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PC環境整備

スタンドアロンでPCを利用していた時代に比べ、PCのセキュリティへの配慮が必要になってきています。
ウィルス・マルウェア等の被害が世間をにぎわしています。

私の実家の両親も@RURU翁同様(失礼)、コンピュータやネットワークを使うのがやっとで利用環境の改善やセキュリティへの対応が甘い状況です。

直接「ぷよぷよ」に関係ないかもしれませんがPC環境整備について記載していきます。
PC環境整備のポリシーは下記のとおりです。

上記のために、WindowsVistaのカスタマイズを行い、必要なソフト(セキュリティ・機能制限)利用します。
現時点(2009年6月)でXPとVistaでほとんどのユーザがカバーできるはずです。

また、WindowsVistaを利用する上で管理するときに便利な技等についても記載したいと思います。

なお、一部に「regedit」等を利用します。
レジストリを触るのは危険性なしとはいえません。私は多くのPCを触ってきましたが一度もトラブルに遭遇したことはありません。
しかしながら、絶対とはいえないのでオウンリスク(自己責任)にて実施願います。


説明対象ソフトウェア

PC環境整備は、OS(WindowsVista)のカスタマイズのみでなくソフト(プラグインを含む)を利用します。
利用するソフトそしては、フリーウェア利用を基本とします。
もちろん、市販ソフトを購入済みの方や市販ソフト利用を希望される方もいると思いますので、その場合は適宜読み替えていただければと思います。

上記のフリーソフトにあわせて多くの家庭で利用されている一般ソフト(MS Office)に関しても設定上の注意点を説明します。

表1は、利用・設定変更するソフト(プラグイン等も含む)です。

表1
Microsoft Update 通常のWindows Updateに加えて、Microsoft製品のアップデートのあわせて実行される。
AVG Anti-Virus Free Edition パソコン内に組み込まれたスパイウェアやアドウェアを検地し駆除する。
Lhaplus 様々な圧縮形式に対応したDLL不要の圧縮・解凍ソフト。
フリーソフトのダウンロード後の解凍に利用。
Internet Explorer Microsoft社のブラウザ。
Mozilla Firefox Mozilla Foundation開発のブラウザ。
Microsoft
Outlook Express
Microsoft社のメーラー。
Mozilla Thunderbird Mozilla Foundation開発のメーラー。
Adobe Reader PDFファイルビューアー。
Adobe Flash Player Flashを利用するためのプラグイン。
Adobe Shockwave
Player
Shockwaveを利用するためのプラグイン。
Windows Media Player Microsoft社のメディアプレーヤー。
RealPlayer RealNetworks社のメディアプレーヤー。
QuickTime Apple社のメディアプレーヤー。
いじくるつくーる Windowsの高速化カスタマイズを行う。
Microsoft Word Microsoft社のワープロソフト。
Microsoft Excel Microsoft社の表計算ソフト。

表1以外にも、様々なソフトがインストールされているので安全化・軽量化したほうが良いことがありますが、多岐にわたり全てをする記載することは一個人では無理(特にメーラー)です。
ただし、勘どころみたいなものはそれぞれの説明ページの中で説明していくので他のソフトでも応用可能だと思います。


セキュリティに対する考え方

個別の設定は、それぞれのページで説明しますが、基本的なセキュリティに関する考え方について書いておきます。

【大原則】
・怪しい実行ファイル(※1)は開かない。
・怪しいURLにはアクセスしない。
・自分だけは大丈夫との過信をしない。

※1:exeだけが危険ではなく、pif・com・vbs・bat・cmd・scr等もexe同様に実行ファイルとして機能します。また、doc・xls・ppt等もマクロの危険性を内在しています。

【考え方1:アップデート】
・Windows Update(Microsoft Update)は自動更新を行う。モバイル等で困難な場合でも最低1ヶ月に1回は実行する。
・ウィルス対策ソフトのウィルス定義ファイルの自動更新をONにする。

【考え方2:ブラウザ対策】
・ActiveXやJavaScript等は極力利用しないようにする。
・偽装ファイル実行を阻止する。

【考え方3:感染が疑われる時】
・危機意識を持ってアクションを取る。大丈夫だろうという考えは捨てる。
・ネットワークから隔離する。
・ウィルス対策ソフト、マルウェア対策ソフトで確認対処(※2)する。

※2:しかしながら、rootkit等対策ソフトでの検出も困難なケースもあるので、OSを含め全て再インストールという考えをするほうが良いかもしれません。

【考え方4:ソフトの利用】
・フリーソフトをむやみにインストールしない。マルウェア、未知のセキュリティホール等のリスクがあると認識しておく。
・セキュリティホールに関する情報を見かけたら、すぐに最新版にアップデートを行う。
・セキュリティホールの影響の大きそうなソフトは自動更新もしくは更新通知をONとする。そのような機能のないソフトは、半年に一度は最新版へのアップデートを行う。


PC環境整備各ページの考え

このページを含む「PC環境整備Vista」の各ページに記載したカスタマイズの内容は、一応「実績あり」のものです。
ただし、WindowsXPに比べてWindowsVistaのカスタマイズ経験が10台を越えていないので、極限までのカスタマイズまでは記載できていないかもしれません。
XP同様に30台を越えるぐらい親戚・知人のコンピュータカスタマイズを手がけたら見極めれると思います。
そのためXPでの説明ページと比べて、カスタマイズに甘さが残っているかもしれません。


補足解説

その1「ID・パスワード(WinVista)」



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