Windows Update(Microsoft Update)に先立ち、ウィルス対策を行います。
ネット接続で、ウィルス対策ソフトがインストールされていない場合は危険すぎる状況です。そのような状況では怖くてネットを使えません。
また、ウィルス対策ソフトがインストールされていても、ウィルス定義ファイルが更新されていなくても同様です。
そのような状況でPCを利用するのはやめましょう。
ましてや、オンラインバンキングを初めとするパスワードでログインして利用するようなWebサービス利用は危険すぎます。
いくら消費者保護が厚くなってきているからといっても、重大な過失となる可能性が0ではないです。
表1は、ウィルス対策ソフトの状況についてです。
危険性 | 備考 | ||
---|---|---|---|
市販ウィルス 対策ソフト |
ライセンス 期間内 |
小 | ・定義ファイルの自動更新の確認をしましょう。更新していないのであれば、ライセンス期間外と同じです。 |
ライセンス 期間外 |
大 | ・危険な状況です。ライセンスを購入するか、アンインストールしてフリーのウィルス対策ソフトを導入しましょう。 | |
フリーウィルス 対策ソフト |
フリーライセンス 期間内 |
小 | ・定義ファイルの自動更新の確認をしましょう。更新していないのであれば、フリーライセンス期間外と同じです。 |
フリーライセンス 期間外 |
大 | ・危険な状況です。フリーライセンスの再延長の手続きをしましょう。 | |
ウィルス対策ソフト未導入 | 極大 | ・本ページの閲覧を中止して、ウィルス対策ソフトをインストールすることを勧めます。 |
表1を見ても分かるとおり、危険性0のものは存在しません。セキュリティに絶対というのはないことを認識しておきましょう。
ただし、危険性をできるだけ小さくしていくことは重要です。
「ウィルス対策ソフト未導入」の状態は、例えるなら「旅行に出かける際に、玄関・窓全てのカギをしないで、「旅行中です」との貼紙をしている」ようなものです。
前述の表1でウィルス対策ソフトの導入が必要な場合の説明をします。
ここでは、ウィルス対策ソフトとして、自分でも使っているフリーの「AVG Anti-Virus Free Edition」を紹介しておきます。
フリーソフトではありますが、常駐監視機能も含め市販のソフトに引けを取らない機能はあります。
AVG Anti-Virus Free Editionのダウンロードについては、第7章:番外コラム(PC環境整備)→「PC環境整備Vista(その他事前準備)」を参照ください。
表2は、AVG Anti-Virus Free Editionのインストールについてです。
インストール | 保存先の「avg_free_stf_as….exe」をダブルクリック (上記実行ファイル名はバージョンによって変わる(…の部分)) →ユーザアカウント制御が出たら「続行」をクリック →「次へ」をクリック →「同意する」をクリック →「同意する」をクリック →「次へ」をクリック ・他のセキュリティソフトが入っていた場合はアンインストールしておく →「標準インストール」をクリック ・カスタマイズしたい場合は、「カスタムインストール」を選択する →「次へ」をクリック →AVGセキュリティツールバーのチェックをはずして、「次へ」をクリック →「続行」をクリック →「OK」をクリック |
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初期スキャン | (初期スキャンを引き続き行なう場合) →「次へ」をクリック →「次へ」をクリック ・スキャン頻度を変更したい場合は、変更してください。 →「次へ」をクリック →「次へ」をクリック →「次へ」をクリック →「次へ」をクリック →「終了」をクリック (セキュリティセンター) セキュリティセンターを起動 →「今すぐ有効にする」をクリック →「はい、このプログラムを信頼し、実行する準備ができています。」をクリック →ユーザアカウント制御が出たら「続行」をクリック →セキュリティの警告が出た場合、「実行」をクリック →「次へ」をクリック →「次へ」をクリック →「同意する」にチェックして、「次へ」をクリック →インストール場所に問題なければ、「次へ」をクリック →「次へ」をクリック →「次へ」をクリック ・インストール開始 →「はい」をクリック →「次へ」をクリック →「すべてのアカウントを自動保護にする」を選択して、「次へ」をクリック →「完了」をクリック →他のソフトを終了させ、「終了」をクリック (再起動となり、ハードディスクのウィルス検査が実行させるので気長に待つ) (再起動後、登録(無料)を促すメッセージが出てくる) →メッセージは「OK」を2回クリック |
導入後ですが、設定内容の確認・実際の利用・常駐監視での検出についてもそれぞれ対応する必要があります。
入れたからOKではなく、機能を使ってこそ意味があるのです。
ウィルス対策ソフトを利用すると、PCの挙動が重くなりますがインターネットに常時接続している場合は常時監視機能はONにするのが望ましいです。
また、常時監視をONにしていた場合でも、定期的に全HDDを対象としてウィルスチェックするべきです。
日々実施が難しい場合でも月末実施など1ヶ月に1度はウィルスチェックを行ないましょう。