実行します。
次に、「インターネット」「信頼済みサイト」の2つのみ、表6の「変更後の修正」を実施します。
特に、「拡張子ではなく、内容によってファイルを開くこと」は様々なセキュリティの脆弱要素を含んでいるので「無効にする」に変更してください。
信頼できるサイトに登録すべきURLを記載します。
しておかないと、Windows Update等いろいろと問題を起こします。
表7は、信頼できるサイト登録です。
信頼できるサイト登録 |
「セキュリティ」タブをクリック →ゾーンで「信頼済みサイト」を選択する。 →「サイト」をクリック →「このゾーンのサイトにはすべてのサーバーの確認(https:)を必要とする」のチェックを外す。 →@「次のWebサイトをゾーンに追加する」のテキストタブにURL(表8等)を記入する。 →A「追加」をクリック →必要となるURL全てを追加するまで@Aを繰り返す。 →「OK」を2回クリック |
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記入URL | 説明 |
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http://*.microsoft.com https://*.microsoft.com http://*.Windowsupdate.com |
マイクロソフト。Windows Update等 |
http://*.symantec.com http://*.mcafee.com http://*.trendmicro.co.jp http://*.ca.com 上記は一例 |
セキュリティソフトの会社 各自の利用しているソフト 各自の利用しているオンラインスキャン |
http://*.adobe.com http://*.macromedia.com |
Flashプレイヤー、Slockwaveプレイヤー |
表8の他にも、信頼できるサイトは表7の方法にて登録してください。
Cookieに対するセキュリティ設定を強化します。
基本的には「セキュリティ」のタブと同様の考え方になります。
表9は、サイト毎にプライバシー対応を変更する方法です。
方法1 | 【通常サイト】 Internet Explorerを利用する。 ・プライバシー設定は「高」にする。 【信頼できるサイト】 Internet Explorerを利用する。 ・「サイト」で「許可」登録する。 |
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方法2 | 【通常サイト】 Internet Explorerを利用する。 ・プライバシー設定は「高」にする。 【信頼できるサイト】 他のブラウザ(Mozilla Firefox)を利用する。 |
表10は、Internet Explorerでのプライバシー設定の変更方法です。
表10プライバシー 設定の変更 |
「プライバシー」のタブをクリック →左側のつまみを「高」に変更する。 →「詳細設定」をクリック →「自動Cookie処理を上書きする」のチェックを外す(※1) →「OK」をクリック →「ポップアップブロックを有効にする」にチェックを入れる。 →「InPrivateフィルターで使用するデータを収集しない」のチェックを外す。 →「InPrivateブラウズを開始したら、ツールバーと拡張機能を無効にする」にチェックを入れる。 →「OK」をクリック |
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変更後の修正 信頼できる サイトの登録 |
「プライバシー」のタブをクリック →「サイト」をクリック →「Webサイトのアドレス」にURLを記入する。 →「許可」をクリック →「OK」を2回クリック |
本当は、「高」のさらに上の「すべてのCookieをブロック」としたいのですが、その場合あまりに多くのサイトが利用できなくなるので「高」とします。